【受け入れることへの心の葛藤】
〜介護を支えていく方が心が軽くなり、笑顔になってほしい〜
それが私の願いです。
現役の介護士であり、介護セラピストでもある夏希優太です。
私自身の現場での経験から書いていることもありますが、少しでも介護に関わる皆さんのヒントになれば幸いです。そしてひとりでも楽な気持ちで介護に関わっていただけたら嬉しいです。
今日も現場からのお話をしてみたいと思います。
先週末くらいに入所になられたばかりの方がいらっしゃるのですが、今日その方が初めて私の勤務しているデイサービスの利用をされ入浴介助をさせていただきました。
入浴は利用者さんとゆっくり話せるチャンスでもあります。
その方は入所当日もしきりに不安を訴えておられました。数日経ってどうですかと聞いてみましたが、やはりまだ慣れないし不安は大きいとのことでした。当然のことだと思います。
環境が変わったことやうまく馴染んでいけるのかどうか…
でもその方は、「でも慣れていけるようにがんばるしかないわね」と何とか前を向こうとされている気持ちが伝わってきました。それと同時に受け入れていこうとする気持ちとまだ受け入れきれない気持ちとそこの葛藤の段階にいらっしゃるなとも感じました。
きっと介護をしている家族の方も同じ気持ちなのだろうなと自身の中で考えていました。
変わっていく親の姿を目の当たりにして、仕方ないと思っていても中々そうは思えない。以前の元気な姿を知っているからこそ。
親に対して時に強い言葉や態度が出てしまうのもそこの葛藤からくるものもあるのかもしれません。
今日はそんな時の思い方として次のことをお伝えしたいと思います。
先程の利用者さんのように前を向いていこうと切り替えていくことも一つです。
そして逆に受け入れられないからと焦る必要もありません。葛藤の中で気持ちが揺れてもいいし、そんな時には誰かに話を聞いてもらったりしながらその段階では淡々と目の前のことに対処をしていくこと。
どんなに時間がかかってもいずれちゃんと受け入れられる時がやってきます。
だから焦らず一人で抱え込まずに、周りも頼ってみてくださいね。
【今日のワンポイントレッスン】
・受け入れることへの心の葛藤への対処の仕方
今日も読んでくださり、ありがとうございます。