出会いは縁とタイミング
14時、ベッドよりお届けします。
きょうは寒いからか頭が痛い。頭痛薬を飲むか迷うくらいのだるさで、毛布にくるまってごろごろしている。
きのうまでは比較的元気だったし、最近はやりたいことが増えてきたり、考えつくことが多くてnoteに書き留められていないことがたくさんある。だからこうやって静のときは、書き残すのに良いのかもしれない。
きのうは2つの驚きがあった。
良いことと良くないこと。
まずは良くないことから。
ピナバウシュという既に亡くなっている舞踏家の、日本公演が5月にあるというのを昨年知って、ずっと楽しみにしていた。
ジャンルでいうとコンテンポラリーだと思う。ダンスについて詳しくはないけど、日常の営みそのものがダンスであるというメッセージ性が強くて、
わたしはDVD(VHSだったかもしれない)しか観たことがないけれど激しく心を動かされた。
日本での前回の公演は5年前くらい。なので今回日本に来ると聞いて絶対に観たいと思っていた。
ただ詳細な日程は後日、とHPには書かれていて、それは3月に入っても変わらなくて嫌な予感がしていた。
そのお知らせが更新されたのがまさに昨日で、予感は的中し、延期と書かれていた。
この状況だから仕方ないなと思いつつ、あの圧倒的な美しい情動を楽しみにしていたので、とても残念。早く再公演が確定するといいな、と願います。
次に良いこと。
仕事でものづくりをしていることもあって、結構前からジュエリーを趣味で作りたいなと思っていた。
学生の頃は貴和製作所などでパーツを買ってきて作ったこともあったけど、オリジナルでパーツを作りたくて。
当時いろいろな彫金教室をリサーチしていたのだけど、なかなかここ!というところが見つからなかった。
決定的なのは、教室を開いているくらいの技巧を持っている人はほぼアンティーク寄りの嗜好なこと。わたしはどちらかというとモダンでユニセックスなものを作りたいので、一体どの教室に行ったらそれが学べるのかわからなかった。
とは言っても、やってみないことには始まらないなと、2年前に一度体験に行ったことがあった。それは彫金だったのだけど、思った以上に力を使うので疲れてしまった。
当時ただでさえ仕事でほとんどのエネルギーを使っていたので、プライベートでまたこうやって力を削ってしまったらしんどいな…とその時は断念した。
教室の雰囲気も、なんとなく常連の主婦の溜まり場っぽくて通うことにはちょっと違和感があった。
ほどなくコロナ禍になって、教室に通うこと自体が少し遠のいてしまった。
1年後。休職してから自分の好きなことをしようと思い、友達から「彫金いいじゃん」と言われてはいたけど、体力に自信がないし硬いものをつくる気分ではなくて、編み物をしていた。
そして時は流れ、最近たまに観ている適応障害の方のYouTubeで、趣味で指輪を作っている動画があった。
それで「あぁ彫金やりたかったんだよなぁ」と思い出して、何気なくネットサーフィンしていたら、以前にリサーチしていた中のひとつの学校に、コースが新設されていた。
それがまさに求めていたカリキュラムで、「これ!」と舞い上がった。
しかも厳密には彫金ではなく別の技法を使うので、力に自信がない女性の方におすすめ、と書かれていて「これだ!」とすごくピンと来た。
ボーナスも入ったし通えなくはない。
とりあえずは見学に行くつもり。
youtubeを観ていなかったらもう彫金のことは自分には無理だと思って検索していなかったかもしれないし、些細なきっかけが道を作るんだなと思った。彼女には本当に感謝だ。
出会いは本当に縁とタイミング。逃さないように、ピンときたら行動します。
ピナの公演も、きっとより良いタイミングで日本にやって来ると祈ろう。