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街はHACKできるのか2024

皆さんは「モリラボ」をご存知でしょうか?

モリラボは北海道森町(以下「森町」)に2019年9月1日に誕生したグループです。

https://note.com/takuyayamagata/n/n6fd73c892aed

こんな書き出しからスタートした2020年に書いた「街はHACKできるのか」というポエム。

当時、地域のデジタル化への取り組みや、ものづくり、子どもたちへの教育(主にデジタルを普通に使うことに対しての思い)や町全体の変革についての思いをポエムにしたためていましたが、あの時から見ると、新型コロナ感染症拡大を経験したこともあり、地域社会も大きく変わりました。
「なんでみんなデジタル化に対して否定的なんだよ!!都会では当たり前なんだからもっと使っていこうぜ!!」

こんな思いで地域に対するモヤモヤを持ち、もっとデジタルを普通に活用できる地域にしたい!!と、当時の職場を飛び出したものの、気がついたら社会情勢によりどんどん地域でもデジタル活用は進みました。
なんで職場飛び出たんだっけ()

コロナ期間中参拝くんも作ったな(with わかさ)

まあ、だったら職場を飛び出さなくても良かったのでは?という思いが出てきそうですが、実はそうでもなく、ここ最近感じる課題は「むりやりやらされている感」を「大人」が出していることについて、ここをやっぱりなんとかしないとならないのではないかな?と感じ、やっぱりそれをできるのは役所とか公的機関だけでは無く、地域の活動だろうなと思ってます。

歳を重ねるにつれ、新しいものにすぐついていけなくなる気持ちや老眼の気持ちもよくよく分かるようになってきました。特に老眼はきついなあと本気で思います。

地域」という言葉は自身が置かれている
ライフステージによって大きく異なる

これを感じ始めたことによって、大人の「無理やりやらされてる感」も一定の理解ができるようになってきました。

僕たちモリラボは、そのアプローチの仕方はメンバー個々にいろいろあると思いますが、地域は存続(=少なくとも僕は森町が向こう50年は残っていて欲しいと思っている)していて欲しいなと考えていますし、そう考えると「今後もしかしたら地域に残るor帰ってくるかもしれない子供達」に対しての取り組みがまずは一番考えていかなきゃなと思っています(思いが強い)が、一方で、「大人も自然とデジタルに対して目を向けて欲しいな」と思ってます。

これは、大人がデジタルに目を向けなければ、いくら子供がデジタルの素晴らしい活用をしても褒めることができないからという理由もあるのですが、何よりも、新しい技術で楽しんで欲しいよなってのが強いです。

じゃあどうやって楽しんでもらうのよ

で、始めた「文化祭」への出展。
すでに若者とは言えない年代になってきましたが、それでもまだまだ若輩扱いな我が地域で、「若者がなんか始めた」を始めた。

最初はメタル盆栽から。途中新型コロナの影響もあり、一時文化祭も中断。昨年より展示も復活し出したのがこれ。

あの、ばあちゃんとかの家にあった浮き出た例のやつ

あの、例のやつです。額に飾られちょっと浮き出た和服美人像みたいなやつ。デジタルっていうよりも

なんか光ってればデジタルっぽいべや

このノリです。

ラボメンみんなでつくったよ

そして、今年

今年は、ただの展示では無く、公民館を一部屋借りてモリラボの展示を行いました。展示というか、表現()

なぞの音も鳴り、狂気。よく見ると花の中にも・・・

最新のスマホで撮影すると暗闇でもこんなに明るく撮れてすごいなという感じですが、薄暗い中謎のオブジェがなんとも言えない音の中でゆらめいているという謎の空間。

ある人は「何時間でもいれます!!」ある人は「気が狂いそうです!!」という最高の評価をいただきました。

文化祭なんで、お茶もいただきました

街で活動するいろいろな方々との交流もあり、また、地域に根付く文化もあじわったり、デジタルとか、商店会とか、まちづくりとかいうと、旧態依然としたものを悪しき慣例と糾弾する風潮もありますが、それらも含めての街だよなってつくづく感じます。

このあとおばあちゃん来てめちゃくちゃ怒られた

そう言えば昨年は、「誰もいない街の中の公園でDJをやったら人は来るのか」という社会実験()を数回やったら、誰も来ない上に地域のおばあちゃんやおじさんにめちゃくちゃ怒られましたw
でも、それをきっかけに顔見知りになれたし、なんなら「しきい値」がわかったことで行動も起こしやすくなったし、「もっと騒げw」と応援(煽ってくる)してくれるおばさんとかも出現しました。

森町マッチ箱ガチャ作ってみた

さらにはこれ。森町にかつてあったスナックやバーなんかのマッチ箱デザインを(勝手に)ガチャガチャにしてみました。(詳しくは森町マッチ箱ガチャ作ってみた(あの日歩いたあの夜道編)をどうぞ)
これを作成したおかげで本当に色んな人に声をかけてもらえましたし、なんならレアな「マッチ箱」ももらえましたwなまらうれしい。

いわゆる僕らは街の中の主流派的な立ち位置でもないし、なんならメインになることをめんどくさく思ったりするけども、自分が好きに生活したい気持ちだけは人一倍強く、さらに街をHACKし続けていきたいと思います。

街はHACKできるのか→2024年現在はHACKできてると言えるだろう

レッツプロトタイピング!!
まちづくりは永遠のプロトタイピングだ


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