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読了『「本当の自分」がわかる心理学』

タイトル:
 『「本当の自分」がわかる心理学
  すべての悩みを解決する鍵は自分の中にある』
著者:シュテファニー・シュタール
訳者:繁田香織
発行:大和書房


本の紹介

読者は本書を通して、自身の「内なる子ども」に出会います。
この「内なる子ども」は人間の"無意識"の部分の人格で、
「傷ついている影子(かげこ)ちゃん」と「陽気な日向子(ひなたこ)ちゃん」
の二人が住んでいます。
内なる子どもがどのような信念・防衛戦略を持っているのかを知ることで、
今の行動が紐解かれ、特に今問題を抱えている人の助けとなります。

この本を読んだきっかけ

現在受けているキャリアコーチング(ポジウィル)で、
課題図書として提示されて読みました。

本からの学び

無意識が経験と行動の80〜90%を操っている

ポジティブな刷り込みよりもネガティブな刷り込みの方が、大人になってから大きな影響を及ぼします。なぜなら、子ども時代に受けた侮辱や傷を二度と味わうことが内容に、「内なる子ども」がいろいろな対策をとるようになるからです。

本書P12L1

無意識、つまり、内なる子ども、特に影子ちゃんが
私たちを操作しているということです。

また、「内なる子ども」は、子ども時代に満たされなかった「守ってもらいたい」「認めてもらいたい」と言った願望を、大人になってから満たそうとするようになります。

本書P12L4

人間の4つの心理的な基本的欲求

心理的な基本的欲求とは、以下の四つになります。
・結びつき欲求
・自由欲求
・快感欲求
・承認欲求

本書P36L14

これらの充足に応じて、日向子ちゃんと影子ちゃんが作られます。
ただし、満たされすぎても問題が生じるので
子どもの教育は一筋縄ではいきません。


ハーモニー志向者は自己主張をせず、「受動的抵抗」をする

自己防衛戦略の1つ「ハーモニー志向」の人は、
相手に合わせてばかりいて、それに慣れてしまうと、
適切に自己主張することができなくなるが、
「相手に抵抗したい」という衝動を
わずかながら覚える人も少なくないといいます。

その際にそれを「受動的抵抗」で表します。
例:言われたことをわざとやらない、
  他のことをして誤魔化す、
  連絡を取るのをやめる

本からの気づきや感じたこと

この場では紹介しませんでしたが、
本書内で自分の「内なる子ども」を発見するワークがあり、
またポジウィル面談を通しての自分の影子ちゃんの姿が見えてきました。

Takuyaの影子ちゃん

私は先述の「ハーモニー志向者」で、
空気を読んで自分の言いたいことが言えない状態である一方、
それが言える状態の時は"輝いていた"ことも面談を通してわかりました。

自分の影子ちゃんの癖として考える力はあるので、自信を持たせてあげて、
言いたいことを言えるようになれれば、
信念のループから抜け出してやっていけるのではないか。

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