■第3回 「副業」は慎重に進めた方がいい明確な理由
1 「副業・兼業」解禁元年? 政府が2017年度内(2018年3月)までにも、「副業・兼業」の事実上の解禁に踏み切る予定だとニュースになりました。「武田斉紀の『組織や仕事のあるある問題、こうして解決』」、第3回のテーマは話題の「副業・兼業」です。
事実上の解禁というのは、ものの性質上法律で定めるということではなく、政府が厚生労働省を通して示す「モデル就業規則」上で禁止していたものを容認に切り替えるということです。
強制力はありませんが、これを機に現状8割以上の企業が禁