山下 隆

超短編小説を書くのが趣味です。大体2000字以内で、異世界ものを良く書きます。数分で読…

山下 隆

超短編小説を書くのが趣味です。大体2000字以内で、異世界ものを良く書きます。数分で読めるので気軽に読んで下さい。エブリスタに同時投稿している小説もあります。

マガジン

  • 【連載中】連撃の勇者-状態異常で切り開く英雄譚-

    魔王軍に故郷を奪われた剣士レイブンが、勇者となり王国を守るために立ち上がる。彼の武器は「状態異常」を引き起こす速攻で連撃の剣技。仲間は、素早く火の魔法を放つ陽気な魔法使いオスカーと、冷静で確実な回復を行う僧侶エリゼ。全員Sランク冒険者で構成された「速攻パーティー」は、絶妙な連携で戦局を優位に進める。レイブンの疾風のごとき剣技、オスカーの迅速な魔法、エリゼの的確なサポートが織り成す戦闘で、魔族たちを追い詰める。目指すは魔王討伐。信頼と速さで切り開く、熱き英雄たちの冒険が今、幕を開ける。

  • 【連載中】ヘルミーネと魔王の杖

    ひょんなことから「魔王の杖」を手に入れてしまった低ランク冒険者のヘルミーネ。彼女が持つのは、闇属性の強力な魔力を秘めた特別な杖と、魔王から贈られた「魔王の加護」。一人ぼっちでも無敵の力で連戦連勝を重ねながらも、彼女の本当の夢は、魔族と争わずに平和に冒険者として生きること。しかし、魔王との繋がりは最大の秘密。葛藤と成長の中で、ヘルミーネは己の力を信じ、冒険者として歩んでいく。魔王の力と共に挑む、爽快な冒険ファンタジー!

最近の記事

連撃の勇者‐状態異常で切り開く英雄譚‐ 第1話 貧乏剣士は借金返済しながら勇者を夢見ました

 貧乏な剣士レイブンは勇者になることを夢見る若手冒険者だ。冒険者の頂点である勇者になるために実績を作りたい。彼は剣術を得意としているけれど、特技がない。技術的な変革が必要だった。  俺が勇者になるには冒険者ランクを駆け上がるしかない。もっと剣技を極め、確固たるものにする必要がある。  彼は剣術の実力向上につながる教育体制が得られず、見様見真似で訓練してきた。指導を受けるにも金が無い。憧れとする剣士は、大昔の伝説の剣聖で、相手に状態異常を与えて勝つ戦術が得意だとされていた。

    • 超短編として2作投稿した、 『ヘルミーネと魔王の杖』をシリーズ化して連載します。第3話投稿しました。まとめてマガジンに入れています。 あと、今日から新作シリーズ 『連撃の勇者-状態異常で切り開く英雄譚-』 を連載します。よろしくお願いします。

      • ヘルミーネと魔王の杖 第3話 どうやって、強大な攻撃魔法を身につけたのか?

         ヘルミーネは魔法訓練所を卒業後、引き続き訓練生として在籍した。圧倒的な魔力を見せつけ、初心者レベルではないとの判定で講座を半ば強制的に卒業させられている。彼女は大金を払って、練習場を一つ貸切った。ドラゴン討伐で高額な報酬を得ていたから余裕がある。攻撃魔法習得の練習を積む。  ヘルミーネは未だに、安定した技術としての攻撃魔法を何一つ習得していない。  私の不注意で杖の魔力が暴走するのはまずいし、自分の意思で狙いを定めてモンスターを倒せる程度に杖の魔力をコントロールしないと

        • ヘルミーネと魔王の杖 第2話 なぜ、誰も信じない?

           ヘルミーネはギルド受付で魔族の森で倒したドラゴンの角を換金しようとした。受付は驚く。 「どこでこんな貴重な物を拾ったの?」 「私が倒したドラゴンから取ったものです」 居合わせた冒険者が一斉にどよめく。 ギルドマスターが呼ばれて来る。 「嬢ちゃん、嘘は良くないぞ。まあ、たまたま森で拾ったんだろ」  ヘルミーネは疑われるのに納得した。 本来、私のような低ランク冒険者がドラゴンを倒せるわけない。 「嘘に思えるでしょうけど、ギルドのゴミ箱で拾った杖を使って倒しました

        連撃の勇者‐状態異常で切り開く英雄譚‐ 第1話 貧乏剣士は借金返済しながら勇者を夢見ました

        • 超短編として2作投稿した、 『ヘルミーネと魔王の杖』をシリーズ化して連載します。第3話投稿しました。まとめてマガジンに入れています。 あと、今日から新作シリーズ 『連撃の勇者-状態異常で切り開く英雄譚-』 を連載します。よろしくお願いします。

        • ヘルミーネと魔王の杖 第3話 どうやって、強大な攻撃魔法を身につけたのか?

        • ヘルミーネと魔王の杖 第2話 なぜ、誰も信じない?

        マガジン

        • 【連載中】連撃の勇者-状態異常で切り開く英雄譚-
          1本
        • 【連載中】ヘルミーネと魔王の杖
          3本

        記事

          【マンガ動画化】新素材の剣は冒険者を自信過剰にした

          すでに投稿した超短編小説 『新素材の剣は冒険者を自信過剰にした』 をYoutubeのマンガ動画にしました。 見てみてください。 chatGPTを利用してイラストを作成しましたが、やはりキャラクターやドラゴンの見た目には一貫性がありません(笑) ※表紙イラストと上記動画はDALL-Eによって生成されました。

          【マンガ動画化】新素材の剣は冒険者を自信過剰にした

          【マンガ動画化】低ランク冒険者は正体不明の杖で最強になる

          すでに公開済みの超短編小説『低ランク冒険者は正体不明の杖で最強になる』 をマンガ動画にしてみました。2分弱の長さでまとめて、Youtube動画にしてあります。 AIのchatGPTで生成したイラストを元にしていて、キャラクターの見た目に一貫性がなく完成度が低い動画と言えますが、良かったら見てみてください。 ※表紙の画像と上記動画はDALL-Eによって生成されました。

          【マンガ動画化】低ランク冒険者は正体不明の杖で最強になる

          【超短編小説】勇者よ、その井戸水を飲め!

           勇者一行は魔王討伐の旅の途中、ある村に立ち寄った。村には回復の井戸と呼ばれる井戸がある。勇者は興味を持って村人に聞く。 「回復の井戸って呼ばれてるけど、ここの水、何か効能があるの?」 「さあ、知らないね。飲んでも何も起こらないさ。みんな普段から飲まないしね。飲んでみな」  勇者は井戸水を飲む。 「普通の水だな」  村の長老が遠くから見ていた。 「勇者なら、いつかこの水が役立つかもな。でも、何事もなければそれが一番だ」  勇者は怪しんだ。 この村の住民は、井戸

          【超短編小説】勇者よ、その井戸水を飲め!

          ヘルミーネと魔王の杖 第1話 正体不明の杖

           ヘルミーネは初級レベルの魔法使いで低ランク冒険者だ。ある日、クエスト帰りに冒険者ギルドに立ち寄ると、ゴミ箱にボロの魔法の杖が捨てられていた。自分の杖よりはマシそうだ。受付係に尋ねる。 「この杖は本当に捨てるんですか?」 「捨てるよ。Aランクパーティーが狩ってきたモンスターが持ってた物だ。どうせ食われた冒険者の物だよ。持ち主なんか出てくるわけない。君にあげるよ」  彼女は、持ち主不明の杖をもらった。 「ありがとうございます」 出てこないだろうけど、仮に持ち主が出てき

          ヘルミーネと魔王の杖 第1話 正体不明の杖

          【超短編小説】新素材の剣は冒険者を自信過剰にした

           冒険者レッドは評判の新素材で作られた剣を手に入れた。剣技のスピードや精度が上がり、身に付けているのか、いないのか分からないほど軽量だ。  レッドは剣の軽さを活かし飛躍的に実力をあげた。斬撃のスピードが驚異的に上がり、モンスターが反応する前に倒す。  こいつがあれば、俺一人でもかなり戦えるな!  パーティーの主力として、高難度クエストを次々に成功させていく。 彼は他のメンバーに自信を見せる。 「ランク昇格はすぐそこだ!」  ドラゴン駆除に挑戦した。彼のパーティーは

          【超短編小説】新素材の剣は冒険者を自信過剰にした

          【超短編小説】精霊の加護を受けたエルフの冒険者は200年でSランクに到達する

           エルフのAランク冒険者であるレクシアは、200年前からSランク冒険者を目指している。この国で最高位の冒険者として栄誉と富が約束され、名実ともに冒険者の頂点に到達できるからだ。  彼女は、300年前に精霊の加護を受け、戦闘開始から5分だけ攻撃力が上がるという貴重な特性を持っていた。現在、挑戦中の難関ダンジョンは最深部に凶悪なモンスターがいて、倒せばSランク冒険者に昇格できる。更に勝てば、戦闘において大きなアドバンテージを得られる素晴らしいスキルが手に入るという。  挑戦開

          【超短編小説】精霊の加護を受けたエルフの冒険者は200年でSランクに到達する

          【超短編小説】元勇者と元魔王は戦乱から逃れた

           元勇者のライナーは魔王討伐隊を引退後、ある田舎町を拠点に、高ランク冒険者として生活していた。  彼は勇者時代、魔王城まで到達するも、あと一歩のところで魔王に逃走される。  その後、魔族は勢いを盛り返し、現在も現役勇者を討伐隊のリーダーとして戦いが続いていた。  ライナーはクエストの度に勇者時代を思い返す。 あの頃は、苦しい日々だった。魔王は倒し損ねたものの、あれが俺の実力の限界だ。勇者が世代交代して本当に良かった。  一方、現役勇者は魔王軍のしぶとさに苦戦している

          【超短編小説】元勇者と元魔王は戦乱から逃れた

          【超短編小説】クビになったギルドマスターは元受付係とパーティーを組みました

           ハンスはこの町の冒険者ギルドでギルドマスターをやっている。ある日ギルドに出てくると、長老に追い出されてしまった。 「ハンス、お前を含めてギルドの従業員全員に辞めてもらう。ギルドの経営権は貴族のルーク様に売却した」 「長老、では誰がギルド運営をするんですか? 金持ちの道楽に付き合うつもりですか?」 「ルーク様が決めることだ。お前にはもう関係ない」   受付係のリーゼも話を聞いていて、抗議する。 「そんなめちゃくちゃな話がありますか? お金を積まれれば何でもするなんて

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          【超短編小説】ミスリルで儲けた雑魚冒険者が低級クエストを趣味に余生を謳歌する

           ラルフは最低ランクであるF級冒険者だ。 主な仕事は薬草採取と土木工事で、単純作業と肉体労働全般といったところ。  所有スキルは盗聴と忍び足だ。あまりに戦闘力が低いため、パーティーへの加入も認められていない。 「今日の土木工事も平和に終わった。日銭を稼いで変化のない日常を送るのも悪くはない。しかし、単純労働は他にいくらでもある。俺の冒険者キャリアも、もう潮時だな。」  モンスター討伐での大金稼ぎを夢見てギルドに登録するも、思い描いていた冒険者像とは全くかけ離れた現実に

          【超短編小説】ミスリルで儲けた雑魚冒険者が低級クエストを趣味に余生を謳歌する

          はじめまして異世界もの超短編小説を書いています

           山下隆と申します。  超短編小説を書くのが趣味です。異世界ファンタジーが好きで、良く書いています。  異世界もののアニメを観ているのと、自分の想像で書けてしまうところが面白く感じています。基本的に軽い感じのショートショートを書くつもりです。  小説執筆は初心者です。よろしくお願いします。

          はじめまして異世界もの超短編小説を書いています