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内孫であり外孫でもある私が2人の祖母に気をつけているたったひとつのこと
「内孫」「外孫」、この言葉、聞いたことありますでしょうか。
簡単にかみ砕いて説明しますね。
内孫。
祖父母から見て、跡取りとなる子どもから誕生した孫。
しばしば、祖父母と同じ苗字が多い。同居もあり得る。
外孫。
祖父母から見て、嫁いでいった子ども(嫁入り・婿入り)から誕生した孫。
しばしば、祖父母と異なる苗字が多い。別居が基本。
家父長制で取り沙汰されがちな用語で、
核家族が主流となっている現代では、あまり意識しないというか、区別がなくなってきた気がします。
でも一応ことわざになっているので、それも書いておきますね。
「内孫より外孫」。
祖父母にとって、内孫より外孫の方が可愛く見えたり、可愛がったりする傾向がある、ということを表している。
時代にはそぐわないことわざになっているかも。ですね。
今回はあえてこの「内孫」「外孫」の言葉を使って書きたいことがあります。
それは、上記の目線はあくまでも「祖父母にとって」の記述ですが、
孫目線にしたら…?私、孫として思うことがいろいろあります。
今回は、そんなお話です。
まずはプロファイル。
私は、父と母から生まれていますから、その父と母にも両親がいて生まれていますから、
つまり祖父母(おじいちゃんおばあちゃん)が2人ずついることになります。
おじいちゃんは2人とも既に他界しており、おばあちゃんは2人とも健在です。
なので、ここからは祖母(おばあちゃん)に特化して記述していきます。
私は、1人の祖母と生まれたときから同居しています。こっちの祖母を「ばあちゃん」と呼ぶことにしましょう。
「ばあちゃん」目線で言い換えれば、私は「内孫」です。
もう1人の祖母も近くで暮らしています。こっちの祖母を「ばあば」と呼ぶことにしましょう。
「ばあば」目線で言い換えれば、私は「外孫」です。
よくゴールデンウィークとかお盆とか、「帰省」って言いますが、たななこんぶ家にとって帰省はしょっちゅうなので、その概念はありません。
つまり、「ばあちゃん」も「ばあば」も、同等の距離感であり、どちらをひいきにしているわけでもありません。
「ばあちゃん」も「ばあば」も同じくらい大事にしています。
もっといえば、私は「ばあちゃんっ子」であり、「ばあばっ子」でもあります。
だけど、です。
孫なりの苦労
私が小学生くらいだった、と思います。
敬老の日のプレゼントをめぐって。
「ばあちゃん」にも「ばあば」にもプレゼントを選びました。
「ばあちゃん」は地味なのが好みだとすれば、「ばあば」は渋いのが好みだと思って、折りたたみ傘の柄を決めたときです。
親が、何気なく、「ばあちゃんの方が可愛すぎない?」と言いました。
なんとなく、今でも覚えているくらい、しこりのある発言だなぁと思います。
可愛すぎ=ひいきしている
そんなふうに私には感じ取れます。
「内孫」「外孫」目線の苦労話はよくあるかもしれませんが、「ばあちゃん」「ばあば」目線でも苦労はありますよ?とお伝えします。
私が成人した分、歳をとっている
そんな私も成人しました。
ということは、祖母も歳をとっているわけです。れっきとした後期高齢者です。
「ばあちゃん」も「ばあば」も、それぞれ弱ったなぁとつくづく感じます。2人とも裁縫は得意ですが、自主的に取り組もうとはしなくなりました。
何より厄介なのが、自由気ままに発言する度合いが大きくなったことです。
脳の思考回路が繋がりにくい、というべきか、突然繋がって発言し出す、というべきか、非常に表現は悩みますが、時として人を無意識で傷つける発言になるときがあるのです。
傷つけられるのは、もちろん私を含みます。
そうなると、一時的に「ばあちゃんなんて嫌い!」、逆に「ああもう、ばあば鬱陶しい!」と思うことが増えました。
ひどいときは「ばあちゃんならこんなことしないのになー」、逆に「ばあばだったら気にもとめないでさらりと済むのになー」と比較し出すことが出てきました。
歳をとったから気をつけていること
そんな2人の祖母の、特に発言面でイライラすることが増えましたが、イライラしたときこそ意識するようにしていることがあります。
それは、
転んだら、終わり。
2人とも経緯こそ違うものの、足腰がおぼつかなくなりました。
これは近くで見ていてさすがにショックを覚えます。
人って、こうやって歳をとっていくんだなぁ、って。
だから、祖母の杖代わりになる(手を繋いだり、手を引いたりする)ことだけは、どんなにイライラしていても、サボらずにいようと決めています。
「ばあちゃん」だったら、「あんた、ちょっと!(こっちへ来て)」と言われようと。(内心、また?を隠す)
「ばあば」だったら、「ごめんね〜悪いね〜」をひたすら繰り返し(くどく)言われようようと。(内心、わかったって!を隠す)
口こそめんどくさいことがありますが、体の面ではフォローが必要になりました。
「内孫」なだけあって「ばあちゃん」のフォロー回数は多いものの、「ばあば」へのフォロー時は質が高くなっている!?と区別していないか不安になることがあります。
今日はそんな不安に駆られましたので、まとめてみました。
おじいちゃんおばあちゃん、あるいはお孫さん、世代が違うからこそ思うことも違うかと思います。
でも、孫から言わせてもらうと、健康寿命、伸ばしてね〜(切実)ということ。
核家族が多い中、珍しい例ではあるかと思いますが、よろしければ電話なりLINEなり、交流するきっかけになれば幸いです。