見出し画像

「お坊さんあるあるin築地本願寺」2024夏バージョンを公開!

今年もこの季節がやってきた! 8月といえばお盆。お盆といえばお坊さん! ネット上で毎年話題になる「お坊さんあるある」。そこで今年は、築地本願寺で働くお坊さんならではの「お坊さんあるある」調査をしてみました。

■最近は朝ごはんで有名だが、意外とお坊さんたちは食べたことがない

最近、雑誌やテレビなどメディアでよく取り上げられるのが、『築地本願寺カフェ Tsumugi』。その中でも1番有名なのが「18品の朝ごはん」です。とてもおいしそうなのですが、人気すぎて開店前から行列ができています。築地本願寺職員は、朝は並ぼうものなら、気づけば就業時間になってしまうため、実は食べたことがない職員が多いです。いつか食べてみたい……と思う職員が多数です!

■お寺が映画やドラマの撮影で使われがちなので、かなりの頻度で芸能人に会える


築地本願寺といえば伊東忠太がデザインした、お寺には見えない建物が有名です。外観はもちろんですが、重要文化財にも指定されている建物の中には和とも洋とも言い難い魅力的なスポットですが、映画やドラマの撮影地として使われることが度々あります。

そのため、憧れの芸能人の方に会えることもたびたびあります。

内容は様々ですが、撮影地として一番多いのは政治関係や裁判所に見える廊下かもしれません。

■8月は太鼓の音が聞こえるため、仕事が手につかない

築地本願寺の8月といえば、『納涼盆踊り大会』。大会に必要不可欠なのが、「和太鼓」です。4日間17時から鳴る太鼓の音に盆踊りの気配を感じ、17時以降は仕事を忘れ、みんなが盆踊りモードに突入します。普段法衣を着ている僧侶も浴衣を着て、盆踊りを楽しんでいます。夏を感じられる一番の行事です。

■築地本願寺職員、盆踊りは踊らない

 盆踊り開催中、築地本願寺職員は、盆踊りを踊ることはあまりしません。お茶の配布やゴミ捨て担当、警備などを担当しているからです。盆踊りを皆さんに楽しんでいただけてたら嬉しいな・・・。

■トイレの入り口に謎のフックがついている

 築地本願寺のトイレに入ったら、ちょっと入口を見てみてください。おそらく、洋服掛けのような突起が見つかるはず。一瞬「なんのため?」と不思議に思いますが、実はこれは僧侶がトイレに行く際に布袍や黒衣を脱いでかけるためにある「法衣かけ」です。築地本願寺だけではなく、いろんなお寺で見つかるはずなので、ぜひ探してみてくださいね!

■「事務所」じゃなくて「『寺』務所」と呼ぶ

一般の企業さんだと、事務作業を行う場所は「事務所」と呼ばれます。でも、築地本願寺をはじめとするお寺では、お寺を運営する上で必要な作業を行う場所を「寺務所」と呼びます。

ちなみに、築地本願寺の寺務所は、自分の好きな席に座れるフリーアドレス制を導入しているので、そのあたりもお寺としては珍しいかもしれません。

そのほかのあるあるネタはこちらから!