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学ぶ楽しさを知った物語と出会った話。【企画参加#教科書で出会った物語】
皆様、こんにちは。
久しぶりにnoteの企画に参加してみようと思い立って…またギリギリの提出です。(毎度申し訳ございません。)
以前、『メディアパル』様の企画で『#わたしのいきもの写真館』に参加しました。(その説につきましては、大変お世話になりました!)
今回、『#教科書で出会った物語』という事で、楽しそうな企画を立ち上げてらっしゃるのを拝見しましたので、参加してみようと筆を執りました。
企画内容が『物語に対する当時のエピソードなど自由に』と、ありましたので雑記に近い形で書こうと思います。
専門的に詳しい方には物足りない内容となってしまう事だけは、あらかじめご容赦ください。むしろコメント欄に豆知識とかモリモリ書いていただけたら嬉しいです。
とは書きつつも、毎度のことながら、企画に沿った内容なのか内心ヒヤヒヤしています。
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メディアパル様の記事や参加されている皆様の記事を拝見して。
『やまなし』の『クラムボン』の謎追ってたな、とか。
『おてがみ』で(小学生当時、授業で『音読』が必須であったんです)声優まがいの事をした結果、全文暗記しちゃってたな、とか。
(ただ音読するのがクソつまらないなと思って…完全に遊んでましたね)
ポディマハッタヤさんの伝説を久しぶりに聞いたな、とか。
(ポディマハッタヤさん…本当に伝説になっちゃったんですね…)
私も、国語の教科書に対する思い出話は尽きません。
その中でもひときわ思い出深いのは、やはり『平家物語』の『木曾の最期』ですね。自ら学ぶ「学びの楽しさ」を教えてくれた物語だと思っています。
『鎌倉殿の13人』…追えてない…ごめんなさい…。
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地元の関係で、『源氏物語』だったり『平家物語』だったりは割と先生側が熱を入れて授業をしていたように感じました。
中学生の時だったかな?急に『これから毎年百人一首大会やろうぜぇ…』みたいなこと言い出す先生いたりとかもしました。
あと、がけものぼりました。
あれだけはこんごもかんべんしてほしい。(真顔)
一般的に教科書で習う『祇園精舎』の物語は勿論、平敦盛と熊谷直実の『一ノ谷の合戦(青葉の笛)』のエピソードとか、教科の枠を超えて、色々やってたと思うんです。
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ただこれを書いている本人が、地元が嫌で興味なさ過ぎて、何一つ面白いと思わずに淡々と授業受けてました。今、滅茶苦茶後悔してます。
ただ『木曾の最期』だけは、授業受けている最中に色々展開に気づいてしまって、進んで勉強してました。
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あらすじ…どうしようか迷ったんですけど。
木曾義仲の生涯と共にざっくりと説明します。
(興味ある所が巴御前との別れの場面だから、すいませんあんまり自信ない…)
信濃(長野)出身の田舎武士・木曾義仲(源義仲)。
1180年~1183年頃までは、平家を京の都から追放できるほどの武力を兼ね備えており、時の権力者・後白河法皇にも認められるほどの武人だった。
(本人上洛直前の戦、『倶利伽羅峠の戦い』で「火牛の計」で敵を蹴散らしたとかなんとか…それバーフ〇リで見た)
しかし上洛後は政権間で色々と立ち回れず、後白河法皇の仲も決裂。
(地位は貰ったけど、朝廷方面は毛嫌いされちゃったり、都の飢餓問題を収拾できずに民衆からも支持率下がっちゃったり、それによる部下の統率執れなかったり、法皇に意見しちゃったり、西国の平家の残党討伐命じられたけど敗戦しちゃったり…)
1184年、義仲は後白河法皇を幽閉。その直後、ちゃっかり仲良くなって自分の後釜に座っていた従兄弟・源頼朝の指揮する鎌倉軍との戦――『宇治川の戦い』が勃発。
(法皇「やっぱ、頼朝君と仲良くしてて良かった~。なんか~義仲ムカつくことばっかするし~頼朝君やっちゃって~」頼朝「御意」義経・範頼「りょ」)
自身の長年の失態により、ほぼ味方がいない状況での戦の末、結果は惨敗。
近江の粟津(滋賀大津)まで落ち延びるが、粟津の地が義仲終焉の場所となった。(粟津の戦い)
で、まぁ…頼朝さんと戦って最期、宇治から大津まで落ちぶれる様を物語にしたのが『平家物語』の『木曾の最期』であり、義仲と巴御前のラブロマンスが描かれるのが『宇治川の戦い』の場面になります。
本人が実在するしない論争は置いといて。
巴御前、いい女だと思うんですけど私だけですかね。
女子力(物理)高い女子、大好きなんですよ。
単騎で敵陣突撃して、乙女心で敵将の首、首ねぢ切って捨ててんげりしちゃいますからね。(誇大解釈入ってない?大丈夫??)
※最近、文明の利器をも使いこなしている巴御前。ヨモヤパリピ?
あと当時、私もJKだったんでね。(JCで習ってないと思う…)
義仲様とのラブストーリー、キャッキャしましたよ。
(他に巴御前と同じような立場の妾いますけど…キャッキャしますね)
『幼馴染』で『主従』で『妾※』とか設定盛り盛りだけど。
むしろそれがいい。
※木曾義仲(源義仲)との関係は…現代でいう所の…なんかこう…女子力(昼夜問わずの戦闘力含)高めの身の回りの世話してくれる都合のいい女的なポジションと言ってもらえれば分かりやすいだろうか…。表現がひどすぎる。
ある意味森さん家の蘭丸君に似たり寄ったり…。
『(正・側)妻』でないことだけは確定されてる。
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授業中の胸アツエピソードとして。
『おのれは、とうとう、女なれば、いづちへもゆけ。我は打死せんと思ふなり。もし人手にかからば自害をせんずれば、木曾殿の最後のいくさに、女を具せられたりけりなんど、いはれん事もしかるべからず』
『あっぱれ、よからうかたきがな。最後のいくさして見せ奉らん』
木曾義仲(源義仲)殿『巴ちゃんここでお別れや。自分、女の子やし。オレ討死覚悟やし、最悪人の手にかかるようなら自害もいとわん状況やなと思ってんねんけど…最期の戦に女と道連れとか敵側にカッコ悪いとか思われたくないねん!!』
巴御前『…うん、まぁええよ。(全く納得せぇへんけど)最後にウチの戦いっぷり見せたるわ。』
授業中、上記の有名な一説を、古文担当の先生に「この二人の台詞の解釈、自分どう思う?」って聞かれたんです。
私「えっ…そんな事言われたって、巴とおんなじ気持ちですよ…イヤですよ……(語彙力の喪失)一緒に死線をくぐり抜けてきたのに今更…ツラい…そこまでの仲なら一緒に戦って死にたい…その後、武具も脱ぎ捨てて一人落ち延びるエピソードとか聞いたら…巴の事考えたらマヂ耐えられん…しんどい…はぁああ…つら…。。°(°´ᯅ`°)°。ピエン」
先生「だよね!だよね!!でも…義仲殿の行動って…建前とは言え…。」
私「…Σ( ゚д゚)ハッ!」
先生・私「「巴御前の事、『本当に愛してるから』こその行動!!」」
私「そりゃ~そうだわ~!!愛してる人死なせたくないし、できれば末永く元気に、幸せに生きてほしいですもんね~。」
先生「せやで(わかる)」
私「ふぁ~!!!!」
先生「解釈一致した~!!!!」
先生・私「「キャ~!!やだぁ~!!( ´∀`)人(´∀` )ナカーマ!!!!!!」」
同級生「・・・。」
おおむねこんな感じで、授業そっちのけで先生と二人、キャッキャしてました。
なんだろう、先生から教わるだけの一方的な学びじゃなくて。
(解釈違いとかややこしい問題は、一度置いておきましょう)
『(先生なり)誰かと情報や知識を共有できる』
という事が胸アツだったし、楽しかったんだと思います。
このエピソードが心のどこかに残っているから、今でも色々学びに出かけて、学べる楽しさを継続できてるんだと思います。
あと、普通に巴御前がカッコいいですよね。
義仲様の男心は…結構心配。(なんかもう…ボロボロよね…)
なお、同級生は圧倒的『一ノ谷の合戦』のエピソード推しでした。
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純粋な地元愛ならよかったのにね…。
平敦盛と熊谷直実でね…うん……なんとなく察してほしいです。
ついでに『山月記』の話題でも同じような事言ってました。
………みんな、たくましかったなぁ…本当。(遠い目)
まぁ…私も負けず劣らす。
『授業中に恋愛の話とか…ちょっと背徳的よね』とは思ってました。
……聞かなかったことにしといてください。
あと、余談で国語以外だと。
音楽の時間に見た、オペラ『アイーダ』でも大体同じような事になりました。恋バナは、誰だってキャッキャするよね。うん。
お話は以上です。
大変長くなりましたが、ここまでお付き合いありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう。
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