光源氏は男前?
昔々 琵琶湖のそばの石山寺を
訪れたことがある
この寺には
紫式部が『源氏物語』を書いた
と伝わる「源氏の間」がある
今をさる千年まえ
紫式部はこの部屋に七日間参籠し
昇った中秋の名月が湖面に
映える美しい光景に
人の世の栄華を思い さらに無常を
感じたのだろう
おもむくままに筆をとり
「今宵は十五夜なりけり」
と源氏物語を書きだした
さてさて、物語のヒーロー
光源氏はどれほどのセレブで
美男であったか
「掃木」の巻の「雨野の品定め」で
「女にてみたてまつらまほしう」
「女にしてみたいような」が素直な解釈
やはり 男前の光源氏