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【三法印とは?】
【三法印とは?】
三法印(さんぼういん)とは、
仏教の思想を特徴づける三つの根本的な教義です。
① 諸行無常(万物は流転するものであり、永久に変わらないというものは世の中に一つも無いこと)
② 諸法無我(いかなる存在も永遠不変の実体を有しないということ)
③ 涅槃寂静(煩悩を断じた悟りの世界は、心の静まった安らぎの境地であるということ)
の三つです。
③の『涅槃寂静』について、
『〈仏教を学ぶ〉ブッダの教えがわかる本』(著者 服部祖承 大法輪閣)
の中に、こう書いてあります。
「人間は、多くの苦しみや悩みを持っています。
そして、できることなら、
この苦しみや悩みから抜け出て、
安らかな憂いのない心持ちになりたいと願っています。
人間には、多くの煩悩があります。
たとえば、
貪(むさぼ)りや瞋(いか)り、愚かさなど、
『百八の煩悩』
『八万四千の煩悩』
があるといわれています。
これらの煩悩や束縛から脱して、
俗世間の憂いのない安らかな心境に到達することが、
涅槃寂静なのです。
私たちが、
現実の苦を感ずることは、
同時に苦のない理想を意識しているからです。
仏教では、
最後の理想として、
この涅槃寂静が説かれているのです。
仏教では、
苦を強調しています。
今までの、
諸行無常や、
諸法無我、
一切皆苦などでおわかりのように。
しかし、
仏教は、決して、
悲観的な厭世主義ではありません。
私たちの住む世界には、
善より悪が多く、
また快より苦のほうが多いといえるでしょう。
しかし、
だからといって、
生きるに値しないという考え方ではありません。
苦を強調するのは、
仏教が苦を出発点として、
最後に、
浄楽の涅槃に達することを理想としているからです。
(中略)
凡夫としての一切の誤った考えや誤った生活態度を離れ、
正しい世界観、
人生観に立ち、
理想的な生活態度が自然にできるようになれば、
それが『悟り』であり、
涅槃の境地であるといわれます。
そこでは、
迷いの状態を、
全く脱して、
その全生活が苦悩のない寂静安穏の浄福の状態となるのです。
これが、
仏教の理想なのです。」(76頁〜77頁頁)
仏法を学び、
仏道を実践する。
菩薩行を実践し、
菩薩道を歩む。
行こう
行こう
覚者の国へ
悟りを開いて
皆んなで一緒に行こう
悟りあれ
幸いあれ
(推薦図書)
『〈仏教を学ぶ〉ブッダの教えがわかる本』
(著者 服部祖承 大法輪閣)
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