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冬に気分が落ち込む「ウインターブルー」の原因と改善法

冬季うつ「ウインターブルー」とは

季節の変わり目だからというけれど…


ストレスが多い現代社会では、近年、季節によって気分が落ち込んでしまう人が増えている。有名なものは五月病だろう。

それだけではない。
冬季に起こる「ウインターブルー」にも気をつけなくてはいけない。

ただでさえ、現在はコロナの影響で日常生活が大きく制限されたり、仕事がうまく進まなかったりと心身にかかるストレスも多い。

この時期に感じる気分の低下や体調の悪さは
このウインターブルーが関係している
かもしれない。

今回はウインターブルーについて解説し、改善方法を紹介してみたい。

 

ウインターブルーの症状と原因

日光はカラダの調子を整えるのに欠かせないのだ


季節によって気分が低下する症状は、正確には
「季節性感情障害(Seasonal Affective Disorder)」という。

ウインターブルーは秋や冬頃から気分が落ち込んでしまう症状が現れ、春になるにつれて改善していく。気分が落ち込むだけでなく、気力の低下、体がだるいなどの倦怠感、長時間睡眠をとっても眠いなどの症状が現れることもある。

このウインターブルーは、日照時間の短さが原因ではないかと考えられている。人間は日光に当たることによって、体内でセロトニンという物質を作り出すのだが、このセロトニンは精神を安定する働きを持っている。日照時間が短くなる冬の時期、寒さによって外に出ることが少なく日光に当たる時間が短くなることでセロトニンの生成が少なくなり、体の不調をきたす原因となっている可能性が高いのだ。

実際に冬はセロトニン神経機能の活動が低下しているという研究もある。

ウインターブルーになるとカラダを動かすのが億劫になり、運動不足に陥りやすい。また、うつ症状に多い食欲の減退も起こらないため、体重が増えやすいという悪循環が生まれてしまうのだ。

 

カラダを動かすと気分が晴れる

カラダを動かせば心も軽くなる


ウインターブルーを改善するためには、日光に当たることが第一だ。日光を浴びることで体内時計を整えたり、セロトニンの分泌を促す必要があるからだ。

また、カラダを動かすことも効果的。運動を行うことでセロトニンと同じ働きを持つ脳内の神経伝達物質であるドーパミンの分泌を促し、ストレスを軽減させることができる
屋外で日光に当たりながら行う運動は、ウインターブルーを改善するのに最適なのだ。

まずはウォーキングから。義務感ではなく気持ちよくカラダを動かそう。

屋外での運動は、ウインターブルーの改善に効果的だ


手軽にカラダを動かすなら、やはり、ウォーキングやジョギングだろう。日光にもあたることができるので、ウインターブルーの改善には最適だ。

歩いたり走ったりするのが苦手な人は、自転車でもいいし、一人ではなく誰かと一緒に行うというのも楽しむ方法の一つだ。

どうしても外に出たくないという人は、室内でストレッチやヨガがいいだろう。ストレッチもヨガも呼吸を意識しやすく、セロトニンの分泌を促すのに効果的だ。ゆっくりな動作なため、体力がない人でも取り組みやすい。
精神的なリラックス効果も高いのでオススメだ。

カラダを動かすのであればどんな運動でもいい。
義務感よりも楽しんで行える運動
を取り入れて実践してみよう。
きっと心もカラダも軽くなるはずだ。

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