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あなたにとって大事なことを、あなたの言葉で語ってみる。
自分で言葉を紡ぐこと。私は正直言ってずっと苦手でした。
書いても平易な言葉でしか書けない。
伝わらない。
もともと文章が上手い人がいて、その人達は伝えられるけれど、自分は伝えられない。
そんなふうに思っていました。
文章上手だね、って言われても、信じられなかった。だから、書くのがずっと怖くて、そんな中でも、あーでもない、こーでもないと思いながら、書いてきました。
でも、そうやって書いてきて、気づいたことがあったんです。
「自分の言葉で語ることって意味があるなぁ」と。
私は、こうしてコーチとして活動することになってから、文章を書いて、ブログにアップするということをしてきました。
最初は本当によくわからなかったので、見よう見まねでやってきました。
見よう見まねで書いた言葉は私の言葉ではなかったんです。
どこか型にはまっていて似たような感じ。なにかの発表会のような硬さがあって、とても私の言葉ではなかったと今では思います。
でも、そうした言葉に触れれば触れるほど、自分の言葉がわからなくなっていく。そう思いました。
だから、コーチに限らず、どんな人にも、自分の言葉を持ってほしい、と思いました。
そんなことで、今日は、「自分の言葉で語ること」が生きる上で、特に自分らしく生きる上でいかに大切なことか、というのを伝えようと思います。
どう思うか、どう感じるかに答えられなかった私。
今、何を感じていますか?
どう思いますか?
コーチングを受け始めた時に、私が答えられなかった質問です。私の中に、何かしらの答えがあったはず。だけど、それを答えるべきかわからなくて、自然と蓋をしていたのだと思います。
先日だしたこの記事にも書いたのですが、感じる、ということがよくわからなくて、コーチに「どう感じている?」って聞かれても答えられなかったんです。
そのためには、感じている状態が自分の意識として無いとわからないんですよね。
感じていたとしても、自分が感じることを感覚的に理解していないから、伝えることができない。
自分の考えよりも、他の人が書いてくれた言葉のほうが美しかったから、きれいにまとまっていたから、自ら言葉を紡ぐのをやめてしまっていた私がいました。
きれいに自分の言葉をまとめることができないのなら、私の言葉を支離滅裂に話しても意味が無いのでは無いかと思っていたのです。
でも、今そういう人に出会ったら、こう伝えると思います。
めちゃくちゃできれいな表現ができなくてもいいから、とにかく浮かんだことを言葉に出し続けてください。
下手くそでも、言葉にしないと、自分の想いはいつまでも言葉にならないんです。
だって、言葉が上手な人があなたと全く同じことを経験して、同じ感覚になることって無いんですから。
同じ親のもとに生まれて、同じようにおとなになって、同じ学びをする人はいないのです。
万が一そうだったとしても、感じ方は、それぞれ違うから。
あなたの人生はあなたにしか語れないのです。
同時に、あなたが感じていることも、考えていることも。
言葉にしてみると、感じること。
私自身、前述のようにブログを書いてきたわけですが、ほんとうの意味で自分の言語化に向き合っているのは今年に入ってからのことかもしれません。
そのきっかけは、やっぱりコーチングでした。
自分の想いを伝えようとした時、どうも感じたことが言葉になりきらないもどかしさを感じたのです。
どう頑張っても言葉になりきらない。時間をかけて唸っても、今、私が感じていることが言葉として出てこない。
それは、感覚的に描いていることの解像度が高いから、純粋に言葉にしきれなかったというのもあると思います。
でも、もっとそこに私のボキャブラリがあったら、なにか図でも何でもいいから示せたら。自分のことを表現することに不自由を感じるという壁にぶち当たった感じです。
私はある意味、コーチングは言語化の世界だと思っていたので、コーチングができることは、言語化のプロだと勘違いしていたのかもしれません。
だからこそ、そうやって、自分が表現しきれないことには伸びしろを感じました。同時に私の言葉はもっと豊かになることで、クライアントさんがもっと自分の言語化をするきっかけが持てたらいいなと思ったのです。
自分の言葉が話せるということは、自分の土台が築かれているのと一緒だから。
自分の想いが言葉にならないということは、それだけ、自分の想いを伝えられないということだし、そこに、言語化が上手に出来る人が関わってくれたとしても、「あなた」や「私」にはなりきれない。
私がたとえ言語化がうまくなって、自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを代弁したとします。
それは、相手にとっての言語化のヒントにはなっても100%にはなれない。
だから、それぞれの人が自分の言葉で語れるって大切なことだと思うのです。そしてその方法はコーチングに限らないのです。
日頃の生活にコーチング以上に取り入れてほしいのが、言語化、自己表現だと私は思っています。
私の言葉は私にしか書けない
「私の言葉は私にしか書けない」
「今感じていることは今しか書けない」
私はそう思っています。
自分の感じていることをだいじにすればするほど、巷にある言葉では、あなたの気持ちは語れなくなっていくのです。
自分で言語化することを積極的に始めてから、痛感しました。
毎日A4のコピー用紙に思う存分言葉を書いても、ふとすると頭の中で言葉が泳いでいる。そのくらい本当は私の中に言葉があるのに、言語化せずに頭の中を泳がせ続けていたんだなと思います。
そんなとりとめもなく泳ぎ続ける言葉を私は自分の財産として言葉にしています。一番お咎めもなくかけるA4のコピー用紙に。ポストに入っていたチラシの裏紙に、レシートの一部に。
そしたら新たに生まれる言葉もたくさんあるし、世の中によくある言葉だけで自分の言葉が終わらないことに気づけました。
だから、今、私はこうしてnoteを通じて色んな人に見える形で言葉を書けているし、そもそも伝えようとしているのだと思います。
もちろん、ここに書けていることは、私の感じていることを100%表現しているわけではないけれど、少なくとも、今だから書けることを言葉にすることで自分が生きる上ではプラスになっているんです。
私の生き方を知るために。私が自分のことを知るために。
そしてそれが、誰かの表現のために遠い未来で役に立つ可能性があります。
だから、感じることと一緒に自分の言葉で語ることも大事にしてほしいなと思います。もしかしたらそれは言語では無いかもしれません。絵や図なのかもしれません。音なのかもしれません。
あなたにしかできない表現で、自分の想いを形にしてみてください。
それが、あなたにとっての生きるための大事な居場所になるはずです。
最後に私のクライアントさんの話を少しだけすると、自分の言葉で表現出来る人はそれだけ言葉に重みがあって、人に振り回されない自分の基盤みたいなものを持っていました。
それは自分の代名詞としての一言かもしれないし、もっともっと長い形になるかもしれません。いずれにせよ、自分の言葉を持っている人は、自分らしく生きていると思います。
だから、私と出会う人には、できるだけ自分でもった言葉を持って帰ってもらいたいと思っています。
それが、あなたにとっての気づきになるかもしれないし、学びになるかもしれないし、何かしらの今後の役に立つからです。
私のサポートが終わっても、自分との対話が続けられるように。
一人でそれができる人は今すぐやってみてほしいです。今しか言葉にできないことが、今想っていることがあなたの役にきっと立つから。
目の前に紙とペンを用意して、今しか言葉にならないことを、あなたにしかできない表現で語ってみてください。きっとあなたの役に立つはずです。
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