どうやってピークを形成するのか
次のシーズンに向けて、どのように身体の状態を最高の状態にするのか、というのはすべての指導者の共通の悩みかもしれません。
今回は、シーズン中に最高の状態をつくるための方法を紹介します!
1.オフシーズン
前のシーズンが終わった直後で、まずは回復に専念しましょう。身体的にも精神的にも回復させることが重要です!
注意点としては、体重の増加です!気をぬいてしまうと体重が増加してしまうことがよくあります。
増量を目的としている時以外の体重の増加には気をつけましょう!
トレーニングとしては、ピークシーズンの40%~50%レベルでトレーニングを行います。
長く、ゆっくりとしたペースでトレーニングを行います。
2.プレシーズン
プレシーズン中のトレーニングは8~10週間行います。
この時期のトレーニングとしては、中強度のトレーニングを行います。
中強度とは、最大心拍数の85~95%の強度です。
目的は、乳酸閾値を高めることと、FOG繊維(速筋繊維の中で有酸素系能力が高い繊維)の強化です。
また、技術的・戦術的スキルを向上させるトレーニングと組み合わせて、トレーニングを作成します。
3.シーズン初期
シーズン初期のトレーニングは、6~8週間行います。
この期間はピークシーズンに向けて、高強度のトレーニングを行います。
高強度とは、最大心拍数の95~100%の強度です。
トレーニングとしては、競技に特異的なパワーやスピードの強化に重きをおきます。
また、無酸素系のトレーニングも組み合わせていきます。
さらには、ゲーム形式のトレーニングを中心的に行い、技術的・戦術的スキルを洗練させます。
4.ピークシーズン
この時期の重要なポイントとしては、トレーニング量を調整し、疲労を蓄積させない事です!
また、積極的な精神的姿勢に重きを置きます。
シーズン中は精神的な疲労もおおきくなります。
指導者として、選手の精神面のフォローを他の時期よりも積極的に行います。
5.まとめ
今回はピークを形成する方法について紹介しました。
今回紹介したものはスポーツによって当てはまるものと、当てはまらないものがあると思います。
一つの参考例として読んでもらえたら嬉しいです!