子供はボタンが増えるコントローラーを持っている
パジャマに着替えましょう。
食事は残さずに食べましょう
この時間になったらお昼寝をしましょう。
大人からの指示に対して、「は〜い」と返事をし、実行する子供。
そんな子供、いませんよね?
でも、どこかでそれを期待していませんか?
少なくても、私はそうでした。
「しまじろう」みたいに、素直な子供ばかりなんだと思っていた。
急いでいる朝は指示通り動いてくれないと間に合わない。
何回も同じことを言っているのに、やってくれない。
気持ちは十分わかります。イライラしますし、腹も立つ。
大きい声も出してしまいます。
ですが、
子供は親のラジコンではない
コントローラーという名の言葉の指示だけでは右や左に動かない。
たまに動いてくれたらラッキーでしょう。
じゃあコントロールできないのか?
違います。
子供自身がコントローラーを持っています。
でもそのことに、
子供自身がまだ気づいていないし、うまく使えない。
子供のコントローラーをいいから貸しなさい!と奪い、操作しようとしているのが指示を聞いてくれない状態です。
そこでどしたらよいかを考えられるのが親です。
どんな場面になったらどう自分をコントロールすればいいかを知っているのが親。だから教えてあげる。
でも、
あくまでも子供が自分自身でできるようにならないといけない。
親が子供のすぐ横で、
「ほら、今は右だよ!」
「違うよ、左だよ!」
って口を挟んできたら楽しくないですよね。
では、いつ助け舟が来たら子供は嬉しいか?
・初めてやること
・どうしても自分の力では解決できないもの
・危険性をはらんでいるもの
これくらいではないでしょうか?
子供が大きくなってきたら、初めてやることも任せてあげたい。
なぜなら、どちらに進んでいいかを選択する場面は、実際のゲームでもありますよね。
そういう時に口出しをしてはつまらない。
楽しみを奪うし、失敗の先回りをしてしまうから。
子供が持っているコントローラーは、これからたくさんのボタンが増えていきます。今までもたくさん増えてきました。
・泣くボタン
・立ち上がるボタン
・歩くボタン
・手づかみボタン
どんどんボタンが増えてきたし、これからも増えていくでしょう。
親ができることは、1つだけ。
ヘルプボタンを作ってあげること。
それ以外のボタンは自分で作っていくはずです。
コントローラーを奪わずに、見守ってあげようと思います。
とはいえ、早くパジャマに着替えてほしい。いつまで裸でいるの?
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ぜひ、合わせて読んでください〜
●子供、特に女の子への叱り方を募集しています。なんせ初めての娘なので、私にもヘルプボタンをください。
●子供に素朴な疑問を聞かれたときに、どうしたらよいかを考えてみました。
●親になってから初めて知ることが多すぎた経験から、子育てを学ぶ機会を学生のうちから作りたいと考えています。