『ネコ学大図鑑』を読んで。
昨日までゆるゆると読んでいた本はこちら。↓
かわいいイラストも相まって、本当に分かりやすくて勉強になった。
猫好きではあるけれども、詳しいことは何も知らなかった。
それでも、こちらの一冊だけで、猫ちゃんについて大体のことは分かるのではないかと思う。
もし初めて猫ちゃんを家族に迎えようとされている人ならば、何かしら情報集めをされるだろう。
インターネットなどでも十分かもしれないが、せめてこちらの本一冊でも手にしてほしいと思った。
簡単に読めるけれども、内容は濃くて納得させられるものばかりだったように思う。
一緒に暮らすことがどんなに大変なことか、よく分かった気がする。
最近、夜寝る前に必ず見るYouTubeの猫ちゃん動画がある。
最初に見てみたのがこちらだ。↓
仔猫を保護される様子。
優しい保護主さんに必死に着いていこうとする姿が印象に残った。
どうやらこちらのYouTubeチャンネルでは最初の動画でもあったようだ。
こちらを見てから、毎日古い順から一つ一つ見させていただいている。
そして、こちらの保護主さんの家には既に保護猫ちゃんが二匹いたようだ。
こちらは実の姉弟だとか。
保護施設でずっと一緒に居る姿を見て、引き離すことができずに一緒に引き取られたのだとか。
本当に優しい保護主さん。
そして、きっとまだお若いだろうに、なんて立派な方たちだろうか。
そんな保護主さんの元で育ったからか、先住猫の二匹の姉弟も本当に優しい。
仔猫のリノくんもすぐに受け入れてくれたようだ。
まだ保護されて間もない頃、もう既にリノくんは下の動画の状態だ。↓
姉のラナちゃん、兄のロアくんにも可愛がられて、本当に幸せそう。
見ているだけで癒やされる。
時々感極まって涙が出そうにもなる。
…歳か。
見出し画像は、昨年、近くの保護猫カフェに遊びに行った時のもの。
昔かわいがっていた、野良猫のメリーにそっくりな子。
…とは言っても記憶も曖昧で写真も残っていない。
ただ、保護猫カフェの子は病気で少し辛そうにしているけれども、首をシュッと立てて堂々と家の入口前に座っていた姿はハッキリ覚えている。
それがメリーとの初めての出会いだった。
きっと元イエネコだったのだろう。
幼い頃には分からなかったけれども、近所には野良猫がたくさんいた。
そして、猫屋敷と思えるようなご近所さんがいらっしゃった。
それでも近付いても逃げない子は初めてだった。
嬉しくて名前を付けて可愛がった。
最初に出会った場所の自転車の下で、自分が見ている目の前で仔猫たちを産んでくれた。
自分はただただ嬉しくて可愛くて仕方がないだけだったけれども、地域にとって、大人たちにとっては当時はもう迷惑行為だったのだろう。
紹介させて頂いた動画の保護主さん。
まだ一時的に保護を決めただけの状態で、車に仔猫を導きながら「帰ろうね」…と。
自分は初めてメリーを車に乗せてどこへ連れて行ったのか…。
改めて動画を見返してみて、改めて思った。
"人生に後悔なんてない"
…その理由は、
「当時の自分にはそうすることしかできなかったから。」
「もし戻れたとしても同じことを繰り返すだけだと思うから。」
それは分かる。
ただ、それでもメリーとその子どもたちを助けることができなかったことは、今までの人生の中で唯一の "後悔" としか言いようがない。
助けられなかったことは、当時の自分には仕方のないことだったかもしれない。
後悔しているのは、何も行動しなかったことだ。
欲しい物を手に入れるためならば、泣きじゃくって暴れていた幼い頃の自分。
では、何故この時にそれができなかったのか…
ただ、自分を守るためだったのだろう。
もし「飼いたい」などと言って暴れようものならば、「じゃあアンタが面倒見なさい!」と言われるのがオチだ。
…と、当時は思った。
そして、それは困ると思った。
「家で猫を飼うならば、常に誰かが家に居なければいけない」と勘違いしていたのだ。
両親共働きで、自分はもう小学校に通っていたはず。
そんなことはできるはずがない。
近くに祖父母は住んでいた。
毎日祖父母宅に帰宅していたため、育ててもらっていたと言っても過言ではない。
それでも祖父母に頼む勇気もなかった。
祖父はともかく、祖母は絶対に反対だっただろう。
そして何より祖母は厳しくて怖かった。
結局、自分の利益を優先して、可愛がるだけ可愛がって捨ててしまったようなものだ。
今でもあの子たちのことを思うと苦しくなる。
自分は二度と生き物と一緒に暮らそうとは思わない。
本を読んで、動画を見て尚更強く思った。
数年前に観葉植物のシャンちゃんを家に迎えてしまったけれども、何度も枯らしたり落としてしまったり…
それも考慮すると、生き物と暮らすのはシャンちゃんで最後だ。
ちなみに、ぬいぐるみの猫ちゃんたちならたくさんいる。↓
最初は、メリーにそっくりな子を探したけれども、そんな子はいなかった。
それでも一番大きな黒猫ちゃんにメリーと名付けようと思ったけど、それもできなかった。
呼ぼうにも呼べなかったのだ。
どの子も生きてはいないかもしれないけど、自分にとっては大切な家族だ。
そして、今度こそ最後まで一緒に暮らしたいと思う。
最近、近くにペットショップができるとのニュースを見た。
どう捉えていいのか分からないけれども、動物の保護施設は沢山ある。
まだそれでも需要があるというのだろうか…
昨年行った保護猫カフェにも可愛い猫ちゃんはたくさんいた。
おそらく自分が躁状態の時でもあったからか、「いつか保護された猫ちゃんと暮らせるような人間になりたい!」…とも思ったものだ。
それでも今は違う。
猫ちゃんはもちろん、悲しい最後を迎えるペットとして生まれてきた動物たちが少しでも減ってほしいと思う。
動画の引用元さま。↓
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