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仕事で使える初心者Webライティング 📙
noteを読んでいると、と〜っても 為になるのに、伸びないnoteがある。
我思う。
たくさんの人に読んでもらうことが全てじゃないが、
できるだけたくさんの人に読んでもらって欲しいと。
今回は、Webライター未経験の方向けに伸びやすい文章のお作法を解説し、有益な情報共有系記事がもっとたくさんの人の目に触れるようになる手伝いができれば嬉しい。
自己紹介
こんにちは。ディップ株式会社というところで、アプリ企画などをしている田中です。
金融Webメディア会社
企業サイトの制作会社
求人Webメディア会社
などで4年働いた経験があり、これまでに何百本もの記事を書いてきました。
現在はUI/UXなど商品開発分野に注力していますが、SEO・Web広告・ネット記事執筆のオタクでもあるため、Webライティングについても結構こだわりがあります。
基本的にnoteではプロダクト開発の手法の話をしているので、今回のnoteは番外編です。
※はじめに 注意
ネットに記事という体裁で載せる際に、ネット記事のようなWebに最適化された文章を書く方法となるため、このnoteで取り上げる内容が好みの文体にならない可能性もあります。
また、Webライティング界隈には流派がいくつかあり、一例をご紹介する形となりますのでご承知おきください。
![](https://assets.st-note.com/img/1680702510243-B2Max0h6e9.jpg?width=1200)
改行(段落変え)しよう
noteでは改行すると、行間に隙間がある独立した段落になります。
この行の上下にある、ちょうど1行入りそうなスペースが行間。太字の範囲が段落です。
基本的に、「。」が使われる度に段落を変えるようにして、行間を十分に離して書いてください。
3列ルール
1段落は3列まで。できれば、短く簡潔にしましょう。
例えば、このような段落があったとして、たくさんの文字が何列にもわたって詰め込まれていることが見てわかると思いますが、読みやすいと思う人はなかなかいないと思っていまして、なぜなら文章が長くなると意味を理解するのにも一苦労ですし、スマホで読んでいると画面の上から下まで文字で埋まり、読む気が失せるはずだからです。
一般的に「一文一義」と言われるように、文章は短く意味がまとまっている方が読みやすいとされています。
1文が長くなれば意味がいくつも含まれてしまい理解に苦労させたり、より大切な情報がどこなのか伝わらず読み手に負担をかけたりするのです。
4段落ルール
同じ構造のテキストが連続する場合、4段落以下に抑えましょう。
同じような構造の文章は、メリハリがなく飽きられてしまいます。
段落の中で、2列以上になる長さのテキストは1段落と数えてください。
4段落ルールの見出し内で言えば、ここまでで4段落になります。
段落の数が多いと、このnoteで見ていても文章の形が不細工に感じられるのではないでしょうか。
6行目ともなると、普段から読むようなネット記事では感じない素人っぽさを感じられると思います。
4段落ルールに対応するには
文章が長くなってメリハリがなくなってしまう際には、
画像を挿入する
引用ブロックを使用する
リンクカードを表示する
箇条書きを使ってみる
といった対応が効果的です。
ただの段落テキストは記事内でイチバン目立たない要素なので、文中のどこが大切かわかりにくくなります。
実のある情報が詰まっていそうな形に情報が整理されていると読み飛ばされずに済むので、見出しや画像やリストなどの見せ方が大切になるんですね。
画像を挿入しよう
視覚的な変化をつけましょう。
文字ばかりだと最後まで読まずに離脱する方がとても多くなります。
4行ルールで画像を挿入すると良いと書いたように、同じ構造のテキストばかりを連続させすぎないため、画像を挿入するのが効果的です。
![](https://assets.st-note.com/img/1680535324929-8oHtGNoXjn.jpg?width=1200)
見出しのすぐ下に画像を入れるのもWebの記事ではよくあるテクニックで、読者が最後まで読む率が改善されます。
画像は関連性のありそうなものなら効果があるので、フリー画像を挿入したり、Canvaで簡易的に作成するのがおすすめです。
適度に句読点を使おう
句読点は、入れすぎない・入れなさすぎない のが大切です。
ただし、句読点の使い方はWebライティング界隈でも流派があり、人によって使い方がかなり異なる部分ではあります。
僕は句読点が比較的少ない文章を読みやすいと感じる流派のようで、「テンが少ないね」と指摘されることも。
あまり胸を張ってご紹介できませんが、僕の「、」の打ち方を紹介させて頂きます。
「、」の打ち方
口で文章を読み上げたとき、意図的に一拍置く部分に打つ
ひらがな単語 / 漢字単語が連続して識別しにくいとき、分割するため打つ
一文二義の文章では、意味を区切るために打つ
「、」が少なめの文章は、短時間で情報収集をしたい、活字に慣れたユーザー向きと考えています。
万人に向けた文章を書く場合には、もう少し句読点を増やしてもいいかと。
形容詞は短いものを主語にかける
日本語は語順に関して、非常に柔軟な言語です。
❌ 仲のいい、誕生日パーティに来てくれた友達
⭕️ 誕生日パーティに来てくれた、仲のいい友達
上記の文章の読みやすさに違いを感じたでしょうか?
なぜか読みにくいと感じる文章は、
修飾関係が複雑であるためかもしれません。
修飾関係を簡潔に見せるテクニックとして、短い形容詞を主語の直前に置くという対処ができます。
読んでみて意味の理解が簡単であれば気にしなくて大丈夫ですよ。
見出しに沿った構成を!
見出しの使い方はWebの記事でしか見られない特有のルールだと思います。
「見出し直後 〜 次の見出し直前」までの内容は、見出しの内容について説明している文章を書くのが、ネット記事の一般的な書き方なんですね。
これは検索エンジン最適化(SEO)によってあらゆるWebコンテンツで徹底されるようになったのですが、実際、読みやすく見慣れた文章を書けるお作法となっています。
見出しを読んだらどこにどの情報があるのか、しっかり整理された文章がTHE BESTです。
語尾は意図的にずらす
文章の最後に、同じ語尾が連続しないようにしましょう。
情報伝達というより、読み手からの印象の問題なのですが、
同じ語尾が連続すると「テンポが悪い」「書き手を信用できない」といった印象を与えます。
例えば、語尾表現が「です。」一辺倒だと小学生の文章のような印象になりますよね。
「ます」「でしょう」「のだ」など豊富な語尾があるので、自然にテンポよく読める文章を作っていきましょう。
PREP法を原型にする
文章の書き方の話では、最もよく言及される話題が「PREP法(プレップ法)」だと思っています。
PREP法における「PREP」とは以下の
P=Point(結論)
R=Reason(理由)
E=Example(事例、具体例)
P=Point(結論を繰り返す)
の頭文字を取っている。最初に結論を伝え、次にその理由を説明、事例で理由を補強し、最後に結論を再度提示するストーリーを展開する。
わかりやすい文章はPREP法で使えば簡単に書けますので、一旦は使い倒してみると良いです。
PREP法の基本構成
勘が良い方はお気づきかもしれませんが、記事における4段落ルールは、PREP法に対応するための4なんです。
0. 見出しを設定して小テーマを決める
1. 結論を書く
2. 理由を書く
3. 事例を書く
4. 結論を繰り返す
テーマは小さく区切って設定するため、1~4までが短くまとめる文章になり、理解しやすい構造が完成します。
そうした上であえて言うと、毎回PREP法で書いていると文章が堅くなり、そこはかとなくダサさを感じる文章になってしまうんですね。
PREP法の崩し方
1️⃣ 普通の文章をPREP法セクションの前後に入れておく
感想など感情を想起させる文章
興味を惹くためのリード文
2️⃣ 最初の結論は省略可能
見出しが結論になるので、最初の結論を省略してもPREP法になる
3️⃣ 簡単な内容であれば、例や理由を省略していい
理由があれば理解できる話に、蛇足的に例を書くと邪魔な情報になる
無駄が多いと欲しい情報まで辿り着けず、途中で離脱する人が増える
4️⃣ PREP法を使わなくていいタイミングもたくさんある
PREP法は「相手を論理的に説得するためのフレームワーク」なので、説得する必要のない話なら無理に使わない
例えば、自己紹介で「私の好物」を書くとき、「バナナです。甘いからです。甘味は人類が本能的に好みます。バナナは美味しいのです。」と説明しても、読み手はポカーン😮
説得されるまでもなく相手から理解が得られるなら、PREP法は不要
伝えたい言葉は文頭に。
文字を読むとき、読み手の目線はZ型に動きます。
左端から文章を読みはじめると、文章を右端まで読み切るか、求めている情報と違そうだから読み飛ばすという判断するのではないでしょうか。
つまり、最もよく読まれるのは文章の左端になるんです。
太字が急に出てきて、太字に目線を飛ばすか左から読めばいいかで、混乱しませんでしたか。
「読み飛ばす」とだけ強調しても、その意味を理解するには文章の左端から読まないといけません。
太字は強調として効果的であることはもちろんですが、よりストレスなく読みやすい文章にするために、文頭で強調してあげると良いです。
強調効果としての機能は、左端にあるだけでも発揮されます。
最後に "Done is better than perfect."
「完了は完璧に勝る」です。
Webライティングで意識することを、た〜くさん列挙しましたが、これを読んで気負いすぎないで欲しいと思います。
こんな風に書いたらもっと伝わるよね、と僕は思ってはいるのですが、僕も常に気張って文章を書いているわけではありません。
伝わりやすい文章を書くということは、
「ちゃんと書かなきゃ伝わらない」が前提です。
適当に書いても伝わるだろうという人には早く書くことを意識します。
また、日本語の正しさという側面でも同じです。
例えば、「〜たり」は複数使うとか、「…」は2の倍数個使うとか、そういう部分は余裕があったらやればいいし、むしろ型破りでもいいと思っています。
文章には人それぞれ個性があり、Webライティングのフォーマットは個性を潰す側面があることを否定できません。
伝わらなくてもそんなに問題ないなという文章は、まさにこんな感じでラフに書けば良いんです。
伝えたいときだけ頑張る、そうじゃないならリラックスする。
それが人間味ってもんだろ!
普段の僕の文章はここから読めます。
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