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本を読まない人に読ませてしまう本が、noteに活かせそう。
哲学本とか、手に取らないのに、フラフラと手に取ってしまって、楽しく最後まで読んでしまった(!!)
め〜ちゃくちゃ、読みやすい哲学本。
読まない人に、読ませてしまう工夫がつめこまれています。
それが、こちらの本です。
『自分とか、ないから。』
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/153322614/picture_pc_8454dec1e02af7d4bf2f2da12cddd749.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/153322622/picture_pc_642ca7c0431f9cb632b1ff4fd29cb25c.jpg?width=1200)
「本当の自分」とか、
どうでもよくなった話。
本を読んでいるという感覚がありません。
友達と、雑談をしている。
という感覚がピッタリです。
硬い言葉は頭が受け付けない。
文字を目で追うのもダルい。
そんな状態でも、
読める行間と、文字のデカさ。
調べなくても補足されてる写真とイラスト。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/153323458/picture_pc_31a0a17e1b7f7983c0f6bf14e2685a86.png?width=1200)
これは、読める!
読めるぞ!
(早速真似してみました)😅
よく分からないことを、いかに読みやすくするか。この本から、伝わってきます。noteを書く時に活かせそう……!
【はじめに】本音を曝け出す
【はじめに】を読んだ時点で、一気に著者のことが気になり、本の内容に引き込まれます。
32歳。無職になり、離婚して、実家のふとんに一生入ってる。
人生のピークは18歳。
東大に合格した時である。
(略)
ふとんから出られない。
「なんかめちゃくちゃ虚しい」
というだけの理由で。
「働く意味が」わからなくなった。
「売上」「お金」「成功」
ほしいはずなのに、ほしくない。
がんばりたいはずなのに、がんばれない。
まず、自己啓発本を読んだ。
うそ。
読めなかった。
「好きなことをみつけよう」
「強みをいかそう」
「成功しよう」
ぜんぶ、生理的にむりになっていた。
(略)
「本当の自分ってなんだろう」
日本社会で、これ口に出したら、超バカにされる。みんな気になるくせに!
でも、自分探しの本場、インドはちがう。
何千年も、今、この瞬間も「本当の自分探し」をしている哲学者たちが何億人もいる。
ありました、「答え」。
無職だろうが、離婚してようが、ふとんにいようが、楽になる、ヤバい哲学。
東洋哲学は劇薬である。
はい、読みます、読みます🙌
【はじめに】の自分語りで、本音を出し切るの、大事ですね。まるで、著者の友人にでもなった気持ちで読み始めてしまいました。
【たとえ話】に「わかりみ」ありすぎる!
この著者のたとえ話が、映像として思い浮かべられるので、次から次に読んでしまいます。
ぼくの家はゴミ屋敷なので、すぐモノがなくなる。サッカーの試合が見たいのに、リモコンが見つからない。結局見つからず、試合が終わってしまった。
翌日気づいた。そもそもおれ、テレビを持ってなかった。ホラーである。仕事がきつくて頭がおかしくなってた。探していたリモコンは、そもそも存在しなかった。
「ない」ものを探すことは、完全にムダで、おそろしい苦しみだった。
「自分」がない、のだとしたら、「自分探し」はそりゃ苦しいはずである。
【ブッダの哲学】P34
誰もがやったことのある、「モノを探す行為」から、「見つからない」苦しみをスッと想像できてしまいます。
【先に】ツッコんで安心させる
言い切ったあとに、読者から出そうなツッコミを、自分でしていくスタイル。
この写真を見てほしい。
「カレーが食いたい」と思わなかっただろうか?(おもったことにしてよ)
カレーが食いたいって思考するぞ!とおもって、「カレー食いたい」とはならないでしょ。(いたらなんかごめん)
こちらが疑問に思うより先にツッコんでくれているから(まぁ……そこの所、分かって言ってるならいいか)と、安心して先に読み進められる効果がある気がします。
少しでも(ん?)と思うと、話が入って来にくくなるので、これは使ってみたいなと思いました。
【視覚に訴える】イラストと写真はあればあるだけいい
182枚。
こんなに挿絵がある本、見たことない!というくらい、1ページに1枚あるんじゃないかと思わせるほどイラストと写真、図が出てきます。
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いや、そこ、いる??と思う部分にまでデカデカと。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/153472060/picture_pc_70384484307c7284e25f6d6bc901b876.png?width=1200)
しかし、このイラストがあるおかげで、
勢いで読めちゃうんです。宗教の話でも離脱することなく。
想像できない?しなくていいよ。絵で入れとくから!って、声が聞こえてきそう。
【note】は人生を変えるおそるべきツールかも
著者のプロフィールを読むと、noteの記事がきっかけに出版できたとのこと。
note……おそるべし。
本、むかしから、書いてみたかった。
会社員がんばって、起業して、成功して、本かく。的な。
でも、逆だった。
会社員でつまづいて、その後ぜんぶでつまづいて、本かくことになった。
この未来をむかしの自分がしったら、死ぬほどビックリすると思う。
「ダメなやつほど救われる」
めっちゃ不思議な哲学。なむあみだぶつ!
【親鸞の哲学】p272より
早速検索してみる🔍
コチラの記事のようです。
さいごに。
この本の出版社であるサンクチュアリ出版さんは、“本を読まない人のための出版社”を目指しているとのこと。
ふだんあまり本を読まない人にも、読む楽しさを忘れちゃった人たちにも、「宝物になるような本」を、「人生を変えてしまうほどのすごい衝撃を与える本」を、工夫しながら作っているそうです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/153325675/picture_pc_75853e1d5bb5b8c44bf2ae6d503cd8ed.jpg?width=1200)
ファンになっちゃう!
好奇心を持ったことを集めたマガジンです。
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