お茶の自給
僕はお茶が好きで毎日のように飲んでいます。特段淹れ方にこだわってはいないけれども、常に美味しいお茶はないだろうか、と探しています。紅茶については、和紅茶というのを探し続けていて・・・とその話をしたら長くなってしまうので、今日はその話ではなく、お茶と言えば、緑茶や番茶みたいな感じだと思うので、その話をしていきたいと思います。
なんだか変な始まり方になってしまったけどれども、そうそう、僕はお茶が好きで、毎日のように飲んでいるのですが、それだったら自分でお茶を育てて、それが自給できるようになったら、いいのでは? とある日思いつきました。
(発想的にはそういうアイディアは出てくるかもしれませんが、それを実行に移す人は少ないでしょう笑)
しかし、北海道では残念ながらお茶をつくっているところはなく(調べた限りでは。でも、現在、あるお茶の会社さんが北海道で育つお茶づくりなども進めているようです。ハウスなのか、屋外なのか、詳しいことはわかりませんが)、でも、せっかくなら自分で育てたお茶の木で、お茶の葉を摘んで、お茶にして飲んでみたい! ということで、色々調べてみると、お茶の木を鉢で育てている人はいるようで、それなりに耐寒性のあるものもあるので、北海道でも冬は家の中だったら育てることができるのでは? と思って、1年ちょっと前に苗を購入して育て始めました。
なんとか1年目の冬を越して、今年は2年目入り、最初は然前葉もつかなく、ダメかな・・・と思っていましたが、気温が上がるにつれて、どんどんと葉をつけはじめました。そして、一番茶と言うのでしょうか。最初についた若々しい薄緑色の葉を摘んでお茶にしてみました。
当たり前の話ですが、お茶の味がするんです!!(笑)
僕の場合は、軽くフライパンで炒って、発酵を止めて、そこから、一定の温度で、焼くよりも蒸すに近い形で、手揉みをしながら、乾燥させます。
(この辺は、ちょっとお茶作りの表現としては適切ではないかもしれないので、その辺はお茶屋さんのサイトを参考にしていただければと)
そして、今回は、最後に炒って、ほうじ茶にしてみました。
そしたら、当たり前の話ですが、ほうじ茶の味がするんです!(笑)
無肥料で鉢で育てていることもあり、なかなか大きくはなっていかないので、本当に僅かな量しか収穫はできませんが、でも、こうやって毎年(と言っても、まだ2年目だけど)収穫できるだけでもすごいな!と思います。
昔、静岡県にお茶詰みの体験をしに行きました。もうシーズンも終わり頃でほとんど体験する客はいなく。そこでは、お茶摘みの体験をする際に、お茶摘み娘の格好をすることができるのですが、なぜか僕にも「せっかくだから着て体験したらいいよ」と言われて、周りにほとんど人がいなかったので、お茶摘み娘になって体験させてもらいました(人生初コスプレ?笑)。
その時は自分で摘んだ茶を持って帰ることができ、「天ぷらにしたら美味しいよ」と言われたので、てんぷらにしてみたら本当に美味しくて、あとは乾燥させて烏龍茶風にして飲みました。
お茶の季節になるといつも、なぜあの時お茶摘み娘の格好を薦めてきたのかわかりませんが、いまでも思い出す不思議な思い出です(笑)
そんなお茶の自給。外では冬を越すのは難しそうなので(方法があればぜひ教えてください!)、家の中に入れてしまうためなかなか拡大はできませんが、でも、一杯のお茶を飲むにもいろいろな手間があることを知ると、もちろん、自分で摘んだ茶は最高に美味しいですが、人の手によってつくられたお茶もしみじみ美味しいなと感じられるのです。
そういうことを感じられることが収穫の量に限らず、自給って豊かだな、と思うのです。
ということで、今日はお茶のお話でした。