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Tada.
2024年12月7日 17:20
アマゾンプライムで映画の「CIVIL WAR」が公開されたので、さっそく視聴。一度は観たいと思っていた映画。映画館にいつか行こうと思っていたのだが、予想外に早く自宅でも観られるようになった。想像していたほどには面白くなかったが、それでも一見の価値がある。映画の評価云々もそうだが、そもそもアメリカが内戦状態になりアメリカ人同士が殺し合うというこういう映画を作れてしまう、というところにアメリカの懐
2024年11月6日 00:40
細かい内容は忘れてしまったが、そこに漂う空気感だけは覚えている、という小説がある。イタリア人の作家、アントニオ・タブッキがポルトガル語で書いた小説『レクイエム』も、そんな小説のひとつだ。フランス語の参考書で有名な白水社が出している白水Uブックスの、「海外小説の誘惑」シリーズの一冊として出版された本書は、現実と幻想の境目がゆらめく南欧独特の白昼夢を呼び起こしてくれる。七月の昼下がり、一人の男
2024年11月2日 01:21
なぜだかいつも、ベッドの枕元に置いてある本がある。それがこの本、『色川武大・阿佐田哲也 ベスト・エッセイ』。純文学作家であると同時に、阿佐田哲也の異名で『麻雀放浪記』などを執筆するプロの雀士、色川武大のエッセイを集めた一冊。色川武大を知ったのは、小学生だったか、中高生だったか、いずれにせよ学生時代に読んだ国語の教科書の中でだったと思う。突如として眠りに落ちてしまうナルコレプシーという病にかかっ