子どもの「意見を相手に伝える力」を伸ばすちょっとした工夫について
こんにちは、旅人先生Xです。
今日は、「子どもが意見を伝えるようになるための工夫」について書いていきたいと思います。
今回もサクッと読めるように意識してみました。
サクッと目を通して、子どもとかかわる時のお役に立てていただければ嬉しいです。
目次は、以下の通りです。
①成長するにつれて意見を言いにくくなってくる?
・成長するにつれてあまり言わなくなってくる傾向がある気がする
現場で働いていて感じるのは、小学校の段階でも、学年が上がってくると意見をあまり言わなくなってくるということです。
具体的には11~12歳、小学校の高学年くらいになってくるとその傾向が強くなる気がします。
あくまで「傾向」なので、すべての子に当てはまるわけではありません。
しかし、そうした状況があるということも知っておいていただければと思います。
私の感覚と経験なので、なんとも根拠にかけるかもしれませんが、学校現場で働いている方はなんとなく同様のイメージをお持ちなのではないでしょうか。
意見を伝えられることが何より素晴らしいこととは言いません。
ですが、意見を伝えられる力を身に付けたり、磨いたりしておくことは、子どもたちのこれからに役立つことが多いのではないかなと私は思っています。
そのため、学校生活の中で意見を伝えられる力を磨いたり、選択肢を増やしたりすることができたらいいなと考えています。
・心理的安全性を感じていても…
この集団の中では安心して過ごすことができる。
みんなが自分を応援してくれている。
そんな風に子どもが感じていたとしても、なかなか意見を伝える気になれないということは実際にあると現場で子どもたちをみていて思います。
※もしも、心理的安全性を感じられないとしたら、まずはそこからスタートしていく必要があるかもしれません。
何が原因の1つなのかなぁと思って、子どもたちに、「ぶっちゃけどうなの?」的なことを聞いてみたことがあります。
そこから、「間違えちゃうことや失敗したと感じることへの嫌悪がある」ということが分かりました。
そんな気持ちが子どもたちの胸の内にはあるようです。
聞いてみて「なるほど、確かにな」と思いました。
失敗を進んでしたり、やったれーみたいに突っ込んだりするのって抵抗ありますよね。
当然と言えば、当然のことでした。
そのことをどう乗り越えていけばいいか、子どもたちと話しながら考えたことを次に書いていきたいと思います。
②意見を伝える力を伸ばす2つの工夫
工夫1⃣一人で無理なら、友達と励まし合う
1つ目の工夫は、友達と励まし合うということです。
なんだよ。
そんなことかよ。
そんな風に思われるかもしれませんが、子どもたちにとって友達の助力というのは大人が想像している以上に心強いもののようです。
実際、励ましあって、一皮むけたという子は多くいます。
むしろ、こういう場合、一皮むけるきっかけに友達が関わっていないということの方が少ないかもしれません。
「友達とこんな風に励まし合ってみたら?」という一言で、グッと変わる可能性が出てきます。
ぜひ、このフレーズを実態に合わせて使ってみてはいかがでしょうか。
工夫2⃣人の意見を言うようにする
2つ目の工夫は、人の意見を言ってみるということです。
これは、励まし合うと若干似ているところがあります。
イメージは、人に意見を言ってもらうのお互い様バージョンです。
Aさんの意見をBさんが言って、Bさんの意見をAさんが言うという感じですね。
これは、お互いの了承があってはじめてできることです。
心理的安全性が確保されていて、互いの了承がとれれば、成長のきっかけになるなと感じています。
一見、「自分のじゃないから安心みたいな感じで、ちょっとズルいんじゃない?」と思うかもしれません。
最初、子どもからこの作戦を聞いたときに私もそう思って子どもに行ってみました。
すると子どもからは、
という声が挙がりました。
「なんか、変な風に考えてごめんなさい。」と私は思い、誤りました。
全員がさきほどのように感じるわけではないかもしれません。
ですが、そうすることで、
と私は思いました。
今回紹介した工夫は2つだけですが、こうしたちょっとした工夫をいくつもしたり、繰り返したりすることで、子どもたちの力はきっと少しずつ積み重ねられていくのではないでしょうか。
ぜひ、今回のちょっとした工夫、子どもと関わる際に役立ててもらえたら嬉しいです。
今回は、以上になります。
お読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです。
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