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「やってみたらできるようになった!」という経験を子どもが認知できるようにするには?

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こんにちは、旅人先生Xです。

今日は「子どもにしてもらいたい振り返り」について、書いていきたいと思います。

ぜひ、ゆっくりと目を通していっていただければ幸いです。


目次は、以下の通りです。


・やってみたらできるようになったという経験

今までの記事でも何度か扱っていますが、「できなかったことを何度もやってみたらできるようになった」という経験を積み重ねていくことは、とても大切だと私は考えています。

粘り強く取り組む力や壁に立ち向かったり、乗り越えたりする力は、教科の勉強だけに留まらず、様々なことに生かしていくことができるからです。


学校や授業という場できっかけを与えられていたとしても、そこで培った経験は全くの無駄にはならないはずです。

むしろ、自分で「これをやってみよう」ときっかけを得た時に役立つのではないかとさえ思います。


やってみたらできるようになった。
少しは前進することができた。

こうした経験を積んでいくことは、子どもたちのこれからにつながる力を伸ばしていくこととも言えそうです。



・経験を子どもが認知できるようにするために…

学校現場で働いていて思うのは、子どもたちはできないことに取り組んだ結果、できるようになったという経験を意外と認知していないということです。

私が子どもたちに聞いた感じですとやってみたらできるようになった時の体験を忘れてしまったり、覚えているけどなかなか引き出せなかったりするようです。


せっかくの頑張りと経験ですから、ぜひ生かしてもらいたいところです。

そして、その生かしていく力こそ、磨いていってほしいものでもあります。


では、どうするか。

私は、声掛けをすることと子供が自身の活動を振り返ることの2つに力を入れていくのが良いのかなと考えています。

どちらもとてもシンプルなことです。

実際にやっていると、後者の子供が行う振り返りは特に効果的だと感じています。

ちょっと詳しく書いてみたいと思います。



・子供が自身の活動を振り返る

子供が自身の活動を振り返る目的は、経験を認知するためです。

ざっくりいうと

何がわかるようになったかをわかるようにする。
どうしたらどうなったかを自分で知る。

という状態を目指すということです。


例えば、一年生の朝顔の観察。

学校で、朝顔の観察をしたら、朝顔の成長の様子や朝顔の特徴がわかるようになります。

そこで、子ども自身が「自分は今日、朝顔のことに詳しくなったよ」と表現できるようにしたいのです。

そのため、子どもに「今日はどんなことがわかるようになったのかな?」と問いかけてあげるとそのきっかけを作ることができると思います。


先ほど力を入れる要素として、声掛けを挙げたのは、子どもが自分の変容を振り返りやすくするためです。

朝顔の例でしたら、「どうしてわかったのかな?」といった追加の問いかけをしてあげるとさらに自分の変容やその理由を考える手だすけができるのではないでしょうか。


このように、子どもが自身の活動を振り返るきっかけや機会を設けていくと「やってみたらできるようになった。」「取り組んでみて、少しは前進することができた。」といった経験を自分で認知する力が増していきます。

こうした経験を繰り返し積んでいくことで、子どもたちの「経験を自分で認知する力」が培われ、彼らのこれからにつながっていくのではないかなと思います。


ぜひ、子どもたちに関わる機会があったら、「今日はどんなことがわかるようになったの?」といった類の質問をしてみてください。

きっと経験を自分で認知する力を培う振り返りのきっかけになると思います!



今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございます😊

ではまた、次の記事でお会いしましょう。

みなさま、皆様、良い一日をお過ごしください。


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