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InBodyを測る意味

「体重が増えた…」「体重が減った!」と一喜一憂している方には是非とも最後まで読んで頂けたらと思います。

 ダイエットやメタボの指標として一般的には「体重」をはじめ「BMI」「腹囲」などが使われていていますが、果たしてそれで十分なのでしょうか?そして、体重は少ないことが良いと思われがちですが、本当にそうなのでしょうか?身体はいろんな成分で構成されていて、減らすべきものと、減らしてはいけないものもあります。ダイエットを考えた時、体脂肪は減らすべきですが、筋肉は増やすべきです。つまり「体重」ではなく「体脂肪」を減らすと考える必要があります。
 では、あなたの身体にはどの程度の筋肉と体脂肪があるのでしょうか?筋肉や体脂肪など身体の組成を測ることができるのがInBody です。

InbBodyとは?

 人の身体は「体水分」「タンパク質」「ミネラル」「体脂肪」から成り立っていて、その体成分の割合の計測ができるものがInBodyです。その成分を評価することにより、タンパク質の量から筋肉量、ミネラルの量から骨量などもの指標になり、体重やBMI、体脂肪だけではわからない情報を得ることができます。詳しくはInBodyのホームページで紹介されています。

体重だけでは見えないものとは?

 例えば、見た目は細いけど、筋肉はしっかりある「細マッチョ」と呼ばれる体型を思い浮かべて下さい。スリムに見えますが、体重は見た目以上にあり、BMIは標準値、もしくはそれ以上の人もいます。つまり、細マッチョとは、見た目はスリムなのに体重は比較的重いという体型になります。その理由が筋肉は重く、脂肪は軽いと言う性質のためです。その筋肉と脂肪の重さの性質が、「アスリート型」と「隠れ肥満型」の見落としの原因になります。
 「アスリート型」は筋肉量が多いため体重は重く、BMIも大きくなり、「肥満」という評価になりますが、InBodyを計測すると筋肉と脂肪の量のバランスが算出されるので肥満という評価にはなりません。「隠れ肥満型」はこの後で。

InBodyからわかること

・「隠れ肥満」のあぶり出し
・有酸素運動 or 筋トレ
・身体のどこを鍛えるべきか

「隠れ肥満」のあぶり出し

 「隠れ肥満型」は体重は軽く、BMIが低値のため痩せていると判断されます。しかし、筋肉量が少なく、脂肪の割合が多いという体質のため体脂肪率は低くありません。筋肉量が少ないので代謝が悪く、今現在の体重は軽く痩せているのですが、太りやすい身体という認識をしなければなりません。食事制限のみで体重維持をしている人に比較的多く見かけられます。隠れ肥満型の体型の人は早い段階で筋トレを導入して、少しだけでも筋肉量を増やしておくと体型維持がしやすくなるでしょう。

有酸素運動 or 筋トレ

 ダイエットをする時に「有酸素運動をすべき説」と「筋トレをすべき説」があります。共に大切なエクササイズなのですが、今自分の身体の組成からどちらの方が重要かということがInBodyの結果からわかります。筋肉量がある程度ある人は有酸素運動から始めても良いでしょう。逆に筋肉量が少ない人は筋トレから始めて筋肉量を少し増やすことから始めることをお勧めします。

こちらでもう少し詳しく書いています↓↓↓

身体のどこを鍛えるべきか

 InBodyでは体幹、四肢の5箇所の部位別の筋肉量と脂肪量が計測されます。なので、どの部位の筋肉が不足しているか、どの部位の脂肪が多いのかを把握することができて、自分自身の身体の弱点を見つけることができます。体幹と四肢のバランスや、左右のバランスなどを把握することにより、今鍛えるべき場所が把握でき、身体のバランスを整える健康的なエクササイズができるようになります。しかし、あくまでも目安なので詳しくは専門家に評価してもらうことをお勧めします。

最後に

 世の中には様々なエクササイズの方法が出回っており、何をすべきか困惑している人も少なくないでしょう。まずは自分の身体のの状態を知ることが、その困惑から抜け出す第一歩になります。InBodyを測って、自分の課題を見つめ直してみませんか?自分自身にフィットしたエクササイズが見えてきます。

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