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日記

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#映画

ビデオは心の網膜

ビデオは心の網膜

 デヴィッド・クローネンバーグのビデオドロームを観てきた。
結論から言うと、こいつがとんでもないカルト映画で、内容は意味不明。鑑賞後、僕以外に唯一いた映画マニアそうな客と「意味わかりました?てゆーか、デボラ・ハリーがエロかったスネ」と話すぐらいには意味不明だった。何なんだろうあの映画。しかしながら、闇雲に意味不明だ意味不明だと喚いても仕方がないので、以下、思考垂れ流しの所感。
 ビデオドロームで扱

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エイリアンの話をさせてくれ2

エイリアンの話をさせてくれ2

 エイリアンの話をさせてくれ。そう、リドリー・スコットが作ったエイリアンのだ。SFのエポックメーキングとなり、今も多くの人に愛されるエイリアンはマジにすげーんだよ。
 そもそもとして、エイリアンという言葉にキャラクター性を付与させたことがすごい。エイリアンと聞いて本来の異星人の意味を頭に思い浮かべるだろうか。蛸みたいな足が何本もあるやつ(ウェルズみたいなやつ)を思い浮かべるだろうか。きっと反射的に

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エイリアンの話をさせてくれ1

エイリアンの話をさせてくれ1

 エイリアンの話がしたい。エイリアン。年に何回かエイリアンの話題にぶつかりにいき勝手に触発されては「自分、エイリアン好きなんすよ!」と鼻息が荒くなる。そう、今がそのタイミング。エイリアンって最高だよなぁ!!
 そもそもエイリアンの何が好きなのって話になるんですが、H・R・ギーガーのバイオでインダストリアルなデザインはもちろん好き。だけど、メインで好きな部分はそこではなく、エイリアンという舞台が好き

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映画の解剖

映画の解剖

 押井守の話をします。なぜなら「映画の正体 続編の法則」を読み終えたから。この本は、続編・シリーズもの・リブートといった続編映画・監督に押井守がフォーカスして解剖していくものになっています。密度が高い内容で、なにより対談形式なのでかなり読みやすい(かなり重要だと思っている)。大満足!
 押井が関わる近年の著作(対談形式含む)や過去の著作に目を通していると、アニメーションの人というイメージが腐食され

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