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あなたが持っている素材で生きればいい。

ライフコーチの為近奈央です。

今日は逗子のお魚屋さんでゲットしたダルマイカをさばいていました。



イカをさばく時間はなんだか集中して、頭の中がリセットされます。

そんな作業を終えて、先日自分のコーチと話したことが記憶に残っていて、「それって過去の私に伝えたいことじゃん!」と思っていたので、記事にしようかなと思い、noteを開いています。




新卒で私は外資のコンサルに入りました。


これだけ聞くと「バリキャリ」とか「エリート」といった言葉が飛び交ってきますが、そんなことを伝えたいわけではありません。

確かにもともと仕事はできると思っていました。バイト時代は物事をテキパキとこなすし、自分自身もそんなイメージを持っていて、バリッと働いて生きていけたら楽しいだろうなと思って、コンサル業界に足を踏み入れたのです。


でも、私にとっての苦難はここから始まりました。

上司からの指示が怖い。

気の強そうな人がいっぱい。

気をつかうの前にバリバリ発言できちゃう人がいっぱい。

入ってみて、「あれ、なんか思ってたのとちがう」と思ったのを覚えています。


「ああ、私、人に指摘されたり、バシッと言われるの苦手なんだな」


自分でそう気づいてしまったら、一気に職場が辛くなっていきました。

今では思います。
私の素材は「人を大事にしたい」「できれば少人数でやり取りしたい」だったのだと。


たくさんの人と折衝してそれを集約することは今でも苦手。つい先日も沢山の人にアンケートを取ろうとして頓挫しました(笑)

会社という対人的には希薄な関わりの中でたくさんのやり取りをするのは私にとってかなり苦痛だったのです。

その時は明確には分からなかったからこそ、私は

「転職さえすれば、この問題が解決するのだ」

とずっと思っていました。


全ては環境のせいだから、環境を変えればいいのだと。

環境があっていないことは間違いなかったけれど、その先のアプローチは私には見えていなかった。


結局2回転職して、最終的には制度もメンバーもある程度充実した会社に入ったのですが、心が折れてしまったのです。

確かに当時のメンバーは20代の私と、30代の先輩と50代の方が4人というアンバランスなメンバーでやりにくさもあったのですが、「会社にいる」という限り、こういう配置があってもある程度仕方ないものだと今では思います。


私の素材は会社にあっているようであっていなかった。


誰かが持っている材料が玉ねぎとじゃがいもと人参だったとします。

お肉を追加して、きっと肉じゃがやカレーが作れそうです。


これが、会社で働いている人が持っている能力だとしたら、私は多分具材の一つが足りていなかったんだと思います。


みんなができているから、私も持っているのだと勘違いしていたのかもしれません。

でも、何回も頑張って転職しても辛くて苦しかった。みんなは当たり前のように働き続けているのにそれができなかった。

だから、頑張ってそのなかった具材を集めに行こうとしていたのかもしれません。でも、それは簡単に手に入るものではなかったのです。

私自身、学業では上手く行っていたので、自分の「無いもの」に気づけなかったのだと思います。


どんな人にも一長一短があっていいんです。

だけれど、「何となくデキる人」というレッテルを貼られてしまうと、その無いものを伝えられない自分もいました。


だから、伝えることができずに心のなかにしまい込んで、そのまま苦しくなって会社にいけなくなってしまったのです。


私はそうして転職を続けてきて、仕事を辞める直前にコーチングに出会って自分と向き合うことをスタートしました。


その中で見えてきたものがあります。

その一つに「私の得意なこと」と「私の不得意なこと」があります。(2つですね(笑))


できることとできないことでは無いのです。得意なのは、「楽しんでやれること」、不得意なのは、できるできないに関係なく、「やろうとしても気が向きにくいこと」です。

私の不得意なことは、普段あまり接しない人達大勢とコミュニケーションをとっていくこと。特にメールなど、相手の顔が見えない場は不安なことが多い。


一方で得意なのは、相手に共感し、1対1でその人の想いを大事にしながら深めていくこと。感性を豊かに、繊細に感じていることを表現して伝えること。


私は、みんなが持っているじゃがいもが無い代わりにアスパラとトマトが自分の中にあることに気づきました。

どんな料理ができるかは想像がつきません。

でも、もしかしたら創作料理で美味しいものが作れるかもしれません。


そして、それを私は今作りつつあるのです。


素材を活かすこと。


私の仕事は私の素材に近づいてきました。

今私がやっているコーチングは、少人数制。私と一緒にやりたい人と、私が話してこの人ならきっと応援できると未来が描ける人とタッグを組んでいます。

だから、クライアントさんとやり取りするのも楽しい。

私は日々、感性を逗子の自然の中で磨いて、感性を豊かに、視野を広くしてクライアントさんと向き合う。

そうして生きています。


私自身の持っている素材を生かして自分のビジネスをつくっている状態です。


もしかしたら、自分の持っていない材料がどうしても欲しくなって、どこかに学びに行って手に入れることもあるかもしれません。


でも、今のところは、私が持っている素材だけでクライアントさんに料理を提供できています。


私はより美味しく料理をするために、日々、これらに磨きをかけていく、つまり生活の質を上げていくのです。

それが、クライアントさんにとっても、私にとってもWin-Winで幸せな道につながっていきます。



いまあなたが持っている材料を見つめてみてください。もしかしたらそこにあるのに、あなたに見えていない材料もあるかもしれません。

私のセッションは、そうした材料を明らかにして、どんなレシピを作ろうか、とコーチと一緒に考えていく場でもあるんではないかな?なんて思っています😊

それが、「あなたのままで生きる」とか「ありのままで生きる」ということだと思っています。


あなたがもし、今「何も持っていない」と思っていて、だから「何かしなきゃ、頑張らなきゃ」と思っているのなら、ちょっと立ち止まってみてほしいのです。

きっとあなたに自分の持ち物が見えていないだけなのではと思います。「材料が無いね」と小さい頃から言われてきたり、「どうせなにもない」とどこかで諦めてしまっているのかもしれません。

あるいは、みんなが持っているものを持っていないだけかもしれない。その代わりに、あなたしか持っていない何かもきっとあるはずです。


まずは、それを探すことを始めてみてほしいのです。

あなたがちょっと好きだったり、ちょっと興味があることをしてみたり。やりたいけど今じゃないと蓋をしていることをやってみてほしい。

そしたらあなたに「あるもの」も「無いもの」も見えてきます。


「無いもの」に気づいて、落ち込むことだってあると思います。

でも、「無いもの」は自然には生まれないので今から手に入れるか、なくてもいい方法を考えるしかないのです。

私は「あるもの」を使って、創作することで今、自分が幸せになる生き方を見つけています。


素材を生かして生きると、無理な頑張りをしなくていいので、楽です。

そして、余裕が生まれて、自然とそこに豊かさが出てきます。

それこそが、私らしく生きて幸せになることのカラクリです。


何かを買い出しに行く前にあなたの中身を見つめてみてください。もう既に料理できるものが見つかるかもしれません。



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【自己紹介】
逗子に住むライフコーチ。自由を目指して独立し、フリーでコーチとして活動しています。趣味は日本茶と水引のハンドメイド。逗子と鎌倉の自然の中を散歩すること。
真面目で繊細な人が軽やかに、自由に生きれることを応援。
しなやかに楽しく生きれるセッションを提供しています。



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