初の夜勤。寝てから出勤するまでを詩に。
午前5時の晩ご飯。
通常なら早起き。
だが夜勤なら、
起きてて当然。
皆が動いている時間に、
自分は眠りに着く。
不思議な気分だ。
早めに寝ようと思って、
朝7時に布団へ
赴くのだから。
家族はこれから学校や会社に行く。
その中で私は夢へ誘われる。
窓から太陽がこぼれて、
起きろ起きろとせっつく。
すまない。
私は今から、
力を蓄えなきゃいけないんだ。
だから起こさないでくれ。
事情知らずのお節介な太陽のせいで、
眠りは浅く、
途切れ途切れとなってしまう。
そして結局、
目覚ましよりも早く起きる。
弟が学校の宿題をする中で、
私はシリアルを食べている。
学生が部活動をしている中で、
私は職場へと向かっている。
帰宅ラッシュの中で、
私は出勤している。
皆は今から体を休める。
私は今から仕事を始める。
皆が寝ている時間に
働いている人がいるなんて、
自分がやってみないと
分からないものだ。