共役リノール酸
共役リノール酸とは不飽和脂肪酸のひとつで、体の各組織に栄養を与え元気にする働きがあります。脂肪を分解してエネルギーへ変える酵素に働きかけたり、栄養を筋肉細胞に送り代謝を活発に促します。代謝を高め、脂肪を燃焼しやすい体づくりを助けてくれる大切な成分です。
共役リノール酸は、植物油に含まれるリノール酸とは違って乳製品に多く含まれる脂肪分です。体内でつくられることはほとんどなく、食事から摂取することも難しいため、サプリメントなどで補うことが必要です。
共役リノール酸は、脂肪細胞や筋肉において脂肪燃焼効果があることがヒト臨床試験によって確認されており、研究成果は 「American Journal of Clinical Nutrition」誌、2004年6月号に掲載されました。
現在も国内外で共役リノール酸の働きは注目されており、研究開発が続けられています。
共役リノール酸は、体内でほとんどつくられないため、食事からの摂取が必要不可欠です。国や食習慣により共役リノール酸の摂取量には大きな差があります。共役リノール酸は牛乳、チーズ、バターなどの乳製品、牛肉、鶏肉、卵などに含まれています。また沖縄名産のニガウリ(ゴーヤ)にも含まれていることがわかりました。調理油では、オリーブオイル、菜種油(キャノーラ油)、大豆油、紅花油などにも含まれています。しかし、ほとんどの食品にごくわずかしか含まれておらず、通常の食事から摂ることは大変難しいため、サプリメントでの摂取が効率的です。