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夢と現実の間【倉俣史郎展】

今年の美術館始めは、砧公園にある世田谷美術館へ。

最寄りの用賀駅から徒歩20分となかなかの距離ではあるのですが、散歩がてらと歩いて向かいました。(バスは出ています!)

公園内に入ると、春の訪れが。

1月にして梅が咲いていました。
春、です!

平和な休日という感じの1枚が撮れたら、美術館に到着です。

お目当ては、倉俣史郎展。

アーティゾン美術館に学生の時に行ったのですが、そのときに見ていて「いいね」と思った椅子が倉俣史郎のデザインだったことから気になっていた展示でした。

別の美術館で見たものと、今回の展示とで、点と点が繋がる感じ。これもまた美術展の楽しみなのかなと思います。

🔼が特徴的な廊下を通って展示室に向かいます。

写真撮影がOKだったのは、最初のエリアのみでした。

ガラスが閉じ込めてあって、きらきらしているけどなんだか儚い感じもしました。

かわいい。

この椅子は「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」
1人掛けのものでした。

アーティゾン美術館で見ていたハウ・ハイ・ザ・ムーン
こちらは2人掛け
右の椅子も倉俣史郎デザイン

そもそも技術がないとこの椅子は作れないよな〜と思って見てました。椅子というと実用性でデザインしそうですが、そうではなくアートとして捉えていたんだなと思います。

今回の展示には、主にガラス作品(椅子をはじめとした家具)が多くありました。
ガラスの中面と表面で過去ー現在ー未来を想像していたとか。

個人的には、ガラス(壊れやすい、割れ物)と椅子(頑丈、実用性)といった相反するものの組み合わせはアートになるのかな、なんて考えてみたり。

解説はあるにせよ、色々とイメージを膨らませることができるのも美術展の楽しみです。

さて、小タイトルに「記憶のなかの小宇宙」とあります。
倉俣氏は、見た夢をスケッチやメモで残していたようで、それをデザインにも生かしていたのだとか。展示にはそういったスケッチが数多く展示されていました。
まさに記憶と宇宙。

現実世界で「あ、これ夢で見たことある」はよくあるのですが、スケッチやメモで残してそれをデザインに生かしていたとは。

夢も体験の1つですね。

今年もいいものをたくさん見ていこうと思います。

🔼🔼🔼

【行った場所】
世田谷美術館

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