これからも高いレベルを目指していきたい。
50代も半ばを迎えたのだが、まだまだ高いレベルを目指していきたい。
やりたいことは色々とある。主軸に置きたい水彩画制作と鉛筆画、それに数学学習と俳句制作である。ここ2年程度で始めたものばかりだが、ようやくスイッチが入ったというかやる気が出てきた。
心の病ということもあり、今まではなかなかやりたいことに取り組めなかった。やれたことは自室での読書や音楽鑑賞、それにインターネットぐらいで、通うことになった福祉就労環境はやはり三障害という嫌なカテゴライズのせいでレベルが低く抑えられ、本当に精神疾患患者にとって人権侵害じゃないかと思うくらいだよ。恐ろしいほどの低賃金だし。最近、就労支援事業所に関する不祥事が相次いで報道されてるが、当然だろうなと思うだけである。
それはそうと2年前からいろいろあって福祉就労環境を離れられ、病院のデイケアに午前中だけ通っているものの、ほぼ自室を中心とした環境で好きなことに充てられるようになった。
これの何が嬉しいかというと、地を這うような低レベルからようやく自分にちょうどいいレベルのことに取り組めることになって、気持ちがスッキリしたし、福祉や厚労省には「ざまーみろ」という思いである。んー、感慨深い。
最初に入院してからの30年間は、ほぼ地獄の黙示録?だったし、こうやって収入が少ないながらも好きなことに取り組めるのは僥倖というか不幸中の幸いだな。徐々に調子も回復してきているし。
ということで、いろいろと自分のレベルに合わせて物事に取り組み始めたのだが、なかなかに調子が良い。今朝父と話していて「お前は長い間読書を続けてきたのだから、もういいだろう。今後は絵画を中心に行動的にやれ」と言われ、こっちは「わかった。もう本を買うのは一切止めて絵画制作に励むことにするよ」と言っておいた。一応デイケアでのインテリごっこと称する数学学習と俳句制作は内緒にしているが。
徐々に自分を高めるように行動するのは実際得意で、読書も簡単なレベルから一応学術文庫レベルの本を読みこなせるようにしたし、何気に写真撮影だけは10年間続けてみた。目標を立ててもそんなにプレッシャーにならないし、できるところまでできれば満足だというふうに考えている。
まあ、調子のせいもあって、世間での定年よりも5年早いアーリーリタイアを選択し、親や病院側にも了承をもらったが、世間の人には想像もつかないことだと思うが、自分のやりたいレベルで物事をできない環境で働いたり活動したりするのは地獄だし、人権侵害じゃないかと思うのだ。特に就労支援制度が酷い。
愚痴も書いたが、今後は自分の程度から始めて、上記に書いた絵画制作と俳句に数学、できれば数学学習の発展としてプログラミングに挑戦してみたい。
人は人、自分は自分と考える性格なので、病気療養中でも何も気にならない。歴史的にも世間的にも病気療養者は大勢いる。ただそれだけのことで罪悪感を覚える気はさらさらない。世間ではFIREと言って浮かれている人たちもいたりするくらいだし。
まあ、今後の人生は歳を重ねるだけなのだが、「老兵は消え去るのみ」という気はなく、くたばるまで自分を高め続けたいという気持ちでいる。性格的に気概はあるほうだ。
長々書いたが、要するに目標を決めてそれに向かって一歩一歩歩みを進めたいということなのだよ。余り欲張っていないというか、年齢もありたどり着けるところまでたどり着けばいいかなと思うくらいである。
けっこう不遇の人生にも、今はそれを気にしている暇はないな。そんなことなら自分を高め続けたい。ただそれだけの話しだ。