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笑うって最高の治療薬!

こんばんは!

まずの写真について赤(ぼく)他は施設で暮らしているお客様のもの

みなさんに僕のお手本を見せ「ねこちゃんの顔を描いて」と伝えています。しかしどうでしょう…1人はへの(へのへのもへじ)、もう1人は(白目)、更には(リアルタッチガール)Σ(゚ω゚ノ)ノ!!

みなさん作業中はとても話なんてかけられないくらい集中していました。終わって達成感に満ちた表情…みんなで見せ合いっこすると「なにこれ怖すぎるよ〜、人間はいってる〜、なかなかやばいねぇ」などなど言い合い爆笑祭り!内ひとりは笑いすぎて腹筋仕上がったそうな

かたにはまらない個性ってとっても面白いしとっても大事!楽しみながらみなさんに学ばせてもらってます☆


さてさてようやっと本題です

ぼくのいる施設には木のお風呂で1人ずつ入るというシステムがあります。リハビリ的考えではなかなか構造的にリスクの高いもので怖さもありますが、お風呂に入ると「こんないいお風呂入れてくれてありがとう」など笑顔が溢れます。

そんなお風呂の業務で必須となる 「誘導」

なかには拒否が強くお風呂に誘うことも出来ないお客様がいます。しかしそれは職員が無理に誘うことによって起こるもの、なぜ嫌がっているのかも気にしない…やたらと誘えば僕達でも嫌なはずです。無理に誘えばケガにも繋がりますし、なによりそんなお風呂気持ちよくもなんともないですよね

その拒否のためにお客様の1人が毎日朝から晩まで声かけをする。という対応がとられました。

3人の職員のみそのお客様を笑顔でお風呂へ連れ、笑顔で出てくる入浴を頻度が多く出来ています。しかし別業務もある為、毎回この3人のだれかがやることは出来ません。(みんな出来ず結局やることになることはありますが…)

なぜなのか共通していたことがありますそれは

その人から笑いを引き出す

ということでした。僕たちでも単刀直入に誘えばやはり断られます。しかし、なぜ行きたくないのか話を聴きその問題を解決していく中で、その人が好きだったこと、昔やんちゃした話などなどを引き出し楽しかった思い出で盛り上がりお客様とバカ笑いをすること

ただ会話をして笑うだけで「あんたとなら行くよ」と笑顔で受け入れてくれます。

その誘導を皆に伝えましたが大きく変わらず…なぜなのか見ていたところ、お客様にジョークを言ったり「調子悪いのなんてお風呂入ればへっちゃらへっちゃら」と明るく話したり。たしかに笑う方向へ持っていってはいましたが、それは笑わせてる(しかもそのジョークがお客様にとってはなんでもないものかもしれない)であって「引き出す」ということが出来ていないのです

心から笑わなければ心は動かすことなんて出来ないのです

時間がなければ困難極めますが…

認知症には様々な症状がありますが多数の人に昔の記憶は残っています。一概に全員がとは言いきれませんが、思い出を引き出すだけでその人の心は動き僕たちを受け入れてくれるのです。


施設では職員も少なく時間に常に追われ、ただトイレ寝おこし等の業務を行っている人が多いです。その為、お客様たちは只々黙ってシーンとした中で座っています。そんな施設僕なら絶対に行きたくありません。

そこで自分の業務の合間に小グループでなにか作業したり、通りすがりに声をかけたり、壁のあらゆる所にみんなで作った作品を掲示したりと明るく楽しめる生活を送れるよう努力しています。

ただ座ってボーっとしていては今ある機能も低下し認知機能も低下していきます。「あれ綺麗だねー」と作品を見てお客様同士の会話が増えたり、笑顔が見られるだけで活気が上がり、なお明るくなります!

やっぱり笑うって素晴らしい!

現在は同じ考えの職員達(まだ5人くらいですが笑)と一緒にこうしたら楽しいんじゃないか、またリハビリの観点から機能面向上もかねて考えを練っています。

医療、介護の場面でそんな余裕ないと言う職員も多いのが現状ですが、せめて「外見て!空が綺麗だよ!」と通りすがりに何気ない声掛けできるような職員が増えてきてくれると嬉しいなと思っています。

こんな大口叩いているぼくも未熟で完璧ではありません。しかし「お客様を知る」ことで心からバカ笑いを引き出せるような楽しい理学療法士を目指し極めていきます!


このご時世ストレスも多くあります。みなさんも時には映画を見る、ドリフを見る、早口言葉対決をするなどバカ笑いをしてみてください!

笑うこと息抜きすることはとっても大事です!

自分の体を大切にしてあげて下さい(*^^*)

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たかやん
仕事が出来なくなってしまった母の「また働きたい」を現実へ!応援よろしくお願いします☆

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