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エッセイ・詩 / 井上イロ木

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井上イロ木のエッセイをまとめました。
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#メンタルモデル

人間はこーなりたい、あーありたいという理想があるから苦しむ。クソでだらしないままでなんの問題があるというのか。

人間はこーなりたい、あーありたいという理想があるから苦しむ。クソでだらしないままでなんの問題があるというのか。

オレはとてもひとの目が、ひとの反応が、ひとの心が気になる。

あんのことを言ってしまったけど、嫌われなかっただろうか。傷つけたり嫌な思いをさせなかったどろうかと、ひとり妄想し不安な気持ちになる。
それは最終的に、そのひとがオレから離れていって去ってしまわないだろうかというところに行き着く。

オレの中には、「ひとはみな離れ去っていき、オレはひとりぼっちになる」という強固なメンタルモデルがある。馬鹿

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すべての人は一貫している。一貫性がない人はいない。

すべての人は一貫している。一貫性がない人はいない。

やること言うことがころころと変わる人に対して「あの人は一貫性がない」と批判するが、そもそもすべての人は生まれて死ぬまで、ずっと常に一貫しているとオレは考えている。

一貫性がないと言っている人は、その相手の人の表面的な言動だけを捉えて一貫性がないと判断しているに過ぎない。
相手の言動の奥にあるもの、本人すら気づいていないメンタルモデル、人間という動物が持っている逃れられない本能が一貫してその人の言

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よくビジネスでターゲットを明確にするとか、ペルソナを作るとかいうけれど、オレにとってのペルソナはオレ以外にいないってことに気がついた。

オレは読書会や朝活や単発のワークショップや連続ものの講座をするとき、明確なターゲットを作っていない。先日、あるイベントをするにあたってのペルソナは?と聞かれてあらためて考えるきっかけができた。

でペルソナを考えようとしてもまったく考える気が起きなかった。そして、オレには“こういう人に届けたい”ということに興味がないことに気がついた。
誰かに届けたいわけではなく、オレに届けたい。もしくは届く人に届

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