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今週読んだ本をランキングでどうぞ。【10/28-11/3】

ちょっとしたまえがき。

図書館は偉大だっていう話。

 僕は普段、図書館を利用している。学生であるためにお金がないのだ。大学の図書館と市内の図書館。このふたつを駆使して、読書量をキープしている。だいたいどの図書館でも、一度に借りれるのは五冊、期間は二週間だと思う。この設定が絶妙だ。毎日、少しずつ読み進めてちょうど読み終えられる。
 図書館に行くまでに次に借りる本を考える瞬間が、僕の楽しみだ。ジャンルのバランスを考えたり、いま読んでいる他の本との組み合わせを考えたり、なんだか作戦を組んでいるかのようで面白い。そして今日も、図書館のホームページをわけもなく眺めるのだ。

流行本にはご注意を。

 ノーベル賞をとったり、SNSで話題になったりすると、みんながその本を読みたがる。そうやって本が売れるわけだけど、図書館を利用する人にとっては問題だ。いつまで経っても読めないのだから。
 しかし、僕は流行になっている本というものに、あまり興味がない。昔から僕は逆張り思考をする癖があって、人とは違う道を選びたがる。そのため、みんながいま読んでいる本からは距離をとって、少し熱が冷めてから近づくのだ。そのため、僕の読んだ本も、流行の本でもなければ、最新刊でもないことが多い。その辺を理解してもらえたところで、ランキングに移ろう。

ランキングはこちらから。

第9位 : ミチオ・カク『2100年の科学ライフ』


第8位 : 原田マハ『ゴッホのあしあと 日本に憧れ続けた画家の生涯』


第7位 : 中村祥ニ『調香師の手帖 香りの世界をさぐる』


第6位 : 筒井康隆『時をかける少女 〈新装版〉』


第5位 : 原田マハ『モネのあしあと 私の印象派鑑賞術』


第4位 : ジェイソン・ヒッケル『資本主義の次に来る世界』


第3位 : 宮本常一『忘れられた日本人』


第2位 : ゲーリー・ウィルソン『インターネットポルノ中毒 やめられない脳と中毒の科学』


第1位 : 大岡昇平『野火』


来週はどんな本を読むのだろう。

自分のことは自分が。

 僕がこれからどんなものに興味を持つのか、いまの僕には分かるはずもない。「自分のことは自分が一番よく分かっている」という話があるけども、そんなはずはないと思う。自分が認知している自分なんてちっぽけだと気がついた時、自分を理解したというのだろう。
 ちょうど今から三年前、僕はビジネス本ばかり読んでいた。いわゆる意識高い系ってやつだ。金儲けが全てだと考えていたし、将来は起業しようとか本気で考えていた。それが今では文学に夢中だ。人生何が起こるかわからない。だからこそ、新たな自分を許すことが大事なんだろう。

本を読みたい、書いてみたい。

 なんだか急にポエムみたいになってしまった。本題に戻ろう。来週はどんな本を読むのだろうか。最近の僕は小説にハマっていて、なんとなく純文学の方が好きなんじゃないかと感じ始めている。
 僕は小説を書いてみたいという願望も持っていて、そちらの方はなぜか大衆文学の方が興味がある。要は読者を楽しませたいということだ。ディズニーランドに行くのは好きではないけれど、ディズニーランドに遊びに来ている人を楽しませるのには興味がある。そんな感じだ。どんな小説を書こうか。考えるだけで、ワクワクしてきた。

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