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「能力」って相手次第で変化するよね〜読書感想〜

こんにちは。ほどほどです。
今回ご紹介する本は、勅使河原真衣さんの『「能力」の生きづらさをほぐす』です。

「能力」って、パワプロみたいに可視化されていればいいんだけど、実際はそんなこともないし、仮に下の表みたいになっていて、
「私にはこんな能力があります」って入社したとしても、環境によって
「使えない」とか、逆に「優秀」という評価がされる。

https://news.livedoor.com/article/detail/8486854/より引用

要はその場の人間関係や環境でその人の「能力」って変動するよね。という話。

じゃあ「能力」って何なんだろう?
自分たちは学校教育の時点で、社会に適応するためのいろんな「能力」を学んだつもりでいる。
テストや通知表なんかはそのいい例。
私はこんなことをしてきました。という外部の人がみてわかりやすい評価。
実際、それがないと公平な評価って無理だと個人的には思っています。

私の職場の薬局でも実務実習生が来ています。評価をする側に立つと、その学生の「能力」って事前に知っておきたいと思うし、実習終了時には評価表にしたがって「客観的評価」をつけなければいけない。そうしてつけた評価が次の施設や卒業時に考慮されている。
「能力主義」という言葉があるように、この仕組みからは逃れることってできないんだな〜って評価する立場になって感じますね。

この本で書かれていることは、個人が持っている「能力」はそんなに変化しないのに、環境によって評価が大きく異なるというある種の「矛盾」を持ちながら、「能力主義」という社会の中で生きていかないといけない。ということを理解したうえで自分がどういう選択をするべきかを考えるきっかけになる一冊だと思っています。
そして、企業側もその人の「能力」を把握して、適材適所に配置しないと意味がないですよね。ピッチャーにキャッチャーをさせるようなもの。

会話形式で進んでいくのでとても読みやすいです。
他の著書でも「能力」について触れているので、興味がある人は読んでみることをおすすめします。


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