我が腰痛人生の年表
君とは長い付き合いだ。
原因はいろいろあるが、どの時代にもあの時もっとこうしていれば…という後悔がいくつもある。
もしお子さんがおられる方で、下記に該当する場合は、早めに改善してあげて欲しい。
+ 小学生時代
小学校1年生の身体測定で【側弯症(そくわんしょう)】と診断された。
手のひらを合わせ下に向けて前屈し、肩の高さが違っていると側弯症らしい。
子供の頃は骨が柔らかく成長途中なので、多少意識する程度で卒業する頃には改善されていた。ただ、姿勢は子供の頃からずっと悪かったと思う。
+ 中学生時代
あとから振り返るとここが最初のターニングポイントだった気がする。
この頃から足の親指の【巻爪】が悪化し、常に膿や出血がある状態だった。
爪が肉に突き刺さるため、その尖ってる先端を爪切りで切るのだが、ここで切りすぎるとさらに悪化してしまう。
私の爪は元々手も足もカーブが強いが、爪の切り方でも巻爪になるので注意が必要だ。
親指の痛みをかばうため、外側(小指側)に重心をかけて歩くようになり、左右で痛みの差がある場合は、片足を引きずるようにして歩いていた。
最終的に病院に行き、右足は手術をして両サイドの爪をカットして縫い合わせた。
こうして、この貴重な成長期に骨盤を歪ませてしまったのが腰痛の原因となったと今は考えている。
巻爪は絶対早めの治療をおすすめする。
+ 高校生時代
もちろん今とは違って、ちょっと重たい程度ではあったが、この頃にはすでに肩こりも腰痛も自覚があった。
痛い時は自分でトントン叩いたり、マッサージ機が気持ちよく感じるレベルではあった。
ここまでずっと運動をしてきていないので、筋力不足もあるだろう。
+ 20代
ある日、腰に鋭い痛みが走った。
MRI検査の結果、20代半ばに【椎間板ヘルニア】と診断された。
ここからコルセット生活が始まったのだが、痛みにビビりすぎた私は、コルセットを外すのが怖くなり、出かける時は常にコルセットをしていた。コルセットをしていると体の安定感がえぐい。痛みも出ない。
これが良くなかった。
第二のターニングポイントと言ってもいい。
本来補助として使うべきコルセットが、完全に体の一部となり、背骨がわりになってしまった。腹筋も背筋もほぼ使わない状態が何年も続いた。
これではいけない。腹筋を鍛えなければと思った時には2年も経っていただろうか。
最初にコルセットを外して生活した日は、背骨抜かれたんじゃないかぐらいに腰が不安定で、ぐにゃぐにゃで立てない感覚だった。
+ 30代
腰痛持ちであるにも関わらず、腹筋も背筋を鍛えてこなかった私は、30代半ばで、ついに【ぎっくり腰】になった。
別名『悪魔の一撃』とも呼ばれるこの痛みは、私の人生で最大の痛みを伴い、最悪の1週間となった。
この時の激動の日々はいつか改めて書きたい。
+ そしてリラクマスターへ
こんなことはもう2度と味わいたくないと強く思い、本格的に治療を決意。
指圧、整体、整骨院、鍼灸、リフレクソロジー
台湾式、英国式、タイ古式…
ホットペッパービューティーのリラクカテゴリで片っ端からありとあらゆるマッサージを体験した。人呼んで『初来店クーポン ジプシー』
たくさんのグッズも買った。
家にマッサージ機もある。
幾人かのゴッドハンドにも出会った。
推し活以外でもっともお金を費やしてるといってもいい。
中にはものすごく効果があった施術もあったが、場所的に通えなくなってしまったり、予算の間題で完治には至らなかった。
+ 腰痛の原因
主な原因と思われるのは骨盤のゆがみ。
レントゲンを撮るたびに言われるのが
左に傾いて、反り腰で、ねじれてる
骨盤三銃士、いや三重苦。
私が死んだらぜひ骨格標本として使ってほしい。
姿勢
仕事柄、座りっぱなしの時間が多いが、まず普通の姿勢で座っていることができない。
足は当然組む。 膝を閉じて座れない。
とにかく同じ体勢でじっとしていられないので、椅子の上であぐらをかいたり、正座をしたり。
もちろん猫背。
筋力不足
痛いから余計に動かないし、血行も悪くなるし、筋肉も使わなくなる。
筋肉が凝り固まり、とにかく体の動きが硬い。
足を伸ばして座る長座ができない。
上半身と下半身の角度が90度より広いので後ろに倒れてしまう。
座椅子をイメージしてもらうとわかりやすいかも知れない。
寝相
姿勢や筋力不足と違って矯正が困難なのが寝相だ。
いくら整骨院で骨盤を調整してもらっても、数日寝たら元に戻ってしまう。
骨盤が歪んでいるので、寝やすい体勢がちょっとおかしい。
仰向けは腰が浮いてしまうので完全に寝られない。
基本横向きなのだが、上半身は横向き、下半身はうつぶせで枕の下に腕を通し、体をひねった状態じゃないと寝られなかった。
この寝方だから歪んだのか、歪んでるからこの寝方が楽なのかは、もはやわからない。
今はなんとかひねらないように横向きで寝られるようになったが、腰が辛くて寝るまでに何度も寝返りを打つ。
怠惰生活が続くと横になってる時間が増える。
↓
寝てる時間が増えると体がゆがむ。
↓
体がゆがむと動きたくないから横になる時間が増える。
負のループが過ぎるって。
+ 腰痛レベル
LEVEL 1…腰に違和感がある。長座できない
LEVEL 2…腰が重たい。鈍痛
LEVEL 3…ズキズキしてくる
LEVEL 4…ズキズキ&足がしびれてくる
LEVEL 5…痛みとしびれが増してくる
LEVEL 6…めまいがしてくる
LEVEL 7…動けなくなる
しびれ
しびれが足からつたって背中〜肩を通り越して頬まで到達したことがある。怖かった。
めまい
原因不明のめまいに悩まされていたが、病院に行って脳波の検査をしても問題は見つからない。
ぐるんぐるん世界が回って、立てなくなる程のめまい。
仕事帰り駅のベンチで動けなくなり、このままここで一晩過ごすのかと不安になりつつ、ふらふらの千鳥足で病院へ駆け込んだこともある。
のちに原因がわかったのだが、これも腰痛が原因だった。
特にそういう診断を受けたわけではないが、痛みと比例してること、骨盤調整すると改善することから、これはもう絶対そうなのだろう。
+ 腰痛との付き合い方
治療してる時間自体が好きなので、いつしか直すことよりも、うまく付き合っていくほうにシフトチェンジした。
現状の腰痛レベルも、常にLEVEL 1〜3の間で、痛みがない日はない。
今は慣れたのでLEVEL2〜3の段階で治療に行くので、しびれやめまいがおきる程には至っていない。
LEVEL1〜2の間に自分の体がどんどん歪んでいってるのがわかる。
まっすぐ立てないし、まるで錆びついたロボットのように動きもぎこちない。
簡単レベルチェックとして行なっているのが、壁に背中をピッタリつけて立つこと。
反り腰と巻き肩が悪化すると、肩腰と壁の間にすごい隙間ができ、手のひら2本余裕で入る程スッカスカ。
上でも書いたように、いくら骨盤を調整しても寝るとすぐにまた歪んでしまう。
毎日通うにはお金も時間もない。
そんなわけで、腰痛改善は完全に詰んだと思われたが、どうやら筋トレに良い効果をもたらしてくれそうだ。
毎日トレーニングを続けることで、姿勢が整い、体の動きが軽い。壁に立ってもまっすぐ立てている。
トレーニングをやらないと体がきしんでくるので動きたくなる衝動もある。
腰が痛いと全てのやる気をそぐ。
少しでも腰痛を緩和し、すぐ動ける体になることで、メンタルも整う。
腰痛こそが怠惰生活の諸悪の根源だったとやっと気づいた。
腰痛に慣れすぎて最悪な状態にさえならなければいいやと後回しにしてきたが、1番苦労しそうな腰痛に再度向き合う決意をした。
+ 腰痛を引き起こした原因 まとめ
①姿勢が悪かった
②巻き爪を放置しすぎて変な歩き癖ができた
③コルセットに頼って筋力を鍛えなかった
みんなも気をつけよう!