見出し画像

IM70.3東三河Japanレースレポート

こんにちは。39歳♂、製薬会社で新薬開発に勤しむ傍ら、40歳まで(あと1年…)にコナ出場を夢見るトライアスリートです。2人のお喋り怪獣(7歳娘、3歳息子)に囲まれ、食う・寝る・走る日常に幸せを感じています。このnoteでは、パパ・トライアスリート のトライアスロン 生活を中心に、自由気ままに書いていきたいと思います。

今回はIRONMAN70.3東三河Japanの参戦記。2020年のIRONMAN70.3セントレア以来、3年ぶりにIRONMAN is BACK‼︎エントリー費は高いけど、国内唯一のIRONMAN、そしていつか実現するであろうフルIRONMANの下見となれば、出るっきゃない。

また、幸運にも丁度カルノパワーモニターに当選したため、早速そのトライアルも兼ねて参戦した。

アスリートチェックイン

前日の夕方頃にスタート会場となる白谷海浜公園で登録作業。知らなかったけど、東三河は花の名産地らしく、会場にはこんなオシャレなIRONMANロゴも。メロンは苦手なのでスルー。。

IRONMANのロゴ、テンション上がる!

チェックイン&バイク預託を済ませたら、あとはゆっくり。勿論カーボローディングもバッチリ。

あんかけスパゲッティとやら、初めて食べた。
バナナマンのせっかくグルメにも出たらしいカレーうどん屋のカレーうどんと丼(+最後おにぎり追加)

レースの目標

今回は第1回大会なので、コースプロファイルはGarminでそれらしいものを検索、ややアップダウンはあるが、トレーニングの状況(CTL73)的には全て上手くハマれば5時間切りも狙えるか?目標設定はこんな感じ。遅くともどうにかPB(2019IM70.3Xiamenでの5:13:37(概ねフラットコース))は更新したいところ。

S: 36:00
T1: 4:00
B: 2:40:00 (34kph, NP190W)
T2: 4:00
R: 1:35:00 (4:30mpk)
Total: 4:59:00

レースは6時スタートと少し早めなので、20時就寝〜3時起床。寝つきはかなり悪かった気がしたが、Garmin睡眠スコアは悪くはない。
前日に朝晩4カプセルずつ飲んだカルノパワーのお陰か、思いのほか疲労感も少なかった。

うどんとおにぎりを食べて(また笑)、4時のバスに乗る。到着後はサクッとセッティングして、トイレ待ちの間にカルノパワーSTICKを1本(スタート40分前頃)

さぁ、いよいよだ。少し緊張してるのは、実力以上を期待してる証拠。実力以上を狙わず、100%を出しきろう。

スイム 18th(M35-39)/117th

目標36:00
リザルト36:02

波も潮流も無くとても泳ぎやすそう。水温も丁度いい(23〜24℃くらい?)。コースはちょっと変速で、四角く600m泳いで一度浜に上がり今度は斜め遠くにぐるっと泳ぐ。春頃から最低週1では泳ぎ、少しだけ水が掴めてきた今日この頃。いつも通りと言い聞かせ丁寧に泳ぐ。パスする場面も多く調子の良さを感じながら、ほぼ目標通りでスイムアップ。まだまだ速くは無いが、久しく40分を切っていなかったから大躍進!

安全考慮した?変な形のコース

T1は砂利エリアがあり、どこでシューズ履くかかなり迷ったが、結局着替え時に履き替えても何ら問題なかった。お上品にも足を洗ってから履いたので、予定よりやや遅の4:20でバイクスタート。

スイムアップ。いつも酷い顔だけど、今回は良いショット。

バイク 19th(M35-39)/117th

目標2:40:00(34kph, NP190W)
リザルト2:41:35(33.4kph, NP193W)


事前にGarminでチェックした限りではコースプロファイルでは20km付近と50km付近で大きめな坂がある以外は比較的マイルドそう。だが実際には、意外と小さいアップダウンと沢山の路面のバンプで、常に集中力が求められるコースだった。最後タレないよう、50kmまでは出来るだけ抑えて安全に。前方確認し続けて首が疲れた…。
エネルギー補給は、初め2回に分けてInゼリー1本(180kcal)、1時間後にGUワッフル1枚(150kcal)、その後1時間半時点とラスト30分の2度それぞれGU energy gelを1本ずつ(100kcal×2)、あとは水分補給と兼ねてGUドリンク2本(250kcal×2)の計1000kcal程を搭載(摂取は900kcal程)。混糖最大吸収量90g/h×4kcal/g糖×2.5hで計算。

塩分補給は、20分に1粒(0.3g塩)計算で塩タブをジップロックに入れていたが、半分手前で全部落とした…。直前に西内さんのアドバイスを聞いたのに、予備を持っていかなかった自分に呆れつつ、ラン用にポーチに入れてた分を前倒して補給。

最後に忘れてはならないカルノパワー。50km過ぎのコース唯一の激坂を超え、70km付近、2時間程経過したタイミングで、本日2本目のカルノパワーSTICKを補給。今回、いつも飲んでたアミノ酸を忘れたが、カルノパワーのお陰か腸頸の疲労痛も無くなり、最後までタレずにバイクフィニッシュ。タイムは僅かに目標未達も、パワーは目標通り、無難に、そしていつも以上に余力を残してまとめられたと思う。

補給に関しては消費ベースから吸収ベースの計算に切り替えてから、胃腸トラブルはかなり軽減された気がする。

渥美半島をぐるっとするコース。先端は景色が良い!
坂でも踏み過ぎず、最後までコントロールできた。


T2はランへの期待と若干のタイムビハインドのため、2分半程でパパパっとこなす。何だ、できるやん笑

渥美半島の南端側はとてもいい景色だった。
今回のレースphotoはかなりクオリティが良く思わずポチってしまった。

ラン 8th(M35-39)/56th

目標1:35:00 (4:30mpk)
リザルト1:42:53 (4:51mpk)

いよいよ最後のラン。カルノパワーも飲んだし、最近少し着地反発の活かし方も掴めてきたし、楽しみだ!5時間切りもまだ望みがあり逸る気持ちから、Garminを見ると4:10ペースに。これは自分のペースぢゃないと心を落ち着け4:30前後に落とす。

気温も上がり晴れ間も出てきて、かなり暑く感じたため、毎エイドで水をしっかりかぶりスポンジを両肩に入れて走る。周りは気にせず着地反発に意識を集中させ、楽な呼吸で4:30維持できるフォームを探る。見つけたあとはエイドまで只々無心。これの繰り返し。ランスタート順位的にいつもなら苦手なランで抜かされるところが、今日は抜かす一方で数人しか抜かされてない。余裕もまだある、いいぞ。途中の補給は毎エイドのスポドリと、バイクで残したなけなしの塩タブ、2個持ったgelも胃腸トラブルなく完食。あとは後半御守り的に芍薬甘草湯を飲んだ。

唯一の誤算は、こんなに歩道橋や階段が多いなんて聞いてないよーということ。これはキツかった〜。5時間切りは厳しいと半ば分かりつつ、タイムを確認したら更にダレる気がしたので、兎に角今のベストを刻むことに集中。

フィニッシュエリアのMCの声が聞こえてからが一番長く感じたが、ようやく最後のストレート。花びらで埋まったフィニッシュカーペットに軽く感動しつつ、笑顔でゴール!4:30ペースとはならずも、2キロ毎のエイドストップを差引くと最後まで走行中は4:40以内のペース、ストライドもキープして走れたので合格。後で見たらラン順位が予想以上に良く、大満足。よく頑張りました💮

ランコースはワンウェイ。自分との戦い。
高度プロファイル以上にタフなコースだった…
階段多いけど、まだまだ元気!(なフリ)
後半の林道エリア。キツいけど淡々と。ただただ一歩ずつ。

リザルト 11th(M35-39)/59th

と、改めてリザルトを並べるとこんな感じ(順位は速報)。トレーニングだけでなく、補給戦略も科学的なアプローチで見直した成果か、今年は各種目とも目標に近い(決して目標を下げた訳ではない)タイムのリザルトを達成出来ている。今回は何より苦手なランで一番良い順位となったことが嬉しかった。

S: 36:00 → 36:02
T1: 4:00 → 4:20
B: 2:40:00(NP190W) → 2:41:35(NP193W)
T2: 4:00 → 2:24
R: 1:35:00(4:30mpk) → 1:42:55(4:51mpk)
Total: 5:07:12

花びらのフィニッシュロード。
ゴール後に。久びさIRONMANで完全燃焼!

カルノパワーのパワー

過去の補給との違いはカルノパワーとアミノ酸。これまではミドルなら3本アミノ酸を摂っていたが、今回は買いそびれもありカルノパワーのみ(前日とレース前のみアミノ酸も摂取)。まだ結論付けるには時期尚早だが、今回のレースでは最後までタレない何かがあった。当然日々のトレーニングの蓄積ありきだが、カルノシン効果も一定程度は確実にあったのだろう。

カルノパワーは、主成分カルノシン(βロイシンとヒスチジンのジペプチド)を構成する塩基性アミノ酸ヒスチジンの作用により、糖代謝で生成した乳酸(酸性)を中和し、筋肉が酸性に傾き動きにくくなることを抑える言わば疲労軽減効果。今回も最後までランストロングを維持出来たのも、生成された乳酸をせっせこと中和してくれたからだろう。
ちなみに、もう1つの構成成分である必須アミノ酸βアラニンを定常的に摂取すると体内のカルノシン濃度が高まる研究もあるようだ。日頃はβアラニンを、トレーニングやレースではカルノシンを、と使い分けてもいいかもしれない。

一方、アミノ酸(ここでは主にBCAA)は、その代謝特性(糖→アミノ酸→筋・肝臓グリコーゲンの順に代謝される)、スタミナ維持(筋グリコーゲンの節約)・疲労軽減(副エネルギー源)・乳酸生成抑制(糖代謝の削減)の3つの効果が期待出来る。言わば疲労予防効果だ。

と並べてみると、カルノシンとアミノ酸はそれぞれ別の作用を持っているため、胃腸の様子も見つつ上手く併用することで、更なるパフォーマンス維持が期待できるかもしれない。この辺は、これからトレーニングやレースの場で時間をかけて試してみよう。

さいごに…

今回も家族にわがまま言って弾丸での参戦。お陰でそれなりに満足のいく結果も残せた。

家族、ボランティア、大会スタッフの方々には感謝しかない🙏

いいなと思ったら応援しよう!