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【開催報告|見学編】保育ソーシャルワーカーは何を見ているかー「すべての子どもが生き生きと」の実現に向けて—

前回の記事では、保育ソーシャルワーカーは何を見ているかー「すべての子どもが生き生きと」の実現に向けて—の前半部分(研修編)を簡単にご報告しました!

今回は、研修後半部分(大池けいあい保育園の見学会)の様子をお伝えします。


大池けいあい保育園の特徴

大池けいあい保育園の特徴を一部ご紹介します。

●保育室、ホール等の子どものの居住空間の天井は、すべて吸音ボード。聴覚過敏の子どもが部屋の反響音で苦しむことを減らすため。

子どもの高さに合わせてしゃがみ、部屋の静かさを感じています

●ホールの天井にはステンレスバーを設置。ターザンロープや登り棒などができる。
→握力は顎力=学力に繋がる。

●体育倉庫にはジャンプできるマット(園内に4枚)や跳び箱などが入っている。
→道具を出す・片付けはすべて園児が行う。運動会も子どもが準備をする。

●子どもの大きな動きを止めない。自分で危険を感じることができる。
大きなけがをしないために、小さなけがをする。入園の見学時に保護者に伝えている。ずっとチャレンジし続ける子を育てたい。

●昼寝がないクラスでも、しっかり休憩は取る。目を休憩させることが情緒の安定につながる。

●布おむつ保育にこだわっている。紙おむつは性能がよく、気持ち悪さを感じない。おむつ交換をしても気持ち良くならないため感謝を感じない。おむつを替えてくれる人との心地よい関係のもと、お礼が言える、優しい子に育つ。

●園内はすべて白・緑・木目調。生活の場なので、保育室内に壁面構成などの装飾はしない。(視覚過敏に配慮)

●イスは園長の設計、特注。自分の腰で支えて座る。イスの置き方で5通りに活用。使い方は様々でイスとして座ることはもちろん、ごっこ遊びの道具として使うこともある。
→積み木1個でどれだけ想像を膨らませられるか。見立て遊びが大事。

研修時には机として活躍したイス!


大池けいあい保育園では、入園のしおりや感覚統合の視点で環境整備の資料を公開しております。詳細は大池けいあい保育園のホームページでご確認ください。

参加者さまのご感想

●当たり前だと思っていた環境が違って、新鮮でとても勉強になりました。

●「安心して失敗できる毎日」子どもだけでなく保育士もチャレンジできる雰囲気を作りたいと思いました。

●園長先生の説明がとてもわかりやすく、ユニークさもありとても楽しかった。トランポリンのようなマットや思い切り体を動かせる室内環境、とてもうらやましいです。

●子どもの動きから保育計画を立てるというのが印象的でした。

今回の研修を通して、皆様からの「満足度の高い時間となった」というお言葉をいただき、弊社としましてもこのような機会を共有できたことを大変嬉しく思っております。

株式会社ソーシャルワーク福岡では、10月・11月に子ども支援者向けの研修会を企画しています。引き続き、noteで発信していきますのでどうぞお楽しみに!

辻園長先生と豊福

おまけ

今回も素敵な花道を通ることができました!

そして、花道の先の掲示板にはこんな案内が!!!

子どもとメディアの話は、以前伺ったセミナーでも力強く話していました。

この他にも、辻園長先生が大切にしている方針のひとつ、子どもの権利に関するセミナーの記事も学びがたくさん、お勧めです!

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保育ソーシャルワークについて、随時詳しい説明・導入のご相談を受け付けております。下記お問い合わせ先までお気軽にご相談ください。

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2023年3月29日西日本新聞朝刊の一面に弊社の保育ソーシャルワークの取り組みが掲載されました。ぜひ、ご覧ください!
『保育の現場にも「ソーシャルワーカー」 発達の悩み、貧困…就学前から支援』

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2023年10月18日マイナビ保育士が運営する情報サイト「ほいくらし」に保育ソーシャルワークの取り組みが掲載されました。

『保育士や保護者の「なんか気になる」を解決!子どもも大人も幸せになる保育ソーシャルワークとは?|株式会社ソーシャルワーク福岡』


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