ここ数日の鬱っぽさを打破する助けになった作品たちとの出逢い
暑さでおかしかったのか、先日見た訳の分からない夢の話をnoteに書いてみたり、毎日書いていた詩はまったく思い浮かばないし、映画『君たちはどう生きるか』で書きたいことはたくさんあるのだが一向にまとまらないし(さすがにまとまっていない実質メモ状態のものをnoteにあげるのは気が引ける)、そもそもnoteを見るのすらなんか嫌になっていたし、熱中症になりかけて鬱っぽくなり仕事に行けなくなっていたし、散々なお盆であった。
そんな自分がやっと本調子を取り戻しつつある。そのきっかけとなったアルバムと本を簡単にご紹介してみようと思う。
まずアルバム。つい数日前久石譲さんによる『君たちはどう生きるか』のサウンドトラックがサブスクにきた。
このサントラが実にすばらしい。
自分は中学生時代から長年久石譲さんのアルバムを漁ってきたが久石さんの最高傑作アルバムと言っても過言ではないと思う。ミニマルの美しさ、心地よさ、恐さ、すばらしさが存分に味わえる。どの曲も良く、強いてベスト3をあげるなら、「追憶」「Ask me why(母の思い)」「大崩壊」か。
次に、遠藤周作さんの著書『考えすぎ人間へ ラクに行動できないあなたのために』。
ここ数週間何事も考えすぎていた自分。それを見事に打破してくれた。
今日通勤中もこの本を読んで考えすぎるな!と自分を鼓舞した。
例えば、
人間には自然治癒力があるから自分で治ろうという願望を持たなければいけない。
ケセラセラ、なるようになる。目に見えぬ大きなものがうまく運んでくれる。
人間関係ではオーラの範囲、境界線に入らないように注意する。
井上ひさしさんの著書、『ふかいことをおもしろく 創作の原点』。
井上ひさしという人には前々から興味はあったが劇は一切未見、著書も未読だった。
しかし7月に入って同じnoterの檸檬音度さんの読書感想文記事〈檸檬読書記録 『井上ひさし歌詞集 だけどぼくらはくじけない』〉を読んで『だけどぼくらはくじけない』を読み、一言、感嘆。
で、井上ひさしという人はどういう人生を送ってきたのだろうかと思っていたところ、図書館でこの『ふかいことをおもしろく』に出逢ったわけである。
こんな波瀾万丈で、こんなものすごい浪漫で、こんなに強い信念と勉強でもって表現してきた人だったのかと感銘を受けた。
最後に、noterさんのMakoさんが書かれたKindle本『保健室からの手紙 養護教諭という生き方』。
Makoさんご自身の記事〈Kindle本『保健室からの手紙』(電子/ペーパーバック)出版〉でこの本の存在を知りました。
世の中にはこんなに優しくも立派な人がいるのか。そして苦労は決して無駄にならないということをこの本を通してMakoさんは教えてくれた。心がボロボロだった私の治癒力を強くしてくれたすばらしい一冊。いま多くの悩める人に薦めたい。
これらが私の自然治癒力を一気に高め、鬱々とした状況を乗り越えるための助けになってくれた。本当にありがたい出逢いだと思う。感謝します。