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息子が不登校になった日から (38)

こんにちは たけさゆです

前回は、発達相談センターで医師と面談をした話をしました

今回は、心理士さんとの面談の話をしようと思います


医師との面談の後、心理士さんとの面談まで1週間ほどありました


私は、息子の様子に「異変」を感じていました

不登校が現れてから息子には「幼児退行」の症状が出ていたのですが、
医師との面談後にその「幼児退行」、そして「不安症状」がより一層酷くなってしまいました

ちょっとしたことで「すぐに不安」になり「パニック」のような症状ー丸で幼児が癇癪を起こしているような状態ーを起こすことがとても増えてしまったのです


「教室で喧嘩が起こったり 先生が怖いだけで 学校に行けないのはおかしい」

医師のこの言葉は、
息子にとって「物凄くショックを受ける言葉」だったことが、
私には手に取るように理解できました


けれど、私には「息子が安心できるような対応をする」ことしかできません

しかし、
いくら私が受容的であっても、外部から否定されるようなことが多くあると
「心は徐々に疲弊」していきます

クラスで発生していた事象がトラウマになったように、弱っている人間に本人が「否定された」と感じる言葉をかけたら、より一層弱っていく 
それが例え医師であったとしても

それを目の当たりにして、
それらから「息子を守ることが出来なかった私」を責める気持ちが出てきて、不甲斐なく悲しくて、トラウマの元になった出来事や引き起こし続けた人に対して怒りも湧いてきました

なんでこんなことになってしまったの、、

心は重く気持ちは沈んでいました


そして心理士さんとの面談の日


完全不登校になってスケジュールを組んで受けてきたテストや医師との面談の結果の説明と、今後についての説明を受けました

心理士さんに言われた内容をまとめると、

「前回と比べるとそれぞれ非常に評価が高くなっている」

「しかし、他のものに比べて言語が低め(中央値)であることが息子くんが辛さを感じる原因になっている」

「息子くんは、助けを求めるのが苦手だから、そこをフォローするために、
学校に安心していられるための「環境の整備」が必要です」

「先生としっかりやりとりをしてください」

「息子くんの様子を見て「大丈夫か」聞いてくれるようお願いしたり、筆談やカードなどで気持ちを表示できるような仕組みを作ってもらってください」

「クラスで喧嘩が起こったりするのは仕方がないなので、前もって(次回登校する前に)「先生は怒ることもあるけれど、それは息子くんに言ってるのではないんだよ」ということを担任の先生が直接息子くんに伝える必要があります」
「それを担任の先生にお願いしてください」

それから、

「学校での経験は、そのまま何もアクションしないでいると、二度と学校に通えなくなる可能性がある」
「今の先生が鍵ですから、しっかり先生の口から言ってもらってください」

他にもあったかもしれませんが、

とにかく「環境の整備が必要」だと念を押されるように言われました


正直怖くなりました

私にとっては「脅しのようにも感じられる内容」でした

だけど、「恐れていても何も変わらない」

「これらをしないと息子が大変なことになってしまうんだ、、」
「経験のある心理士さんが言っているのだからそうなんだ、、」

私は心配でたまらなくなりましたが、道は一つ

やるしかありませんでした


「担任の先生が対応してくれるだろうか、、いつもこちらの意思が伝わらないけど大丈夫だろうか、、」などの不安はありましたが、

迷っている暇はありませんでした

その日から学校に電話をかけるタイミングを見計らって、
「なるべく早くに!」「言われたことが起こらないように!」と願いすぐに担任の先生と放課後に面談をすることを申し入れました


それからもう一つ、

児童精神科を受診することを提案されました

私は、なんだか、「決まりきった一つの流れ」に乗っていくような感覚を感じていました

「ただ、学級崩壊したクラスが怖くて不登校になっただけ、
それなのに適応できないことを異常だと指摘され児童精神科にかかることになっていく」

その事実は、その先の未来が暗くなっていくのを感じさせました

しかし、「ASDを否定できないグレーゾーンで可能性があるならば、児童精神科に行ってはっきりさせた方がいいのかもしれない」

色々悩みましたが、私はすぐに受診をする気にはなれませんでした

心理士さんは、あくまでも提案として
「もし児童精神科にかかるときは紹介状を作れるので、連絡してください」と言ってくれました


今思えば、

診断がつくとか つかないとか

そんなもの、関係ない

初めから拘らなければよかった 

重要なのは、そこじゃない

「息子の心が元気になること」 

「元気でいられる居場所があること」

そして何より

「しっかり休ませること」

こんな当たり前のことなのに

その時の私には わからなかった、、


つづく


♡私たちは 生きているだけで 素晴らしい♡

子どものペースを尊重して

ママのペースも尊重して

それぞれの マイペースで歩んでいこう

大丈夫 進んでいるよ

読んでくださりありがとうございました^ ^



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