Takuya Yamagata

北海道、函館近郊に位置する森町という小さな町で「デジタルとなにか」を実践している。行政や教育現場でのデジタル技術活用や構築に関する実務経験を数多く持ち、比較的小規模な市町村でのデジタル利用について一緒に考え、創り上げていくことを得意としている。座右の銘は「まあすわりなよ」

Takuya Yamagata

北海道、函館近郊に位置する森町という小さな町で「デジタルとなにか」を実践している。行政や教育現場でのデジタル技術活用や構築に関する実務経験を数多く持ち、比較的小規模な市町村でのデジタル利用について一緒に考え、創り上げていくことを得意としている。座右の銘は「まあすわりなよ」

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  • 森から目線

    森町で感じたことを何となく書き留めています。

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    北海道森町を根城にするモリラボがやってきたことを紹介しています!

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    教育のDXを考える

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山形巧哉(やまがたたくや)Profile

初めまして。ご興味を持っていただきありがとうございます。 北海道森町(もりまち)という人口約1万3千人台(2024年現在)の町で「地域でどう楽しく過ごすか」といった活動をしている山形巧哉といいます。 2021年末まで所属していた、地元役場での活動、特に「デジタルと、なにか」を組み合わせる様な取り組みを「聞きたい・見たいと」と言ったお話を、多くいただく様になりました。 正直なところ「言うほどすごいことやってるか?」と、自問自答してしまう活動なのですが、知名度の高くない街で活動し

    • 共助の概念を見直す経験してきた話

      初めてのメルボルンへの旅 初めての海外視察はオーストラリアのメルボルン。 日頃から日本の自治体を多く回らせてもらって、街の中を散策しますが、新たな視点も必要だろうと一念発起。行政のデジタル界隈では「ウェルビーイング」と言われ久しいですが、オーストラリアのメルボルンは日本のウェルビーイング指標を作成するにあたって参考にされた「リバビリティ・インジケーター」がある街。この環境を自分の目で確かめたかったのです。 ちなみに僕は全く英語が話せない。アイドントスピークイングリッシュ。

      • DX推進担当のための「DXステップ0」の前の準備体操

        スライドだけではどのような話をするのかわからないことも多いかな?と思い、実際にこのスライドを活用したセミナーの様子をサマライズしまとめた記事となります。 なお、セミナーは文字起こしツールのnotta(こちらは紹介リンクになっているので弊社の利益が発生します。こちらのリンクからの契約が嫌であればGoogle検索等で「notta」と検索してください。)を活用し実施しております。よかったら利用してみてください。 notta 要約このビデオでは、自治体DXの基礎と実践について山形

        • 街はHACKできるのか2024

          こんな書き出しからスタートした2020年に書いた「街はHACKできるのか」というポエム。 当時、地域のデジタル化への取り組みや、ものづくり、子どもたちへの教育(主にデジタルを普通に使うことに対しての思い)や町全体の変革についての思いをポエムにしたためていましたが、あの時から見ると、新型コロナ感染症拡大を経験したこともあり、地域社会も大きく変わりました。 「なんでみんなデジタル化に対して否定的なんだよ!!都会では当たり前なんだからもっと使っていこうぜ!!」 こんな思いで地域

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          キミは石高プロジェクトを知っているか

          みなさんこんにちは 北海道茅部郡森町字西会津町在住(我が心の中に存在)の山形です。 福島県耶麻郡西会津町とは(勝手に)兄弟関係にあります。 北海道森町は山も川も海もあり、農林水産全てが揃っていることは、私のnoteを見てくれている方々は周知の事実だと思っておりますが、そんな町ですから、当然コメもうまいです(断言) 水産品だけではなく、農産品もやっぱり採れたてがうまいわけで、しかも、我々住民は採れたてを食するチャンスが常にあるので、ちょっとやそっとじゃ、「これはうまい!!」

          キミは石高プロジェクトを知っているか

          小規模自治体のデジタルトランスフォーメーションに悩んでいる担当者の方へ

          本当月日ってあっというまですね。函館で開催されたデジタルをみんなで学ぼうという趣旨のこのイベントも、すでに4年経ってました。この頃にはすでに「デジタル」という言葉がかなり世の中で使われ始めていたんですね。 さて、今回は小規模自治体のデジタルトランスフォーメーション(DX)の話。その中でも自治体DX担当者に向けた資料を作ってたのでそれを公開するついでに、せっかくなので資料を作った思いを書き記しておこうという話です。 まず初めに、この記事において、僕がどのような人口規模の目線

          小規模自治体のデジタルトランスフォーメーションに悩んでいる担当者の方へ

          街の取り組みとその効果

          ホタテは稚貝を七輪で焼いて、しょうゆをたらして若干香ばしく焼いて食べるのが一番好きです。 元行政経験者で、退職後もその町に住んでいる身としてはどうしてもその町で行われている施策が気になる。 この1年間で一番気になった施策がこちら。 「学校給食でホタテ味わって 50万食、北海道森町が全国に無償提供へ」朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASRB55H21RB5IIPE007.html 先に言うと、僕はこの施策はとても否定的です。

          街の取り組みとその効果

          自治体のデジタル・トランスフォーメーションに関連する法律や計画についてを備忘録的にまとめてみる2024初夏

          自治体のみなさま! デジタルトランスフォーメーション(以下「DX」という)取り組んでますか!? 毎日毎日新しいこともあり、大変ですよね! そんな中、「あれ?何のためにDXしてるんだっけ?」「なんの根拠でDXしてるんだっけ?」「そもそも、なんでやる必要あるんだっけ?」 こんな風に、道に迷ってしまうことありますよね。 僕もです ということで、備忘録的に、DXの関連法や計画などを自分的にわかりやすくまとめた図やリンクなんかをまとめたいと思います。なお、この中で出てくる法定D

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          地域情報化アドバイザー制度の存続のために考えておきたいこと

          僕が総務省地域情報化アドバイザーにお声がけいただいたのが2018年。様々な市町村さんに呼んでいただき、アドバイザーと言いつつ、僕自身が数多くの学びをいただくことも多く、双方にとって、とても素晴らしい制度の一つだと思っています。 そんな素晴らしい地域情報化アドバイザー。この度、継続しないこととなりました。決してネガティブなものではないんですが、想いもあり、ちょっと書き留めてみたいなと思います。(記事とは全然関係ないけどトップ画像は北海道駒ヶ岳。いい山だな。) 地域情報化アドバ

          地域情報化アドバイザー制度の存続のために考えておきたいこと

          森町マッチ箱ガチャ作ってみた(あの日歩いたあの夜道編)

          ものづくりってほんと楽しいですよね。 役場をやめて気がついたら3年目に突入していて、なんとなく自身のリズムも取り戻しつつあります。 そうなってくると、ふつふつと出てくる欲求がものづくり。あーなんか作りたい。あーなんか作りたい。 でも、何か理由(と締切)がないとものづくりできない身体の僕は、悶々とした気持ちを抱えていたのですが...ついにその時がきました。 4/29NT函館(ものづくり系展示会イベント)開催のお知らせが!! 勢いに任せて作りましたよ。 何を? そう、ガチャガチャ

          森町マッチ箱ガチャ作ってみた(あの日歩いたあの夜道編)

          あなごくん帰りに一杯どうだい?(公共交通で)

          そろそろ年度末 みなさまいかがお過ごしでしょうか 年度末といえば官公庁や学校、本支店がある企業にお勤めの方は人事異動の時期でもありますね。人事異動と言えば歓送迎会。 今は無縁となってしまいましたが、前職時代(コロナ前)はそれなりに参加しておりました。意外と多いんですよねw 歓送迎会といえば 歓送迎会といえばアルコール 今は飲まない方も増えてきているかとは思いますが、僕はビール大好きです。できれば飲みたい。 しかし、飲むとなると北海道の田舎に住んでいるものにとって大変なのが

          あなごくん帰りに一杯どうだい?(公共交通で)

          「地方のポテンシャル」の再考とコミュニティの力

          田舎に住む僕たちはしばしば、「うちの街に来たって何にもないよ」と言います。この一言には、地元への複雑な感情が込められていると考えられます。田舎の生活は、都市部のそれと比較すると、賑やかさや便利さでは劣ります。僕はこれのことを都会的価値観と呼んでいます。その都会的価値観で考えれば、確かに「うちの街には何も無い」 でも、反面、そこが良くて住んでいるという事実もあります。(否応なしに住んでしまっている、住まざるをえないという状況は今回のスコープ外です。) この状況を、仮に「第一期地

          「地方のポテンシャル」の再考とコミュニティの力

          モリラボで子供達から教えられること

          今年の目標はしっかりとアウトプットしていくこと! 自身への戒めのも含め、ことあるごとに、「最近アウトプットができてない!!」と言い続けていたものの、全然筆が進まず、アウトプットできない症候群になっていましたが、少しづつ「外に向けて発信したいな」という気持ちが湧いてきています。今年は、昨年よりは多く発信をしていきたいです。 発信ができない呪いにかかっていた 今回の記事の本題はとは趣旨がずれてしまいますが、なんで発信できないんだろう。そして、なんで発信したいんだろうかってこと

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          令和時代の町内会

          本日、僕の住んでいる町の広報紙が配布され、そこに折り込まれていたチラシをみて感じることがありました。 どんなチラシかと言うと、「町内会に入りませんか?」というチラシ。 僕のコラムを読む方は比較的年齢層が高いのではないかな?と想定していますが、想定通りだと、町内会と聞くと、「あー。まあめんどくさいよね」と思われる方が割と多いのでは?と予測しています。 町内会はめんどくさいと思ってたこと「町内会」と聞くと、多くの人が思い浮かべるのは、煩わしい会議や地域行事への参加かなと思います

          令和時代の町内会

          森高校でキャリアラーニングってのをやってみた(現在進行形)

          みなさまお久しぶりです。 この数年、僕は地元高校(母校)に対し、ひとりの森町民として自分の想いを無理矢理押し付けるという活動を行なっていたのですが、そのかいもあって(?)今年は森高校のキャリアラーニングという授業を伴奏しながら作り上げるという活動をさせていただいています。 キャリアラーニングという授業はいろいろな手法があると思うので詳しくは割愛しますが、今期の森高校では、地域の企業・役場の地域おこし協力隊のみなさんとともに、地域産業とサスティナビリティという視点を学び、かつ

          森高校でキャリアラーニングってのをやってみた(現在進行形)

          市区町村議会を客観的に見て感じることその1

          先に宣言をしておきますが、この記事はあくまで僕の目から見える客観論であり、特定の誰かとか街とかを批判するような投稿ではありません。 僕が森町役場を退職してもう1年以上が経ったなんて信じられないくらい、ものすごい速さで時が過ぎ去っていきます。 ここ最近では、目先のことに追われすぎて、自身の作業キャパを軽く越え、各方面のみなさまにご迷惑をおかけしながらも何とか生きながらえております。 さて、そろそろ統一地方選挙ですね。 僕自身、高校卒業後すぐに社会人となりましたが、その年に選挙

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