早川隆@しいたけが食べられません

小説家 「宵の薬師」 http://tinyurl.com/2p8kb5ej 「高嶺の花」 http://tinyurl.com/y7yz9d5r 「海峡奇譚」 http://tinyurl.com/4wh4cww9 「敵は家康」 http://amzn.to/3RGKt7r

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最近の記事

「時代小説SHOW」 様にご紹介いただきました!

 表題の通りです(笑)。  歴史・時代小説専門の貴重なレビューサイト、 「時代小説SHOW」さんに疾渡丸の第2巻を取り上げていただきました。  実は、「中の人」の理流さんとは実際に面識もあり、日頃からとてもお世話になっております。本シリーズのスタートをとても喜んでくださり、早速、帯コメントも頂戴することになりました。 【新着本】早川隆さんの『幕府密命弁財船・疾渡丸(二)』 理流さんは、長年、この貴重なレビューサイトを運用されている、骨の髄まで歴史・時代小説大好きマン。私

    • 幕府密命弁財船・疾渡丸 第2巻 発売!

       お待たせいたしました!  「幕府密命弁財船・疾渡丸」の第2巻、  「鹿島灘 風の吹くまま」 が、次週月曜日、10月21日に発売となります。  実はそれよりも早く、一部の大手書店などではすでに文庫版が並んでいるようです。もしかしたら既に手にとっていただいた方もいらっしゃるかもしれません。  今回は表題作の 「(鹿島灘)風の吹くまま」 「(江戸表)歩き声明」 の2本です。  声明は、しょうみょう、と読みます。  前巻のラスト、虎之助の「宜候!」の号令とともに堂々と銚

      • 疾渡丸ノート (03)  録音し損ねスペースの補足 : 岩吉のトラウマ大海戦について

         ご好評いただいている「幕府密命弁財船・疾渡丸」第1巻、「那珂湊 船出の刻」なのですが、関連して過去に何度かTwitter(X)スペースをやっております。  しかし、その第4回目、いろいろあって録音設定に失敗し、再度チャレンジしても失敗し(なぜだw)、後から聞こうとされていた方々にご迷惑をおかけしましたので、サマリを残したいと思います。  間もなく第2巻が発売されるタイミングのため、ひとつだけ、言い落としていたことについて補足しました。  第1巻第1話に出てきた、船大工

        • 疾渡丸ノート (02)  船の出発地点 那珂湊の取材について(後)

          前編では、那珂湊の歴史的な位置付けや当時の様相(想像)などについて書きました。 後編では、実際に取材に行った際のことを写真日記風に書き留めておきたいと思います。 まず、強烈な逆光写真からですが(笑) これは、昨年の秋に実際に現地へ行った際に撮った夕景です。物語の冒頭に描いた、直視できないくらいに乱反射する陽光という表現は、まさにこれですね。本当に光の渦に巻き込まれるといった感じで、何も見えなくなります。そして、まもなくここを「さぎり丸」が通りかかるわけです(脳内) 「さ

          疾渡丸ノート (02)  船の出発地点 那珂湊の取材について(前)

          8月20日発売予定の新刊シリーズ、「幕府密命弁財船 疾渡丸」、もうお読みいただけましたでしょうか。 前回は、岩手県の大船渡で復元弁財船の実船取材ができた旨を書きました。今回は、その第一話目「那珂湊 船出の刻」の舞台となった、那珂湊(なかみなと)について、ちょっとこぼれ話などを。 まず、那珂湊という土地について。当時からある程度ひらけた湊だったそうですが、現在も同じ場所に、同じ名前で港湾として機能しています。行政区分としては、茨城県ひたちなか市に属し、「那珂湊」は周囲の通称

          疾渡丸ノート (02)  船の出発地点 那珂湊の取材について(前)

          残暑お見舞い申し上げます!本日発刊となりました!

          残暑お見舞い申し上げます!本日発刊となりました!

          疾渡丸ノート (01)  奇跡の弁財船 気仙丸の取材について

          8月20日発売予定の新刊シリーズ、「幕府密命弁財船 疾渡丸」についての執筆こぼれ話などを書いていこうと思います。 まずは、一枚の写真を見てください。 一艘の、帆船の写真ですね。そり上がった船尾と、特徴的な高い帆柱が印象的です。そして、いろいろなものが散乱している陸地・・・ 陸地? いや、今度は、反対側から引いた写真です。 中心から、やや右寄りにさっきの帆船が小さく写っています。そしてここは陸地ではなく、海です。奥まった湾の一角。そして、海には破壊された他の船や車、大量

          疾渡丸ノート (01)  奇跡の弁財船 気仙丸の取材について

          「幕府密命弁財船 疾渡丸」 シリーズ刊行のお知らせ

          皆さまこんばんは。 相変わらず関東地方は暑さハンパなく、何度も集中豪雨が襲い来たり、また家では漏水騒ぎが起こり、あの件この件と細かな野暮用's が四方からワーっと押し寄せ、体力回復のためにと入会した近所の某名門テニスクラブには全く顔を出せず幽霊部員化・・・なんか良いことがひとつもなさげな7月を送り、8月に入ったわけですが。 いいお知らせがひとつ、ございます。 中央公論新社さんから、「中公文庫」の書き下ろしとして、 「幕府密命弁財船 疾渡丸①  那珂湊 船出の刻」が刊行

          「幕府密命弁財船 疾渡丸」 シリーズ刊行のお知らせ

          「神様ガチャという名の三題噺」所収、拙作「ウルフ・パウダー」についてのネタバレリファレンス

          ええっと、今日は短いです(笑) 昨日、Twit・・・じゃなかった、Xでスペースやりました! 知らない人のために言うと、Twit・・・いやイーロン・マスクのおもちゃと言われるXさんで、ユーザーが誰でも無料で音声放送ができるんです。スペース、といいます。それをやりました。 テーマは、以前にも書きました同人系の新刊、「神様ガチャという名の三題噺」の中に収録された私のショートショート、「ウルフ・パウダー」についてのネタバレリファレンスでございます。 作中に使ったネタの背景や、

          「神様ガチャという名の三題噺」所収、拙作「ウルフ・パウダー」についてのネタバレリファレンス

          もう、やってらんねえよ !!

          私が第6回アルファポリス歴史・時代小説大賞の特別賞をいただき、その受賞作を改稿した「敵は家康」でプロデビューさせていただいてから、はや2年半。 短いようで・・・しかしとっても、とっても長い2年半でした。 そのかん私は、(日々の活計を得ることのほかに)2作目を出すことに全力を傾けて参りました。が、なかなかうまく実を結ばず、悶々とした焦慮の日々が続き・・・私がそうやって停滞しているあいだにも、ほぼ同期のネット出身の書き手たちが、続々と大活躍を始めます。 同時デビューの筑前助

          もう、やってらんねえよ !!

          新刊告知 : 「神様ガチャという名の三題噺」

           このたび、私の知友でテニス仲間、そして自称「16歳美少女」の、 三原みぱぱさん責任編集で、 「神様ガチャという名の三題噺」 というアンソロジーが出ました。パチパチパチパチ。 神様ガチャ、とは、みぱぱさんや、本アンソロのトリを飾るちぇりさんらが主催している、ネット作家同士のツイキャス番組での参加型イベント。 まず、参加者各自が、作りたい物語についての、  ・テーマ、場所  ・キャラクター  ・ジャンル を持ち寄り、それをガチャにかけ、強制的にそれぞれ割り振る、という鬼

          新刊告知 : 「神様ガチャという名の三題噺」

          (いまさらですが) 筑前助広さんについて

           わたしの盟友(と勝手に思っている)同期生たちのことを書いていました。 https://note.com/takashi_hayakawa/n/n9ad8e2cf3fae  今回は、触れぬわけにはいかぬ、筑前助広さんについて書きましょう。  (トップの画像を眺めて)なんだろう、漂うこの重鎮感・・・ちな、私より17歳ほど年下なんですがw  ここ最近ものすごい大活躍ですよね・・・!!! (・Д・)  あたしとほぼ同時デビュー(正確には1ヶ月だけ筑前さんが早い)のはずなのに

          (いまさらですが) 筑前助広さんについて

          (いまさらですが) 綿涙粉緒さんについて

          そういえば、しばらく、小説に関することをまるで書いておりませんでしたね。 このかん、私の同期(?)ともいうべきネット作家の盟友2人の環境に、とても大きな変化が訪れていたので、今さらではありますがエールを送らせていただきます。今日はその前編。 まず、いち早くライトノベルの分野から打って出た、 「ハイテンションなべしゃりOK、実は落語家じゃないか疑惑のある爆笑時代小説家」 こと、綿涙粉緒さん。 彼がホビージャパン社から3巻ほど出している「名湯『異世界の湯』開拓記」が、コミッ

          (いまさらですが) 綿涙粉緒さんについて

          シュールな世界に迷い込みました

          ちょっと前のことなんですが、千葉県の銚子市というところに行ってきました。利根川の河口に広がった大きな町で、多くの漁船の基地にもなっています。ていうか、関東の人間なら知らぬ人はいないくらいの場所ですが、意外に行ったことのある人は少ないんですよね(私もそうでした) ちょうど銚子大橋の南の付け根からぐるりと岬の全体をまわり、犬吠埼を通過、関東の突端をまる1日かけて歩いてきました。 あちこちの岸壁につけてある最新鋭のカッコいい漁船群、海上保安庁の巡視艇群、移動式(?)の巨大なケー

          シュールな世界に迷い込みました

          煎酒初体験!

          わたしは料理をやらん人間なのですが(後片付けが面倒くさい、ずぼらタイプw)、このたび、「煎酒」なるものを通販で見つけ、購入してみました。 「煎酒」または「煎り酒」。 皆さん、ご存じでしたか? 和食通のあいだでは有名らしいですが、私は知りませんでした(←こら一応歴史作家 日本料理の味の根幹を、おそらくは味噌とともに担う最重要調味料、醤油。しかし、江戸時代の前期まで、実はほとんど使われておりませんでした。 醤油が一般化するのは、おそらく元禄以降、江戸時代の中期くらいから

          2023年ありがとうございました!

           あっという間に2023年も終わりですねー  私は、昨年2月に『敵は家康』でデビューしてから2年目。  いくつかのKDP出版物が、もうびっくりするような泰斗の先生方による意外な高評価をいただいたり、昨年の「冷光」に続き、戦国短編「杏の嘘」をBekko誌に掲載することができたりと、じんわりとした満足感に彩られた一年でありました。  成果物としては、以下の通り。 「海峡奇譚」 「高嶺の花」 「宵の薬師」   ※ 短編集 BEKKO 増刊 歴史時代小説特集号 (202

          2023年ありがとうございました!