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10000回腕立て伏せで得たものとは?

昨年の8月中旬、こんなことを自分に課しました。

一年で10000回、腕立てをする



ジム通いをしていたのですが更新のタイミングを機に退会して、それまで経験で学んだことを自分だけでやってみようと公園にあるものを使って自重トレーニングを始めました。

ただ意外だったのが公園は何にもない。
雲梯や背が高い鉄棒はどこにでもあると思ってたし、
大人が体を動かせるような運動専用の器具が一つや二つはあると思ってました。

公園は多いのに何もないんです。
鉄棒があっても子供用でみぞおちの高さしかないんです。
他はベンチしかないんです。
先ずトレーニングが出来そうな公園を探すことから始めるのでした。

すると自転車で20分くらいのところの公園に背が高い鉄棒を見つけました。
わざわざ行くのも大変で続かない予感がしたのでそこは断念。
近場でないと習慣にするのが難しいんですよね。どうしようかと、たまたま通りがかった近所の公園のベンチに座り、いいアイデアがないか模索していると自分が座るベンチが横並びでもう一つあり、その隙間がちょうど肩幅強の幅があり、これ腕立てにいいんじゃない?
やってみると自分専用のような丁度良さ。

先ずは腕立てからやっていこう!!

トレーニング方法をジムで教わったように、毎日ではなく週3~週4で続けていく。
10日経ったくらいで、何回を限度にしようか考えた。
頑張ればどこまでもいけそうだけどやり過ぎて怪我をしたら意味がない。
怪我をした過去が甦った。そしてこの年の春に耳下腺炎にも罹り酷い目にも遭った。
無理しないで行こう。

無理をしないで頑張り続ける。
頑張りつつ手綱はしっかり握る。

それは自分の中でモチベーションを下げる事にも繋がり、その中途半端な気持ち悪さのせいで腕立てをするのが億劫になりました。

そうして考え抜いた先に、自分を鼓舞する良い言葉が浮かんだのでした。

なんでもチャンスに変えよう


今やっていることは自分にとって良いことなのだから前向きで捉えよう。

そのことを書いた記事がこちらです。良かったら読んでみてください。

そして淡々とこなす無限の加算は止めて、一年で10000回チャレンジしてみようと決めました。
10000回やろうではなく、一年で10000回目指すことが大事なところ。
10000回は週5で一日100回やり続ければ約5か月で終わる計算です。
ただ数だけだとやはり無理が祟ったりプレッシャーになってしまうからよくない。
週3ペースで一日に約100回やり続けるのは無理がなくルーティンを作るにも良いし、1年以内に達成できる。
それに単純に10000回チャレンジ達成出来たらカッコいいですよね。
そうして10000回腕立てがスタートしました。

始めは順調でしたが、雨の日や体のコンディションが悪い日もあり、思うように進まない時もありました。

この程度でやらない?
もう休む?
楽してないか?

自分に物差しが向けられメンタル的に苦しくなることも。

トレーニングジムで色んなマシンで色んな方法でたくさんのトレーニングをしてきた時期からすると、たかが腕立て。されど腕立て。

手の位置で負荷のかかりが変わるし、スピードや意識する部分で利かせ方が変わりますし、様々な方法があり腕立て一つで奥が深い。

2カ月弱で2000回に達し、その3週間後に3000回に達した。
体を絞りながら腕立てをして、ムキっとはなってないけど少しずつ基礎筋力がついていた。

この頃気持ちにはムラがあり、頑張ればいいじゃんという単純なものではなく、疲れが取れなかったり体のどこかが痛かったり、モチベーションを保つのが一苦労でした。

だから正直自分のための筋トレなのに面倒くさい日も、なんだか気が向かないという日もありました。そんな時、自分のための時間なのに面倒くさく思うならやめてしまえば?とネガティブになりそうになる。
その雑念を打ち消すように、「無理しないで正解…」と心を撫でてあげます。

前向きな気持ちを維持していくのは意外と難しいと思い知った時期でもありました。

3000回まで来るとマンネリ化してきました。
このままでは変われないと、パンプアップするような負荷をかけた腕立てメニューにするか、別の筋トレも取り入れるか。
腕立ては前に押し出す筋トレなので、引っ張る動作も入れようと懸垂も始めることにしました。

10000回腕立てを継続しながら懸垂もやっていく。これは特に数の目標は無く、この時懸垂が3回くらいしかできなかったから目指せ連続10回と単純な目標にしました。

懸垂も最初からできないので、僕の中で半懸垂と呼んでいる飛び跳ねて一度体を上にあげてからゆっくり腕を伸ばす方法を取り入れました。

12月のクリスマス前に腕立て5000回を超え、半懸垂は600回目前。

4カ月でこの数ならGW前には目標クリアかな?

さて4カ月後の4月はどうなったのかというと、腕立ては7200回、半懸垂は2150回になってました。この頃、懸垂の力がついてきて半懸垂と懸垂を半分にしていました。10回やるなら5回ずつ。

そして腕立ては…

ペースダウンしてますね。どういうことかというと、

これは種目を増やしたことも大きいのですが、半懸垂の数がこなせるようになったら自然と負荷もかけていきその分疲れも溜まってきました。
実は腕立ても同じで、この頃はプッシュアップバーを購入しきついメニューで腕立て伏せを行っていました。力がついてきた分負荷をかけていったので疲れが強く残り、身体の回復も時間を掛けてケアしないと戻らなくなっていました。

腕立て伏せだけをしていた当時は30分くらいで終わってましたが、半懸垂を始めて1時間くらいかかるようになり、2種目を負荷かけるようになったら1時間半かかるようになり(腹筋やスクワットもメニュー入り)、他の作業に影響が出てきてしまったので、何か減らそうと順調に数が増えてきている腕立て伏せを休むようになりました。

未来は何があるか分からないですね。

1年で10000回腕立て伏せの目標だったけど、すでに中身が濃くなっています。

そうして1年と1カ月半かけ10月頭に10000回腕立て伏せ目標達成しました。
因みに懸垂は2025回です。

この1年体は鍛えられたのはもちろんですが、一番鍛えられたのは集中力とそれを支える精神力と感じています。
精神力を鍛えるためのメンタルコントロールの気づき一つ一つが精神を安定させ、ストレスを感じさせること無く集中を維持できました。
このサイクルが大変大きな収穫になりました。

継続は力なり

継続していくことであらゆる経験が出来、気づき実行し反省し思考を巡らせまた気づき実行し反省し思考を巡らせ自分を成長させていくのでしょうね。


目標は道しるべ。


もがいてもがいて生まれた自分の好きな言葉です。
その時の詩です。とても心の支えになってます。

目標は道しるべ。

闇雲に行き当たりばったりにならない様に誘導してくれるもの。

到達できなくてもいい。

目標の目的は達成ではなく道しるべなのだから。

道を外さない様に教えてくれるもの。

落ち込まない様に支えてくれるもの。

自信を持たせてくれるように背中を押してくれるもの。

目標にプレッシャーなどいらない。追い込むこともしなくていい。

好きな歩幅で好きなペースで自由に進めばいい。

目標は道しるべなのだから。


1年で10000回の腕立て伏せは目標であり道しるべ。
1年で達成できなかったけどそれで良し。
道しるべなのだから。

この道中で学んだこと気づいたこと磨けたことすべてが
自分にとって栄養になり、未来を作る力になりました。

次の道しるべは何にしようかな。




散髪の後。今の髪型が気に入ってます。


いつものリフレッシュ。
横浜万葉倶楽部。
ライトアップのためのブルーライトは本来ロマンチックなのですが
怖えええええええ!


金木犀の香りが日に日に強くなってきますね。
好きな匂い。

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高杉 瑞穂 | 俳優
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