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鈍足の全力疾走

幼少期、僕は肥満体型だった。
だからなのか、小学3年生から卒業までの4年間、仕方なく陸上部に入っていた。
なぜ入ることになったのか覚えていない。

徒競走では勝てた試しが無い僕だから、もちろん長距離走専門で。
ダイエット〜?と揶揄われながら。

残念ながら、その4年間で痩せはしなかったが、根性は身に付いたかもしれない。
もしくは、実は持っていた根性をたまたま発揮しただけかもしれない。
あと、中学生になって身長が伸びてから痩せたけれども、痩せたからと言って俊足にはならなかったから、そもそもの特性かもしれない。

はっきりしたのは、鈍足は鈍足で捨てたものではないということ。
特に体育の授業や運動会では足の速い人が市民権を得ていくが、そこの評価からは既に降りている僕にとって、からかい以外の痛手など何も無かった。
「持久力」という言葉がこの世にあって良かったと思う。
陸上部の先生は僕の根性は褒めてくれていたし、そこで腐らなくて良かったと感謝している。

逆に言えば、「我慢できちゃう」自分がいるということが課題でもある。
辛いのに我慢する癖が、走る以外にも発揮されてしまってた。ギャ。

これは課題だなーって20年経った今、やっとこさ分かった、というここ最近。

課題も持久力あるわ〜

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