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【ハーバードの人生を変える授業】"幸せ"への道のりは長く険しい…
オススメ度(最大☆5つ)
☆☆
「スタンフォードの○○」とか「ハーバードの○○」のようなタイトルの本が異様に多いような気がする。
日本においても「東大の○○」みたいなタイトルの本が多く、
「今の社会では、もはや学歴なんて何の役にも立たない」といいながら、世の中の大学に対するブランドの強さはまだまだあるんだろう。
結局のところ、僕は、キチンとした知識を得るのであれば、然るべき場所で正確な知識を持った人に教えてもらうのが1番いいと考えている。
ここまでは完全に余談である。
〜ポジティブ心理学〜
著者のタルベン・シャハー氏は、「ポジティブ心理学」というものをを専攻する若い心理学者だ。
「ポジティブ心理学」とは、ざっくり言うと"人間の幸せ"について研究している学問である、と言える。
いわば、この本は"幸せ"になるためのノウハウを教えてくれる一冊なのである。
〜実践型のワークブック〜
さて、この本の大きな特徴の一つとして、実践型のワークブックという形式をとっているところだ。
他の自己啓発本のように「○○のように考えれば(行動すれば)、○○のような良い結果が生まれます」というような、"解説書"ではない。
章ごとに「このようにやってみてください」という実践が多く書かれている。
それはただ頭の中で考えるだけではなく、実際にノートに書いてそれを習慣化するようなものも少なくはない。
まぁ、元が講義だったのだから実践があるのは致し方ないかもしれないが……多すぎる。
〜1年この本に真摯に向き合えば"幸せ"を手に入れられるのか…?〜
この本の章立ては「week 1」「week 2」「week 3」…というように、毎週新たに習慣を加えていき実践していく構成となっている。
ちなみに「week 52」まであるので、とどのつまり約1年間この本に向き合って"幸せ"を得るための習慣を身につけなければならない。
正直なところ、この一冊に1年を費やす気には僕はなれなかった。
一応一通り読んでみたが、読むだけでは大きく得られるものはあまり無い。やはり、実践が必要となってくるだろう。
この本を1年間読み続けて、本当に「人生が変わった!」という人はぜひ教えて欲しい。
残念ながら、僕にはその体力と集中力は無かった。