【書評】『実践型クリティカルシンキング』を読んで
1.簡潔なまとめ
クリティカルシンキングとは?
クリティカルシンキングとは、目標の設定や課題解決に効果的な思考方法のひとつで、物事に対して「批判的」な目線をもって、あれこれ考えることを言う。
クリティカルシンキングでよく使われる言葉には、
「なぜ?」「具体的には?」があります。なぜ物価が上がっているのか?インフレとは具体的にどういう意味なのか?
こういった問いも、クリティカルシンキングの1つです。普段から、みなさんも使っている言葉にも、もしかしたらクリティカルシンキングの考え方が含まれているかもしれませんね。
クリティカルシンキングをすることでこんなメリットがあります。
クリティカルシンキングのメリット
自身が対峙している、真なる目標を明らかにできる
自身の現状を正確に把握できる
より多くの課題を発見し、取り組むべき課題を明らかにできる
ここで皆さんに伝えたいのが、「本書の魅力」と「クリティカルシンキングは思考ツールにすぎない」ということです。
また、「クリティカルシンキングの簡単な使い方」の方法を解説した本記事もおすすめなので、是非見に来てください。
2.本書の魅力
クリティカルシンキングの手法が網羅されている
人によりますが、クリティカルシンキングを「普段から使ってる」という人から、「あんまり使わない」人、それぞれいらっしゃるでしょう。
使っていない人は、一度読んでみてこんな思考方法があるんだな、くらいで覚えていればいいと思います。ただし、ある程度クリティカルシンクを利用している人からすると、「クリティカルシンキングを特別なものと思わせたいのかな」と勘繰ってしまうくらい、すごいツールかのような紹介がなされています。しかし、本当にすごいのはツールの網羅性にあります。それはぜひ、読んで確かめてみてください!
3.結論・課題解決する人にとって、ヒントになる本
課題解決にあたり、100%な答えを出せるかと言うと、出せることの方が極めて少ない。
100%まで洗練された答えを出すなら、この本が掲げる「目標設定」「現状の把握」「解決案の策定」それぞれの手法を参考にすることで、あらゆる角度から見つめ直せると思います。