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体幹トレーニング

「体幹」=「腹筋」とイメージする人が多いと思うのですが、体幹とは全身の頭と腕と脚を除いた場所、つまり胴体全部のことを指します。ひと昔前の体幹トレーニングというと、仰向けに寝た状態から頭を挙げる腹筋や、うつ伏せから背中を反らす背筋など、アウターマッスルを鍛える筋トレがほとんどでしたが、最近は「コア」や「丹田」とも呼ばれるインナーマッスルを鍛えるトレーニングも多く露出してきており、多様化してきています。
 体幹トレーニングは、インナーマッスルとアウターマッスルの両方をバランス良く機能させ身体の「幹」を安定させる事が重要で、特に弱りやすいインナーマッスルのトレーニングをする事が大切になります。

体幹トレーニングをする3つのメリット

①姿勢が良くなる
②パフォーマンスが上がる
③肩こりや腰痛が軽くなる

①姿勢が良くなる

 体幹の力がない人、もしくは力があっても上手く機能させられていない人は、良い姿勢が保てません。例えば、お腹のインナーマッスルが機能させられないと腹圧が保てず、お腹を潰した「ねこ背」や、腰を過度に反らせる「反り腰」とよばれる姿勢になってしまいます。このような人には腹圧を鍛える体幹トレーニングをすることにより姿勢改善が見込まれます。

②パフォーマンスが上がる

 アスリートが体幹トレーニングを取り入れてから、パフォーマンスが上がったという話を耳にします。これは身体の幹となる体幹が安定し、身体の末端の腕や脚や頭を素早く、力強く動かせるようになるからです。アスリートはその水準が高いものの、一般人の日常生活場面でも同じで、アスリートの「高く跳ぶ」は「階段を軽く登る」、「速い球を投げる」は「高い所の物を取る」というように置き換えられます。

③肩こりや腰痛が軽くなる

 人は日常生活、仕事、趣味で手や足を酷使します。その手に力を込める時、その付け根の肩甲骨周りの体幹筋が上手く効かないと、肩から首筋の筋肉が緊張し、肩こりが起こります。足が床を蹴る力を上手く上半身に伝えるのが腰やお腹の役割で、そこの体幹筋が上手く機能しないと腰の筋肉に過度な負荷がかかり、腰痛が起こります。体幹トレーニングはこの過度な負荷を除くために必要不可欠なトレーニングです。

最後にひとこと

 体幹トレーニングの重要性や必要性が少しでも伝わったら幸いです。筋トレで四肢を鍛える時も体幹の機能が備わってこそになります。
 今トレーニングをしている人も、そうでない人も体幹トレーニングを取り入れて、良い姿勢で、軽く動く、痛み知らずの身体を手に入れましょう。


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