【読書】永井均『<子ども>のための哲学』
「複数の脱人格的自我のうちどれが自分の自我か?ということは、単にそれが<ぼく>であるという事実によってのみ決定する」
……なるほど。
それで、脱人格的自我という仮定は、固有の記憶からも解放されていると理解して良いのかな。けど、過去との連続性なしに<ぼく>は<ぼく>を特定できるだろうか。記憶と自我は不可分であるような気が直感的にはするのだけど。だとすると"脱人格的自我"というのは想定可能と言えるの?……
永井均さんの本はとても面白い。
だけど、読んでるといろいろと愚にもつ