『とにかく仕組み化』は悩める管理者の心に響く一冊でした〜読書感想〜

こんにちは。ほどほどです。
今回ご紹介する本は、安藤広大さんの『とにかく仕組み化』です。

とにかく仕組み化 ── 人の上に立ち続けるための思考法

表紙にも書いてありますが、この本を読むことで「人の上に立ち続けるための思考法」を身につけることができます。
ということは、新人向けというよりは管理職や、これから管理職を目指す人向けといったところでしょうか。

本書を読む前、私自身管理職を10年以上勤めてきましたが、正直なところ、組織全体の成長について考えたことがほぼなく、プレーイングマネージャー的な立ち位置にいるためか、目の前の業務に注力してしまい、細かな「仕組み」については極端に逸脱しない限りはほぼ任せっきりになっていました。
その結果、スタッフのスキルも個人でばらばらで、
「あの人がいないとわからない」とか
「私担当じゃないので」など、責任能力をもたないスタッフが増えていってしまいました。
どうしたものかと悩んでいたときに本書に出会いました。

この本を読んでみて、細かい業務でもたくさんの「仕組み」を作れそうだということがわかり、個人を責めるのではなく、仕組みを作ってそれを改善することが大切だと気づきました。
これって、当たり前のように感じますが、まだまだ私のように悩んでいる人が多いんじゃないかなと。

ただ、管理者だけが理想を言うのではなく、スタッフ側も企業理念をきちんと理解していないと組織としてはうまく機能しないんですよね。
本書で印象に残ったフレーズに

仕組みをつくり、上を目指すか、私らしさを抑え、下にとどまるか

『とにかく仕組み化』本文より引用

深い言葉だなぁと思います。
著者の安藤広大さんの書籍は他にもあり、読んでみたいと思います。