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【縄文時代4000年の集落・真脇遺跡の屋根葺き替え】能登震災復興志縁ボランティア・元気玉通信240514、諸事情あり3日間参加の予定が1日になってしまいましたが行ってきました!百聞は一見に如かず、あなたもぜひ行ってください!!!



詳しくは真脇遺跡のホームページにあるチラシをご覧ください。



今週は5月18日(土)まで、ずっと屋根の葺き替え作業があり、最終日は「縄文トーク」もあるそうです。

個人的には竪穴式住居に関わったのが10棟目ぐらいですが、


まだまだ底知れず、メチャクチャ面白くて、学び多き時間になりました。

ちょっと興奮していますが、記録に残しておきます。

朝から驚いたのは、縄文ファミリー(今、勝手につけている)の旅する料理人
@三上奈緒さん(なおちゃん)とバッタリ出逢ったことです。

2年前に「源流遊行祭」で野外料理をしていただいてから、今回の能登震災の復興志縁でもそれぞれフル回転で響きあってきた仲間です。

朝9時の受付にあわせて現地へ行く道を1本、間違えて縄文温泉ポーレポーレに吸い込まれていったら、なんと、駐車場に見覚えのある顔があるじゃありませんか。

え?え?おわーーって感じで、びっくりぽんでした。

お互いにこの1日だけというピンポイントの参加でした。
まさに、ご縁ですな。5000年前からの約束だな。


さて、

会場に到着したらジョウモンさんこと「縄文大工」の雨宮国広さんが

上半身裸、裸足のいでたちでいらっしゃり、すぐに解りました。
同じく、真脇遺跡縄文館(能登町)の高田館長にもご挨拶しました。

東日本大震災で被災した子ども達の保養活動を支援でご縁をいただいた菅さんにも8年ぶりぐらいに再会しました。

他にも地元の縄文ボランティアの山本さん、吉田さん、珠洲市で自然農をされている「がっとぽんぽこ」の小林さんご夫妻、七尾市の能登ごはん農場 暮らしの宿 「じろざみ」の母子、金沢市や白山市、埼玉県から移動風呂支援をされている方々などなど。

大人13名、子ども2名で作業しました。

詳しく書き過ぎると最後までたどり着けなそうな雰囲気になってきましたので、
ざっくりいきます!(いきなりバッサリか・・・)

まず、一番大切なことは最初にありました。

ジョウモンさんが、集合時に話されていたこと。

「この1日で技術を習得するとか、そういうことじゃありません。
この場所を使わせていただくことに感謝して、一日を過ごすことです。

それで優しい心を持つってことが大切です。」

もう痺れましたね。

得ることにばかり、目が行きがちな世の中で、

内側から湧き上がってくるものを見ましょう!という問いかけです。

みんなで縄文小屋とその先にある山とそのさらに先にある海と、未来に手を合わせ

感謝を込めて祈りました。

はい。終わり。

え?

・・・それでもいいぐらいの瞬間でした。

さて、手を合わせることも祈りならば、手足を動かすことも祈りだと私は思います。

◆古い屋根の解体は完了していました。
→再利用するため、部材ごとに分別して置かれていました。

◆作業は分担しつつ、響きあい。
→新しい屋根を葺く


栗の板で最下部の土壁を補強する。
茅(ススキ)を束ねて1段目は55束、2段目は70束、3段目も70束を重ねていく。
4段目の前に枝で3段目の中ほどを抑える。4段目は時間切れで明日以降の作業。


→縄文小屋の中を掃除する。


栗材を運び出して磨く。
床を枝でたたきまくる。古民家の三和土(たたき)の元祖か。


◆無限ロープ地獄の特訓


→野に生えるカラムシを縄にして、茅を縛っていきます。足りなくなってきた。。。
→高田館長から細い麻紐を、縒って縄にするようお話があり、
みんなで縄文時代さながらの縄作りをしました。


そんなこんなで、あっという間の8時間あまり。

最後は屋根に登って、茅を束ねて縛り付ける作業も一緒にさせてもらいました。

「明日も来るのか?」と聞かれて、「はい!」と本気で言いたくなりましたが、

明日は山仕事(植樹)がありますので、泣く泣く会場を後にして、帰路につきました。
手仕事をしながら、いろんな話をして、能登震災の現状も伝わってきました。

すぐに解決はできないかもしれないが、

こういう地に足のついた場に文字通り裸足で立たせてもらって、感じることは、

一歩ずつだということ。

お正月から変わらぬ被災風景に戸惑ったり、

普通じゃない状況に慣れてきている現地の方々の想いに触れて、

復興への歩みを共にしたいと改めて思いました。

縄文時代も地震があり、

それでもここへ戻ってきて、生きて、つないできたからこそ、

今がある。

そのことを胸に縄文の祭り、縄文ゲリラ活動が各地で勃興していきますように。

生きるって大変で、面白い!ってことですね。

夜行、日帰り、朝帰りでしたが、行けてよかった!

さあ、それぞれの一日をステキにしていきましょうか。

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大西 琢也  TAKUYA ONISHI
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