【海辺のカフカ】#小説シリーズ2
・「読後感」
読み終わった感想として、
シンプルに疲れた。
読破した達成感はすごい。
上巻、下巻合わせて約1000ページ。
村上さんの作品を読むのはこれで4作目だが、
仕事の合間合間に読んでたので1ヶ月くらいかかった気がする。笑
・「あらすじ」
周りから愛を受けることなく育った、
15歳の主人公が四国に家出する話。
そこで自分が生きる意味について考える物語。
なのかな。多分。
・「感想」※ネタバレ注意
感想を一言で言うなら、モヤモヤした。
なぜなら、疑問を抱くシーンが多かったから。
上巻から下巻の序盤にかけて数多くの
疑惑シーンがあったが、
読んでいる時は特に気にしなかった。
むしろ、どこで伏線が回収されるのだろうと
ワクワクしながら読んでいた。
さすが村上春樹さん。
全然回収されない。
ただ、
そこには明確なメッセージが込められていた。
" 本当の答えというのはできないものだから。"
つまり言葉では説明できない出来事がこの世にはたくさんあるということ。
主人公の心情や、ナカタさん物語の2部構成が
かなり楽しめました。
・「15歳の自分」
自分が15歳だった頃を振り返ってみる。
この本の設定では、
中学3年生の卒業手前という時間軸。
その頃を振り返ると、
自分は大した理由もなく高校受験をしてた。
兄のいる高校を、
サッカーをするという名目で選んだ。
15歳の頃は、自分の行動や周りの出来事に意味を見出していなかった。
というよりも、何も考えてなかった。
それでも楽しかった。
ただ単に楽しかった。
何も考えずただ学生を楽しんでいた。
それが良かったのか悪かったのかは、
正直今でもわからない。
あの時もっと勉強すれば良かったとも思うし、
偏見を持たずにサッカー以外にもチャレンジ
すればよかったとも思う。
何が正しいのか現在の自分では判断できない。
何故なら、絶賛人生に迷い中だから。
一つだけ言えるとするならば、
自分の歩んだ道を正しかった信じれるように、
自分の選択を疑わないように、
今も必死に足掻いている。
タフな23歳になろう。
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