#1337 『21世紀の資本』をタイパ重視で学ぶ
分厚い本を借りた。トマ・ピケティ著『21世紀の資本』
700ページもある鈍器本。自分ではまず買わない(買えない)。10年前のベストセラーだそう。
タイトルからマルクスの『資本論』を想像してしまうが、資本主義を否定しているわけではない。民主主義の下の統制された資本主義を提唱している(らしい)。
「らしい」、と書いたのは実際に読んでいないから。エッセンスだけを抜き取るタイパ重視の学び方を選んでしまった。
というのも、この本には解説本の類が数多出版されている。例えばこんなの↓ KindleUnlimitedにある。
加えて、映画化もされている。それらを観てわかったつもりになっているだけ。
この本が気になりだしたのは、図書館で目立って分厚いということもあるが、先日読んだ『ザイム真理教』の影響もある。経済のことをわかっていないと痛感したので。
加えて、KindleUnlimitedで高城剛さんの『黒本5』を読んでいたらしきりに「ピケティも言うように〜」と書かれている。なので、著者トマ・ピケティってどんな人?と気になりだしてもいた。(高城さんの黒本は陰謀論的要素も強いと感じている)
伊丹十三監督『マルサの女』という映画で、金持ちのお金の使い方を描いた場面がある。
まさに『21世紀の資本』で描かれている金持ちのお金の使い方。これが格差の基本。それをデータを使って証明している(らしい)。自分だったすぐ飲んじゃうな。
ピケティが導き出した過去300年のデータによると、経済成長率よりも金融資産の伸び率のほうが高いということが証明されている。
そりゃ汗水たらして働くより、大資本があってその運用益で暮らしたほうが儲かるって言われたら、、、。そんなことより原著読もう。
Twitterで見かけたこれ↓、社長と社員の視点の違いとして「いいね」がつきまくっている。まさにアベノミクスで企業の業績は良かったのに、給料が上がらないで格差が広がった要因の一つかもしれないな。『マルサの女』で言うと、企業や投資家のコップはどんどん大きくなって水も溜まっていく。スタッフのコップは小さいまま。働く人に還元しないと。
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